GadeninEnglishアプリを入れる
リビングストンデージーの病害虫と障害

リビングストンデージーの病害虫と障害|蒸れによる腐敗、灰色かび病、ナメクジ

リビングストンデージーの栽培イメージ

読むのに約 4

乾燥に強く過湿に弱い性質から、トラブルのほとんどは湿気に由来します。蒸れ、灰色かび病、ナメクジ、霜の傷みを扱います。

症状から原因を絞る

リビングストンデージーの不調は害虫より環境が原因のことが多く、水やりと置き場所を見直すのが先です。葉、株元、花のどこに症状があるかで大まかに切り分けます。

症状がいつから出たかと、その前に雨が続いたか水やりを増やしたかを思い出すと切り分けが楽になります。株元を触って柔らかければ湿気、葉を触って硬くしわなら乾燥という目安で判断し、迷ったら水を止めて様子を見ます。

症状考えられる原因最初の対応
株元が黒く柔らかく倒れる過湿による根腐れ、立枯れ水を止め、傷んだ株を抜く
葉や花に灰色のカビ灰色かび病傷んだ部分を取り、風通しを確保
葉や花に穴、光る筋ナメクジ夜に見回って捕まえる
新芽や花に小さな虫アブラムシ水で流すか手でつぶす
葉が透けて黒ずむ霜の害傷んだ葉を取り、霜よけ
葉が黄色く柔らかい過湿か肥料過多水と肥料を止める
葉がしわになり縮む乾かしすぎ水をやれば戻る。頻度は上げない

過湿による根腐れと立枯れ

最も多い枯れ方は、水のやりすぎや長雨で株元が腐って倒れることです。多肉質の葉に水をためているため、土が湿り続けると根が呼吸できず、株元から黒く柔らかくなります。苗の時期と、梅雨に入る五月下旬以降に特に多く出ます。

傷んだ株は早めに抜く
株元が黒くなった株は回復しません。隣の株に広がる前に抜いて、周りの土を乾かします。
水を止めて乾かす
残った株は水やりを止め、鉢なら軒下へ移して土を乾かします。表面が完全に乾いてから二〜三日後に再開します。
予防は水はけと株元の砂
軽石や川砂を混ぜた土に浅く植え、株元に砂を敷いて雨のはね返りを防ぎます。株間を空けて風を通します。

苗の時期に根元から倒れる立枯れは、種まき用土の使い回しや湿った容器で起きます。清潔な新しい土を使い、底面吸水で表面を乾かし気味にすると防げます。

灰色かび病は湿った春に

春の長雨や密植で風通しが悪いと、花がらや傷んだ葉に灰色のカビが生えて広がります。終わった花を放置していると発生源になるので、花がらをこまめに摘むことが最大の予防です。雨の続く時期は鉢を軒下へ移します。

カビの付いた部分を取る
灰色のカビが付いた花や葉を切り取り、株の周りに落ちた花がらも拾います。ごみは離れた場所に捨てます。
風通しをよくする
重なった枝を付け根から切り、株の間に風を通します。鉢は間隔を空けて置き、雨の続く時期は軒下に移して葉を濡らさないようにします。
広がるなら殺菌剤
株全体に広がりそうなときは草花用の殺菌剤を散布します。予防としては花がら摘みと軒下への避難が最も効きます。

ナメクジは夜に葉と花を食べる

多肉質の柔らかい葉と花をナメクジが好んで食べます。昼間は株元や鉢の下に隠れ、夜や雨の日に出てきて葉に穴を開け、光る筋を残します。株元に砂を敷き、鉢を地面から浮かせて置くと寄り付きにくくなります。

場面対策補足
夜に葉に穴が増える夜に懐中電灯で見回り捕まえる雨上がりの夜に多い
鉢の下や縁に隠れている鉢を持ち上げて確認、鉢を台に載せる地面に直置きしない
数が多いナメクジ用の誘引剤を株の周りに置く花や葉に直接かけない
予防株元に砂や軽石を敷く乾いた表面を嫌う

霜と寒さの傷み

苗の時期に強い霜に当たると、葉が透けて黒ずみ、ひどいと株ごと枯れます。軽い霜なら葉先が傷む程度で、春に新しい葉が出れば回復します。関東平野部では十二月から二月の霜の夜に不織布をかけるか、軒下や室内の窓辺に取り込みます。葉が赤紫に色づくのは寒さへの反応で、傷みではありません。

寒冷地では苗の冬越し自体が難しいため、春まきに切り替える方が確実です。暖地では屋外の日なたでそのまま冬を越せますが、強い寒波の予報が出た夜だけは不織布をかけておきます。

霜の予報の夜は覆う
苗のトレーやポットに不織布をかけ、朝には外して日に当てます。室内に取り込む場合も昼は外へ出します。
傷んだ葉を取る
黒ずんで柔らかくなった葉は取り除きます。株の中心が緑なら回復するので、水を控えて待ちます。
定植は霜が減ってから
二月下旬以降、霜の日が減ってから花壇に植えます。早く植えるなら霜の夜だけ不織布で守ります。

アブラムシと小さな虫

暖かくなる三月から四月、新芽やつぼみにアブラムシが付くことがあります。数が少ないうちに水で流すか指でつぶします。多ければ草花用の殺虫剤を株元寄りに散布し、開いた花に直接かからないようにします。風通しをよくし、周囲の雑草を抜いておくと発生が減ります。

見た目見分け対応
つぼみや新芽に緑や黒の小さな虫アブラムシ水で流す。多ければ草花用の殺虫剤
葉の裏に白い小さな虫が飛ぶコナジラミ黄色の粘着トラップ、葉裏に殺虫剤
葉に細かい白い点、かすれハダニ葉裏に水をかける。乾燥期に多い

リビングストンデージーの長く咲かせるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はリビングストンデージーの育て方にまとめています。

次に読む

リビングストンデージーについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる