育て方の場面で水やりの間隔を決める
多肉質の葉に水をためるため、他の草花と同じ感覚で毎日水をやると根が腐ります。花壇か鉢か、冬か春かで間隔が変わります。基本は「表面が乾いて二〜三日たってから」で、迷ったらやらない方が安全です。
| 場面 | 水やりの目安 | 注意 |
|---|---|---|
| 苗の冬越し (ポット、十一〜二月) | 表面が乾いて三〜四日後、午前中に | 凍る夜の前は避ける |
| 花壇に定植後 (三〜四月) | 植え付け直後のみたっぷり。以後は雨まかせ | 二週間以上晴れが続いたら |
| プランター (三〜四月) | 表面が乾いて二〜三日後にたっぷり | 受け皿の水は捨てる |
| 開花中 (四〜五月) | 表面が乾いたら株元に | 花に水をかけない |
| 梅雨から夏 | 花が終わる。水を減らす | 株が傷んだら抜く |
水は株元に、葉と花にかけない
葉の表面に細かい水滴のような粒があり、光を反射してきらきら見えます。ここに水がかかると水滴が残って腐りやすく、花に水がかかると花びらが閉じたまま傷みます。ジョウロの口を株元に近づけ、土に直接注ぎます。夕方の水やりは夜に土が湿ったままになるので、朝に与えます。
冬の間の苗は特に水を欲しがりません。多肉質の葉がしっかり張っているうちは与えず、少ししわが寄ってから与える程度で、寒さにも強くなり締まった苗に育ちます。
- 土を触って確かめる
- 表面だけでなく、指を二センチほど差し込んで乾いているか確かめます。中が湿っていれば与えません。
- 朝に株元へ
- 晴れた日の朝に、ジョウロの口を株元に近づけて注ぎます。葉の上から全体にかけるのは避けます。
- 鉢は持ち上げて重さで判断
- 水やり直後と乾いたときの重さを覚え、軽くなってからさらに一〜二日待って与えます。
- 雨の日は軒下へ
- 鉢なら雨が続く予報のときは軒下に移します。花壇は株元に砂を敷いて水はけを助けます。
肥料は少なく、花の時期に薄く
肥料が多いと葉ばかり茂り、花が減って株が蒸れます。元肥(植えるときに土に混ぜる肥料)は緩効性の粒状肥料をひとつまみ。追肥(育ちの途中で足す肥料)は、つぼみが見え始めた三月下旬から、液体肥料を表示の倍に薄めて二週間に一回程度で十分です。花が咲き続ける四月から五月も同じ間隔で続けます。
| 時期 | 肥料 | 量の目安 |
|---|---|---|
| 種まきから冬越し | 与えない | 苗を締めて育てる |
| 定植時 | 緩効性の粒状肥料 | 一株にひとつまみ |
| つぼみが見えたころ〜開花中 | 薄い液体肥料 | 表示の倍に薄めて二週間に一回 |
| 葉が黄色く柔らかくなった | 止める | 肥料過多か過湿の合図 |
花がら摘みで長く咲かせる
花は一輪が三〜五日咲き、次々と新しいつぼみが上がります。終わった花を放置すると種を作り始めて株の勢いが落ちるので、こまめに摘みます。花がらは指でつまんで軽くひねると取れます。株が広がりすぎて重なった部分は、混んだ枝を切って風を通します。
- 終わった花を摘む
- 花びらが閉じてしぼんだ花を、花茎の付け根からつまんで取ります。二〜三日おきに見回ります。
- 混んだ枝を切る
- 株が重なって下の葉が黄色くなり始めたら、重なった枝を付け根から切って風を通します。
- 倒れた枝は切り戻す
- 長く伸びて倒れた枝は半分ほど切り戻すと、脇から新しい枝が出て再び咲きます。切った枝は捨てず、湿らせた砂に挿すと根付くことがあります。
葉が黄色い、株が腐るときの原因と直し方
不調の原因はほとんどが水と肥料のやりすぎです。多肉質の葉の状態と株元の様子で判断します。葉が厚くて張りがあれば健康、柔らかく透けるようなら湿りすぎ、しわが寄っていれば乾きすぎという目安で見分けます。
| 症状 | 原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 葉が黄色く柔らかく透ける | 過湿 | 水を止めて乾かす。鉢なら軒下へ |
| 株元が黒く柔らかい | 根腐れ、株元の過湿 | 腐った部分を切る。回復しなければ抜く |
| 葉が茂るだけで花が少ない | 肥料過多か日照不足 | 肥料を止め、日なたへ |
| 葉がしわになり縮む | 乾かしすぎ | たっぷり水をやれば戻る。頻度は上げない |
| 花が開かない | 日照不足か曇り | 晴れた日の日中に開く。日なたへ移す |
リビングストンデージーは乾かしすぎで枯れることはまれで、しわが寄っても水をやれば戻ります。やりすぎで腐ると戻りません。迷ったら乾かす側に倒します。
花が終わったあとの扱い
五月下旬から六月、梅雨に入ると株が蒸れて傷み、花も終わります。一年草なので夏を越すことはなく、株が傷んだら抜いて片付けます。種を採るなら、最後の花をいくつか残して種が茶色くなるまで待ちます。種は乾燥させて封筒に入れ、秋まで冷暗所で保管します。
採った種は翌年の秋まで発芽力を保ちます。封筒に品種名と採った年を書き、湿気の少ない引き出しなどに入れておきます。混合色の種から採ると翌年は色の割合が変わることがあります。
- 梅雨前に見切りをつける
- 株の下葉が黄色くなり花が減ったら、無理に延命せず抜いて次の草花に場所を譲ります。
- 種を採るなら数輪残す
- 最後に咲いた花を数輪残し、花の下がふくらんで茶色くなったら切り取って紙の上で乾かします。
リビングストンデージーの育てている間に使うもの
草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。
咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。
- 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。
つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。
- 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
- 規格の目安
- 2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
- 数量の目安
- 8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。
水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。
- ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
- 規格の目安
- 容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。
花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。
- 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
- 活力剤は肥料の代わりになりません。
リビングストンデージーの長く咲かせるコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はリビングストンデージーの育て方にまとめています。
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