GadeninEnglishアプリを入れる
マロウの花の収穫と乾燥

マロウの花の収穫と乾燥|色の変わるハーブティーにする

マロウの栽培イメージ

読むのに約 4

マロウの花は朝に摘んで手早く乾かすと、青紫の色が残ります。摘む時間と乾かし方、保存のコツをまとめました。

花を摘む時間と選び方

マロウの花は一日花で、朝に開いて夕方にはしぼみます。収穫は開いた直後の午前中が最適で、露が乾いた九時ごろから十一時ごろに摘みます。午後に摘んだ花はしぼみかけていて、乾燥しても色がくすみます。

姿摘みごろか乾燥後の色
開ききって花びらが平らいちばんよい青紫がよく残る
半開きでつぼみに近い摘んでよいやや薄いが色は残る
花びらの縁が内側に丸まる遅い灰色がかって色が出にくい
雨に当たって濡れている乾くまで待つ乾燥中に茶色に変わりやすい

摘み方と持ち帰り

花は指でつまんで軽くひねると、がくの上で外れます。がくごと摘むと乾燥に時間がかかり、色も出にくいので花びらの部分だけを取ります。摘んだ花はざるや浅いかごに重ならないように入れ、直射日光を避けて持ち帰ります。ビニール袋に入れると蒸れて一時間で変色します。

摘んだ花はざるに重ねず、一段に広げて持ち帰ります。袋に入れると自分の湿気で蒸れて、家に着くころには花びらの色が抜けています。真夏は摘み終えるまでの時間も短くし、三十分以内に日陰へ運ぶことを目安にしてください。

花びらだけをひねり取る
花の中心を親指と人さし指ではさみ、軽くひねります。がくが残るように外し、がくが付いてきたら指で取り除きます。
重ねずに運ぶ
ざるに一層に並べます。摘んだ花を積むと下の花が押しつぶされ、傷んだ部分から茶色くなります。
一時間以内に乾燥を始める
摘んだ花は時間とともに色が抜けます。持ち帰ったらすぐに乾燥の準備に移り、洗わずにそのまま干します。

色を残す乾かし方

マロウの青紫は熱と光に弱く、天日干しにすると数時間で白っぽくなります。風通しのよい日陰で、できるだけ短時間で乾かすのが原則です。梅雨時は自然乾燥が難しいので、食品乾燥機かオーブンの最低温度を使います。

乾いた目安は、花びらがぱりっと砕ける状態です。しんなり曲がるうちは水分が残っていて、保存中にカビが出ます。触って確かめ、少しでも柔らかければ半日追加します。

乾き具合は花びらを指でつまんで確かめます。パリッと音を立てて崩れるなら完成、しんなり曲がるならまだ水分が残っています。半乾きのまま瓶に入れるとカビが出るので、迷ったらもう一日置きます。

ざるに一層で日陰干し
花びらを重ならないように広げ、風の通る室内の日陰に置きます。晴れて乾燥した日なら二日から三日で乾きます。
梅雨は乾燥機で四十度
食品乾燥機を四十度に設定し、四時間から六時間乾かします。オーブンなら扉を少し開けて最低温度で様子を見ます。
砕ける固さで完成
花びらを指で押して粉のように砕けたら完成です。曲がるだけなら追加で干し、湿気の多い日は乾燥機に切り替えます。

保存と使い方

乾いた花は密閉できる瓶に入れ、乾燥剤を一つ添えて冷暗所に置きます。光に当たると色があせるので、透明の瓶なら戸棚の中にしまいます。うまく保存できれば半年ほど青紫が残り、その後は徐々に薄れていきます。

お茶にするときは、乾燥花をひとつまみ、ティーカップ一杯の熱湯に入れて三分ほど待ちます。青い液にレモン汁を数滴落とすと、ピンク色に変わります。味そのものは淡く、癖はほとんどありません。

保存した花は三か月を過ぎると青が出にくくなります。小分けにして使う分だけ開け、残りは冷蔵庫の野菜室に入れておくと、半年たっても色がはっきり残ります。乾燥剤を一緒に入れるとさらに安心です。

瓶に乾燥剤と一緒に
小さめの瓶に八分目まで入れ、食品用の乾燥剤を添えてふたをします。開け閉めのたびに湿気が入るので、小分けにします。
半年を目安に使い切る
色が薄くなっても飲めますが、青い色を楽しむなら半年以内です。日付を書いたラベルを貼っておきます。
葉も若いうちなら使える
若葉はゆでてサラダやスープに入れられます。とろみのある食感で、固くなった葉は筋が残るので春の柔らかいうちに摘みます。

色が出ないときの原因と見分け方

乾燥した花が茶色や灰色になる、お茶にしても青くならない。この二つはマロウでいちばん多い失敗です。原因はほとんどが摘む時間の遅れ、乾燥中の熱と光、乾燥の遅れの三つで、乾いた花の色と手触りで見分けられます。

見た目原因次に直すこと
全体が白っぽく色が薄い日光に当てて乾かした室内の日陰か乾燥機に切り替える
茶色く縮んでいる乾燥に日数がかかりすぎた梅雨時は乾燥機を使う
部分的に黒い斑点雨に濡れた花を干した濡れた花は摘まない
色はよいのにお茶が青くない水道水の性質、または湯が熱すぎ湯を少し冷まし、量を増やす

お茶の色は水の性質でも変わります。ミネラル分の少ない水を使うと青がはっきり出やすいです。

マロウの収穫と乾燥に使うもの

ハーブは穫るところより、乾かしてしまうところで香りが決まります。早く乾かすほど香りが残ります。

  • 収穫用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ ハーブ 収穫」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、ステンレス製。細い茎を切るので小さいもので足ります。

    手でちぎると茎が裂けて、そこから枯れ込みます。節のすぐ上で切ると、そこから新しい枝が出ます。

  • 乾燥ネット(三段)探す言葉「ハーブ 乾燥ネット 三段」
    規格の目安
    直径 45cm 前後の三段。畳めるものが置き場所を取りません。

    風の通る日陰に吊るします。直射日光に当てると、香りの成分が飛んで色も抜けます。

  • 密閉できる保存瓶探す言葉「保存瓶 密閉 スパイス」
    規格の目安
    遮光性のある瓶か、暗い場所に置ける透明瓶。100〜200ml。

    完全に乾いてから入れます。少しでも湿りが残っているとカビます。手で揉んで砕けるまでが目安です。

  • ラベル探す言葉「ラベルシール 手書き 保存瓶」
    規格の目安
    瓶に貼れるシール。品種名と乾かした日を書きます。

    乾いたハーブは見分けが付きません。日付があれば、香りが落ちる前に使い切れます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 風通しのよい日陰があるなら、乾燥ネットは無くても麻ひもで吊るせます。
  • 食品乾燥機は、量が出るようになってから考えれば十分です。

マロウの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はマロウの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

この記事は広告を含みます。

次に読む

マロウについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる