水は土の表面が乾いてから
マリーゴールドは乾燥に強く、過湿に弱い植物です。毎日決まった時間に水をやるのではなく、土の表面が白く乾いて指で触ってさらさらするころにたっぷりやります。鉢なら鉢底から流れ出るまで、露地なら植え付け後の二週間を除いて雨だけでほぼ足ります。
| 場面 | 水やりの目安 | 注意 |
|---|---|---|
| 露地・活着後 | 晴天が一週間以上続いたら | 葉が昼にしおれても夕方戻るなら不要 |
| 鉢・プランター | 表面が乾いたら底から流れるまで | 受け皿の水は捨てる |
| 真夏の鉢 | 朝に一回、夕方に葉がしおれていれば足す | 昼の水やりは根を傷める |
| 定植直後の二週間 | 二〜三日に一回 | 根が張るまでは乾かさない |
水を株の上からかけると花に水がたまって腐ります。株元の土に向けて、葉と花を濡らさないようにやります。
追肥は少なめに回数で調整
元肥だけで初夏までは十分咲きます。追肥(育ちの途中で足す肥料)が必要になるのは、花が小さくなり下葉が黄色くなり始めたころです。チッ素分の多い肥料をやると葉が茂って花が付かなくなるので、リン酸分の多い花用の肥料を薄く使います。
- 液肥なら二週間に一回
- 規定の倍率よりさらに薄めた液肥を、水やり代わりに二週間に一回与えます。濃いものを一度にやるより、薄いものを続ける方が花が途切れません。
- 粒状なら月に一回
- 緩効性の粒状肥料を株元から少し離して一つまみ置きます。株元に直接触れると根が傷むので、葉の広がりの先あたりに置きます。
- 真夏は肥料を止める
- 気温が三十度を超えて生育が鈍る時期は肥料を吸えず、根が傷みます。七月下旬から八月は追肥を止め、涼しくなってから再開します。
- 葉の色で足りているか判断
- 葉が濃い緑で株全体がこんもりしているなら肥料は足りています。葉が黄色く花が小さいなら不足、葉が黒っぽく大きく花が少ないなら過多です。
花がら摘みで咲き続けさせる
咲き終わった花を放っておくと種を作ることに養分が回り、次の花が付きにくくなります。花びらがしおれてきたら、花の付け根の膨らみごと摘み取ります。梅雨時は枯れた花が濡れて灰色かび病の入口になるので、こまめに取ることが病気予防にもなります。
- 花の下の膨らみごと取る
- 花びらだけをむしると膨らんだ部分が残って種を作ります。花の付け根の下、葉の付け根のすぐ上で茎ごと切ります。
- 晴れた日の午前に行う
- 切り口が乾きやすい晴天の午前中に行うと、切り口から病気が入りにくくなります。雨の日や夕方は避けます。
- 摘んだ花は株元に残さない
- 落ちた花がらは腐ってナメクジや病気を呼びます。摘んだものは必ず集めて、株元から離れた場所に捨てます。
夏の暑さで花が止まったときは
関東の平地では八月に花数が減り、株が間延びして見苦しくなります。これは暑さで一時的に休んでいるだけで、枯れたわけではありません。切り戻しで株を整えておくと、九月中旬から秋の花がまとまって咲きます。
- 七月下旬から八月上旬に切り戻す
- 株全体を高さの半分から三分の一まで切ります。葉が残る位置で切ることが条件で、葉が一枚もない枝まで切ると芽が出ません。
- 切ったあとは肥料を薄く
- 切り戻し後一週間ほどで新芽が動き始めたら、薄い液肥を一回与えます。芽が動く前に濃い肥料をやると根が傷みます。
- 株元の枯れ葉を掃除
- 切り戻しと同時に株元の黄色い葉と枯れ葉を取り除きます。風が通るようになり、秋までの病気が減ります。
元気がないときの原因の切り分け
マリーゴールドがしおれる原因は、水不足に見えて実は過湿ということが多くあります。土を触って湿っているのにしおれているなら根が傷んでいます。葉の様子と土の状態を組み合わせて判断してください。
| 症状 | 考えられる原因 | 手当て |
|---|---|---|
| 昼にしおれ夕方に戻る | 一時的な水不足 | そのままでよい、続くなら朝に水をやる |
| 土が湿っているのにしおれる | 根腐れ・過湿 | 水を止めて乾かす、鉢なら土を替える |
| 下葉から黄色くなる | 肥料切れか根詰まり | 薄い液肥を与える、鉢なら一回り大きい鉢へ |
| 葉が茂るのに花が付かない | チッ素過多・日照不足 | 肥料を止める、日向へ移す |
| 葉が縮れて色が抜ける | ハダニかアブラムシ | 葉裏を見て虫を確かめ、水で流す |
鉢植えで気を付けること
鉢植えは根の量が限られるため、露地より乾きやすく肥料も切れやすくなります。五号鉢なら一株、六十センチのプランターならフレンチ種を三株が目安です。詰めて植えると見栄えは良いのですが、夏に蒸れて一気に傷みます。
夏場は鉢の温度が上がりすぎるので、鉢の側面に直射日光が当たらないように寄せ植えにするか、鉢カバーで覆います。真昼の鉢土が熱く感じるなら、根が傷み始めている合図です。
- 鉢底の穴を確かめる
- 水はけが悪い鉢は根腐れの原因です。底に穴があり、鉢底石を二センチほど敷いてから土を入れます。
- 土は市販の花用培養土で十分
- 水はけの良い培養土をそのまま使います。庭土を使う場合は腐葉土を三割ほど混ぜて、水が抜ける土にします。
- 夏は鉢の置き場所を変える
- 西日が当たる場所は避け、午前だけ日が当たる場所に移すと夏の傷みが減ります。乾きすぎるときは鉢を二重にして温度を下げます。
マリーゴールドの育てている間に使うもの
草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。
咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。
- 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。
つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。
- 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
- 規格の目安
- 2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
- 数量の目安
- 8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。
水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。
- ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
- 規格の目安
- 容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。
花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。
- 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
- 活力剤は肥料の代わりになりません。
マリーゴールドの長く咲かせるコツは作物ページに
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