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ルピナスの花穂を立派に

ルピナスの花を咲かせる|太く長い花穂を立てる株づくり

ルピナスの栽培イメージ

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ルピナスの見どころは縦に伸びる花穂です。秋まきで根を張らせ、冬の低温にしっかり当て、春に光を十分に与えると穂が長くなります。

花穂の長さは冬までの根の張りで決まる

春に伸びる花穂の太さと長さは、冬を迎える時点で株がどれだけ根を張れているかでほぼ決まります。秋まきで本葉が8枚以上のしっかりしたロゼットで冬に入った株は、40〜60センチの穂を立てます。

苗の姿を見て、冬前に葉の枚数が少ないなら翌春の穂は短くなります。焦って追肥(育ちの途中で足す肥料)を足すより、来年は種まきを2週間早めるなど時期の調整で解決します。

ポット苗を買って植える場合も同じで、11月の時点で葉が広がりポットの底に白い根が見える苗ほど春の穂が長くなります。小さな苗を安く買っても、その年の穂は短いと割り切って選びます。

冬前の株の姿翌春の花穂の目安今からできること
本葉8枚以上で葉が広がる40〜60センチの太い穂そのまま霜よけだけ
本葉5〜7枚30センチ前後の穂株元にマルチをして根を守る
本葉4枚以下の小さな苗短い穂か翌年持ち越し軒下で管理し春に日をよく当てる

冬の寒さに当てないと穂が上がらない

ルピナスは一定期間の低温を経験してから花芽を作ります。暖かい室内で冬を過ごさせると春になっても葉ばかりで穂が出ません。関東の露地なら自然に足りますが、ベランダの暖かい場所や室内に取り込んだ株は注意が必要です。

目安は最低気温5度以下の日が4〜6週間ほど続くことです。霜に当たっても葉は傷みませんので、寒さから守るのは根の周りだけで十分です。

戸外で冬を越させる
鉢も露地も、屋根の下でよいので戸外に置きます。夜だけ室内へ入れる管理は低温が足りず、花芽が付かない原因になります。
強い霜の日だけ不織布
氷点下5度を下回る予報の夜だけ不織布をかけ、朝には外します。かけっぱなしにすると蒸れて葉が傷みます。
2月に株を触って確かめる
中心の芽が固く締まっていれば順調です。ふかふかして柔らかい場合は暖かすぎるか湿りすぎで、置き場を見直します。

春は日光と株間で穂を太らせる

3月に中心の葉が立ち上がり、4月に花穂が見えてきます。この時期に一日6時間以上の日光が当たるかどうかで、穂の締まり方が変わります。日が足りないと穂の花と花の間が空いてまばらな姿になります。

隣の株と葉が重なるほど込み合っているなら、この時点で一株おきに抜くのも手です。残した株の穂が太くなり、結果として見応えが増します。

鉢植えは根が張れる土の量で穂の長さが頭打ちになるので、深さ30センチ以上の鉢に一株が目安です。浅い鉢で育てているなら穂が短くても株の責任ではなく、来季は鉢の大きさから見直します。

穂が見えたら水を切らさない
穂が伸びる4月は水を欲しがります。露地でも1週間晴れが続いたら朝にたっぷりやり、鉢は乾いたら毎回鉢底から流します。
主軸の穂を先に咲かせる
中心から出る最初の穂が最も太く長くなります。脇から出る小さな穂は主軸が開き切るまで放っておき、後から順に咲かせます。
倒れそうなら早めに支える
穂が30センチを超えたら細い支柱を株から少し離して立て、麻ひもでゆるく結びます。倒れてからでは穂が曲がったまま固まります。

品種による咲き方の違い

ルピナスには大型の宿根タイプ、中型の一年草タイプ、矮性の小型タイプがあり、草丈も穂の長さも大きく違います。狭い花壇や鉢植えでは中型以下を選ぶと倒れず管理が楽です。

タイプ草丈の目安向く場面
大型の宿根系80〜120センチ広い花壇の後方、秋まき必須
中型の一年草系50〜70センチ花壇の中段、春まきも可
矮性の小型系20〜40センチ鉢植え、プランター、寄せ植え
テキサス系の青花30〜40センチ秋まきで群植、こぼれ種で増える

大型系を鉢植えにする場合は深さ30センチ以上の鉢を使い、一鉢一株にします。浅い鉢では穂が短くなります。

穂が出ない・短いときの原因と直し方

春になっても葉ばかりで穂が上がらない、または穂が10センチほどで止まる相談が多くあります。冬の温度、肥料、株の年齢のどれかが原因のことがほとんどです。

冬に暖かかったか思い出す
室内や日当たりの暖房近くで越冬させた株は花芽ができていません。今年は諦め、次の冬は戸外で寒さに当てます。
葉の大きさで肥料を疑う
葉が手のひらほど大きく濃い緑なら窒素過多です。追肥を止めて水も控えめにすると遅れて穂が出ることがあります。
春まきなら穂は短くて当然
3月にまいた株は生育日数が足りず、穂は短くなります。矮性種なら問題なく、大型種なら秋まきに切り替えます。
根詰まりは植え替えない
鉢の底から根が出て穂が細いときも、直根を傷めるため植え替えは避けます。液体肥料を薄く与えて今季を乗り切り、来季は大きい鉢に直まきします。

ルピナスの花を咲かせ続けるのに使うもの

つぼみが上がってからやることは決まっています。摘む・支える・足す、の 3 つです。

  • 液体肥料(リン酸多め)探す言葉「液体肥料 開花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。N-P-K の真ん中(P)の数字が高いもの。

    つぼみを作る時期はリン酸が要ります。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり伸びて花が上がりません。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。

    種を作らせないことが、次の花を咲かせる条件です。花の下の節まで切り戻すのが基本です。

  • 支柱(草花用)探す言葉「園芸支柱 草花 リング」
    規格の目安
    直径 8mm・長さ 90〜150cm の細い支柱か、株ごと囲むリング支柱。

    花の重みで倒れると、そこから茎が折れます。咲いてから立てるのでは間に合わないので、つぼみのうちに。

  • 誘引用の麻ひも探す言葉「麻ひも 園芸 誘引」
    規格の目安
    太さ 2mm 前後。目立たない色のもの。

    きつく縛ると茎が食い込みます。8 の字にゆるく掛けて、茎が太る余地を残します。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 開花促進剤は、肥料と日当たりが足りているなら急ぎません。
  • リング支柱がなくても、細い支柱 3 本を株の周りに立てて麻ひもで囲めば同じことができます。

ルピナスの長く咲かせるコツは作物ページに

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