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グラジオラスの月別の作業

グラジオラスの月別作業|三月の植え付けから秋の掘り上げ、冬の保管まで

グラジオラスの栽培イメージ

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三月から七月に植え、六月から十月に咲き、葉が枯れる十一月に掘り上げて冬は室内で保管します。月ごとの作業と株の姿をまとめます。

一年の作業カレンダー

グラジオラスの一年は、春に植えて夏に咲き、秋に掘り上げて冬は球根で室内に保管する周期です。植える時期を二週間ずつずらすと作業も分散します。関東平野部の露地を基準に、月ごとの作業と株の姿をまとめました。寒冷地は植え付けを四月下旬以降に、掘り上げを十月中に早めます。

主な作業株の姿と目安
1月球根の保管を確かめる室内で休眠
2月球根の購入、土作り店に球根が並ぶ
3月下旬から早咲きの植え付け地温15度を超えたら
4月植え付け(2週間おき)、発芽2〜3週間で芽が出る
5月植え付け、葉3〜4枚で追肥と土寄せ、支柱葉が伸びる
6月植え付けの続き、早咲きの開花、2回目の追肥花茎が上がる
7月上旬で植え付け終了、開花、切り花下から順に咲く
8月開花、水切れ注意、アザミウマ真夏の花は色が薄い
9月遅植えの開花、花がら切り秋の花は色が濃い
10月最後の開花、葉を育てる葉が黄色くなり始める
11月葉が枯れたら掘り上げ、乾燥霜で葉が枯れる
12月球根の保管、室内で休眠

春は植え付けと芽出し

二月に球根を買い、植え場所の土に苦土石灰腐葉土を混ぜて準備します。三月下旬に地温が十五度を超えたら一回目を植え、二週間おきに七月上旬まで続けます。深さ十センチ、間隔十〜十五センチが基本で、支柱を使うなら植え付けと同時に立てます。

芽は二〜三週間で出ます。一か月たっても出なければ掘って球根を確かめ、固ければ待ち、軟らかければ処分します。芽が出るまでの水は表土が乾いたら与える程度にします。

地温で植え時を判断
日中の最高気温が二十度近くになり、晩霜の心配がなくなったら植えます。関東平野部なら三月下旬が目安です。
二週間おきに分けて植える
球根を三〜四回に分け、二週間おきに植えます。植えた日と品種を名札に書いておくと開花の予定が立ちます。
一か月出なければ掘る
芽が出ない球根は掘って確かめます。固ければ埋め戻して待ち、軟らかければその場所の土を替えます。

初夏は追肥と土寄せ、支柱

葉が三〜四枚になったら一回目の追肥(育ちの途中で足す肥料)と土寄せをします。株元に五センチ土を寄せ、緩効性肥料をひとつかみ置きます。列植えならこの時期に杭と紐を張ります。

葉の間から花茎が見え始めたら二回目の追肥と土寄せをし、水を切らさないようにします。この時期の乾きは上の蕾が開かない原因になります。

時期作業見て決める目安
葉が3〜4枚1回目の追肥と土寄せ、支柱植えてから4〜5週間
葉が5〜6枚紐の2段目、水を増やす株の高さが50センチを超えたら
花茎が見えた2回目の追肥と土寄せ葉の間から花茎の先が見えたら
蕾が色づいた肥料を止め、水を毎日一番下の蕾に色が入ったら

夏から秋は開花と切り花

花は下から順に咲き上がり、一本で一〜二週間楽しめます。切り花にするなら一番下の蕾が色づいて開き始めたころに、葉を四枚以上残して切ります。葉を残さないと球根が太らず、翌年の花が消えます。

真夏の花は色が薄く、秋の花は色が濃く出ます。花が終わった花茎は根元から切り、葉は残して十月まで育てます。八月はアザミウマが花を白く傷めるので、蕾のうちから見回ります。

