まき時と育て方を地域と設備で決める
リビングストンデージーは秋まきが基本ですが、寒さにやや弱く、霜に何度も当たると苗が傷みます。関東平野部なら九月下旬から十月中旬にまき、苗を軒下で冬越しさせます。寒冷地は春まきにするか、室内で苗を作ります。暖地は十月いっぱいまでまけます。
| 地域 | まき時 | 冬越しの方法 |
|---|---|---|
| 関東平野部などの中間地 | 九月下旬〜十月中旬 | 軒下やフレームで霜を避ける。二月下旬に定植 |
| 暖地 | 十月上旬〜十一月上旬 | 屋外の日なたで越冬可。十一月に定植も可 |
| 寒冷地 | 三月に室内でまく、または四月に屋外 | 春まきは草丈が低く開花はやや短い |
| 室内やベランダで少量 | 九月下旬〜十月、または二月下旬に室内 | 窓辺で苗を作り、三月に外へ慣らす |
種は非常に細かく、一袋に数百粒入っています。まき過ぎて間引きに苦労するのが最初の失敗なので、砂と混ぜてまく、または種まき用の紙を使うと量を抑えられます。
種は細かいので土をかけない
種は砂粒よりも小さく、光が当たると発芽しやすい性質があります。土をかけると発芽が揃わないため、まいたあとは土をかけず、軽く押さえて種を土に密着させるだけにします。用土は市販の種まき用の細かい土で、水はけがよく清潔なものを使います。発芽温度は十五〜二十度で、十月上旬の気温がちょうど合います。
- 浅い容器に種まき用土
- 育苗箱や浅い鉢に種まき用の細かい土を入れ、底から吸わせるように水を含ませておきます。表面はならして平らにします。
- 砂と混ぜて薄くまく
- 種を小さじ一杯の乾いた砂と混ぜ、指先でつまんで表面にばらまきます。一平方センチに一〜二粒が目安です。
- 土をかけずに押さえる
- 板や手のひらで表面を軽く押さえて種を密着させます。覆土はしません。光が当たらないと発芽が遅れます。
- 霧吹きで湿らせる
- 上からジョウロで水をやると種が流れます。霧吹きで表面を湿らせるか、容器を水を張ったトレーに浸して底から吸わせます。
- 明るい日陰で発芽を待つ
- 直射日光の当たらない明るい場所に置き、表面が乾かないよう霧吹きを続けます。五〜十日で発芽します。
ポット上げと苗の育て方
本葉が四〜五枚になったら、直径七〜九センチのポットに一本ずつ植え替えます。根は細く傷みやすいので、土ごとすくって崩さずに移します。ポットの土は草花用培養土に軽石か川砂を二割混ぜ、水はけを上げます。冬の間はこのポットで育て、二月下旬から三月に花壇やプランターに定植します。
| 時期 | 作業 | 目安 |
|---|---|---|
| 本葉四〜五枚 (十一月上旬) | ポット上げ | 根を崩さず土ごと移す |
| 十一月〜二月 | 軒下で冬越し | 霜の夜は不織布か室内へ |
| 二月下旬〜三月中旬 | 定植 | 株間十五〜二十センチ |
| 三月〜四月 | 株を広げる | 水は控えめ、日なた |
発芽しない、苗が倒れるときの原因と直し方
リビングストンデージーの種まきで多い失敗は、覆土して発芽が揃わない、湿りすぎで苗が腐る、暗い場所で苗が徒長(ひょろ長く弱々しく伸びること)する、の三つです。症状を見て原因を切り分けます。
| 症状 | 原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 二週間たっても発芽しない | 覆土した、温度が低い、種が古い | まき直す。土をかけず、二十度前後の場所で |
| 発芽したが根元から倒れて腐る | 湿りすぎ、風通し不足 | 水を減らし、風の通る日なたへ |
| 苗が細長く伸びて倒れる | 光不足 | 日なたへ移す。倒れた苗は深めに植え直す |
| 葉が赤紫に変わる | 低温 | 障害ではない。暖かくなれば緑に戻る |
| 苗がまばらで少ない | まき方が薄すぎた、水で流れた | 十月中ならまき直す。以後は霧吹きで |
発芽後の管理と間引き
発芽したらすぐ日当たりのよい場所へ移します。暗いままだと苗がひょろ長く伸びて倒れ、多肉質の葉が育ちません。本葉が二〜三枚になったころ、混み合った部分を間引いて二〜三センチ間隔にします。水はやりすぎず、表面が乾いてから底面から吸わせるか、霧吹きで与えます。
- 発芽したら日なたへ