切り花は葉を四枚残す
一番下の蕾が開き始めたら、葉の付け根から上で花茎を切ります。葉を四枚以上残すと球根が太ります。
咲き終わった花茎を切る
全部咲き終わったら花茎を一番上の葉のすぐ上で切ります。種を付けさせると球根が太らず、翌年の花が減ります。
葉は枯れるまで残す
花後の葉が翌年の球根を作ります。黄色くなるまで日当たりで育て、水は表土が乾いたら与えます。

秋の終わりに掘り上げて保管

十月下旬から十一月、葉が黄色く枯れたら掘り上げます。霜で葉が枯れたあとでも構いませんが、土が凍る前に済ませます。掘った球根は茎を二センチ残して切り、日陰で二〜三週間乾かします。乾いたら古い球根を外し、ネットに入れて室内の涼しい場所で保管します。

関東平野部でも植えっぱなしで越冬することはありますが、冬の凍結と湿気で腐ることが多く、翌年の花が減ります。掘り上げるほうが確実です。

葉が枯れたら晴れた日に掘る
葉が黄色く枯れたら、株の周りから広く掘って球根を持ち上げます。葉が緑のうちは球根が太り切っていません。
茎を二センチ残して切る
茎と葉を球根の上二センチで切り、土を軽く落とします。水洗いはせず、日陰で二〜三週間乾かします。
古い球根を外してネットへ
乾いたら新しい球根の下に付いた古い球根を外し、ネットか紙袋に入れて品種名を付け、五〜十度の室内で保管します。

時期を外したときの直し方

植え付けが七月中旬以降にずれた、追肥を忘れた、掘り上げを忘れて霜に当てた、といったずれはよく起きます。取り返せるものと翌年に持ち越すものを分けて考えます。

花が咲かなかった年も、葉を育てて球根を掘り上げれば翌年に咲きます。焦って季節外れの作業を足すより、次の春を待つほうが確実です。

場面起きること戻し方
7月中旬以降に植えた霜までに咲き切らない咲かなくても葉を育て、11月に掘り上げる
追肥を忘れた花茎が細く上の蕾が開かない花茎が見えた時点で液肥を週1回
掘り上げを忘れて凍った球根が腐って翌春に出ない春に新しい球根を植える
切り花で葉を全部切った球根が太らず翌年咲かない翌年は葉を4枚以上残して切る

グラジオラスの栽培に一年を通して使うもの

咲かせるための買い物は、野菜とは比率が違います。窒素を効かせすぎると葉ばかり茂って花が減るので、そこを外さないものを挙げます。

  • 草花用の培養土探す言葉「草花 培養土 元肥入り」
    規格の目安
    元肥入り、14〜25L の袋。水はけを重視した配合のもの。
    数量の目安
    直径 24cm(8 号)の鉢 1 個で約 8L、65cm プランター 1 個で 12〜15L。

    野菜用の土は肥料分が多く、草花では葉ばかり伸びることがあります。袋の表示で用途を確かめます。

  • 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 草花 置き肥」
    規格の目安
    粒状で 2〜3 か月効くタイプ。リン酸の比率が高い「花用」と書かれたもの。
    数量の目安
    8 号鉢 1 個に 10〜15g(大さじ 1 強)を 2〜3 か月ごと。

    置いておくだけで少しずつ溶けるので、水やりのたびに考えなくて済みます。夏の高温期は効きが強く出るので量を控えます。

  • 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。リン酸(P)の数字が高いものが花向きです。

    つぼみが上がる時期だけ、週 1 回のペースで足します。効きが早いぶん、切れるのも早いのが液肥です。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。

    咲き終わった花を残すと種を作りに養分が回り、次の花が減ります。摘み続けられるかどうかで花期の長さが変わります。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 活力剤は肥料の代わりになりません。肥料を与えているなら急ぎません。
  • 「花用」「野菜用」で土を分けるのは、両方を育てるようになってからで十分です。

グラジオラスの長く咲かせるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はグラジオラスの育て方にまとめています。

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