- 双葉が開いたら屋外の日なたか、日の当たる窓辺に移します。雨の当たらない場所を選びます。
- 本葉二〜三枚で間引く
- 混んでいる部分をピンセットで抜き、二〜三センチ間隔にします。抜いた苗は別の容器に植えても育ちます。
- 水は乾いてから
- 多肉質の葉を持つため過湿に弱いです。表面が乾いてから底面吸水か霧吹きで与え、常に湿った状態にしません。
春まきで育てる場合
寒冷地や、秋にまき忘れた場合は二月下旬から三月に室内でまくか、四月上旬に屋外の日なたでまきます。春まきは開花が五月下旬から六月になり、梅雨の湿気で株が傷んで花期が短くなりますが、冬越しの手間がなく、初心者にはむしろ育てやすい面があります。
- 二月下旬に室内でまく
- 窓辺の日当たりで種まきし、二十度前後を保ちます。発芽後は日に当て、三月下旬から外に出して慣らします。
- 四月に屋外で直まき
- 花壇やプランターに直接薄くまき、土をかけずに押さえます。発芽後に十五センチ間隔に間引きます。
- 梅雨前に楽しむ
- 五月下旬から六月中旬までが花の見ごろです。梅雨入り後は株が傷むので、雨の当たらない場所に移せる鉢が有利です。
種まきの手順
リビングストンデージーは、本文の時期と種袋の表示を確認してまきます。まいたら、種の大きさに合った量の土をかぶせます。
覆土して軽く押さえる(転圧という)と、種と土が密着し、水を吸いやすくなります。強く固めすぎないようにします。
リビングストンデージーの種まきでよくある質問
リビングストンデージーの種はいつまく?
リビングストンデージーは秋まきが基本ですが、寒さにやや弱く、霜に何度も当たる…。地域、品種、その年の気温で前後するため、本文の適期も確認してください。
リビングストンデージーの種はどうやってまく?
ばらまき / 直まきが目安です。種の性質に合わせた覆土と、発芽までの水分管理が大切です。
リビングストンデージーの種は何cmの深さにまく?
種の大きさや好光性・嫌光性によって異なります。本文の覆土の目安と、購入した種袋の表示を優先してください。
リビングストンデージーの種まき後は毎日水やりする?
回数ではなく土の乾き具合で判断します。発芽までは表土を乾かさず、過湿で水がたまる状態は避けます。
リビングストンデージーは何日で発芽する?
発芽日数は地温と品種で変わります。種袋の目安を確認し、適温と水分を保って待ちます。
リビングストンデージーの間引きはいつする?
葉が触れ合い始めた段階で、生育の良い株を残しながら数回に分けます。詳しい段階は本文で確認してください。
リビングストンデージーの種まきに使うもの
草花の種は野菜より小さいものが多く、覆土の厚さで発芽が決まります。光を好む種はほとんど土をかけません。
- 種まき用土探す言葉「種まき培土 細粒」
- 規格の目安
- 粒径 2〜3mm の細かいもの。肥料分の少ないもの。
- 数量の目安
- セルトレイ 128 穴 1 枚で約 2L。
粗い土だと、細かい種が粒の隙間に落ちて深く埋まってしまいます。
- 霧吹き(ハンドスプレー)探す言葉「園芸 霧吹き 大容量」
- 規格の目安
- 500ml〜1L。霧の細かいもの。
好光性の種は土をかけないので、ジョウロだと流れます。発芽まではすべて霧で与えます。
- セルトレイ・浅鉢探す言葉「セルトレイ 育苗 128穴」
- 規格の目安
- 128 穴のセルトレイか、深さ 5cm 前後の浅い育苗箱。
種が小さいほど深い容器は要りません。浅いほうが土が乾きすぎず、温度も上がりやすくなります。
- 園芸ラベル探す言葉「園芸 ラベル 差し込み」
- 規格の目安
- 差し込み式、長さ 10cm 前後。
草花は発芽まで 2 週間以上かかるものもあります。まいた日を書いておかないと、待つか諦めるかを判断できません。
- 種が大きい草花なら、ポットに直接まけばセルトレイは要りません。
- 温室やヒーターマットは、暖かい時期にまくなら要りません。
リビングストンデージーの長く咲かせるコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はリビングストンデージーの育て方にまとめています。
iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。
この記事は広告を含みます。