直まきが基本、移植は苗の小さいうちに
オルレアはニンジンと同じセリ科で、太い直根がまっすぐ下へ伸びます。根を傷めると回復しにくいので、咲かせたい場所に直接まくのが確実です。ポットにまく場合は、本葉二〜三枚の小さいうちに根鉢を崩さず植え付けてください。
種は細長く、表面に細かいとげがあって互いに絡まります。指でほぐしてから一粒ずつ置くと、後の間引きが楽になります。発芽率は高めですが、古い種は落ちるので前年採りか購入した年のものを使います。
- 土を平らにならす
- 植え場所の土を耕して石や根を取り、表面を平らにします。水はけが悪い場所は腐葉土を混ぜて少し高くしておくと冬の湿害を避けられます。
- 点まきで一か所に二〜三粒
- 二十〜三十センチ間隔に浅いくぼみを作り、種を二〜三粒ずつ置きます。すじまきでも構いませんが、間引きの手間が増えます。
- 土は薄くかぶせる
- 種が隠れる程度、五ミリほどの土をかぶせて手のひらで軽く押さえます。厚くかぶせると発芽が遅れ、揃いが悪くなります。
- たっぷり水をやる
- 種が流れないよう細口のじょうろでゆっくり水をやります。発芽までの一週間から十日は土を乾かさないように見てください。
鉢とプランターでまく場合
鉢やプランターでも育ちますが、直根が深く伸びるので深さのある容器を選びます。五号鉢なら一株、六十センチのプランターなら三株が目安です。土は草花用の培養土で構いませんが、水はけを良くするために赤玉土の小粒を二割ほど混ぜると冬の過湿を防げます。
ポットまきをするなら、根が回る前の本葉二枚で鉢へ移します。ポットの底から根が出るまで待つと、植え替え後に葉がしおれて回復に時間がかかります。
| 容器 | 株数 | 土の深さの目安 |
|---|---|---|
| 五号鉢 | 一株 | 十五センチ以上 |
| 六十センチプランター | 三株 | 二十センチ以上 |
| 深型の八号鉢 | 二〜三株 | 二十五センチ以上 |
浅い容器では春に草丈が伸びたときに倒れやすくなります。深さが取れない場合は支柱を一本添えると安心です。
発芽しない・苗が消えるときの原因と直し方
まいて二週間過ぎても芽が出ないときは、種の鮮度、土の乾き、まき時の温度を順に確かめます。発芽適温は十五〜二十度で、残暑が残る九月上旬にまくと発芽が乱れます。芽が出たのに数日でしおれて消えるなら、立枯れ病か過湿が疑われます。
秋にまき直すなら十月中旬までなら間に合います。それを過ぎたら、ポットにまいて室内の窓辺で育て、三月に本葉二枚で植え付けるのが現実的な立て直しです。
| 状態 | 考えられる原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 二週間過ぎても発芽しない | 古い種・土の乾き・高温 | 新しい種で十月中旬までにまき直す |
| 芽が出た後に根元から倒れる | 立枯れ病・過湿 | 水を控え、まき直すときは場所を変える |
| 苗が浮いて枯れる | 霜柱で根が浮いた | 株元を押さえ、敷きわらで保温する |
| 苗が細く間延びする | 日照不足・密植 | 早めに間引いて日当たりを確保する |
発芽から間引きまで
まいてから七〜十四日で発芽します。最初に出る双葉は細長く、次に出る本葉はニンジンに似た切れ込みのある葉です。本葉が二〜三枚になったら、一か所に一本を残して間引きます。残す株は葉色が濃く、茎が太くて短いものです。
間引いた苗は、本葉二枚までなら根を傷めないよう土ごと掘って別の場所に移せます。それ以上大きくなった苗は移植すると根付きが悪いので、切って処分してください。
- 本葉二〜三枚で一本にする
- 残す株を決めて、他の株は根元をはさみで切ります。引き抜くと残す株の根まで動くので、切るほうが安全です。
- 間引き後に土を寄せる
- 残した株の根元がぐらつかないよう、周りの土を軽く寄せて押さえます。秋の風で倒れると根が浮いて霜にやられます。
- 株間は最終的に三十センチ
- 春に横へ広がるので、詰めすぎると蒸れます。列で植えるなら二十五〜三十センチ、群植なら二十センチでも花は咲きます。
秋まきと春まきのどちらにするか
オルレアは秋にまいて冬を小さな株で越し、春に一気に伸びて咲く一年草です。秋まきなら草丈六十センチ前後の大株になり、白いレースのような花が四月下旬から六月まで続きます。春まきもできますが株が小さく花期も短いので、関東平野部の露地なら秋まきをおすすめします。
まき時は九月下旬から十月中旬が目安です。早すぎると残暑で発芽が乱れ、遅すぎると冬までに根が張らず霜で浮き上がります。寒冷地は九月中に、暖地は十月いっぱいまで幅があります。
| 作型 | まき時 | 開花 | 株の大きさ |
|---|---|---|---|
| 秋まき(おすすめ) | 9月下旬〜10月中旬 | 4月下旬〜6月 | 草丈五十〜七十センチの大株 |
| 春まき | 3月中旬〜4月上旬 | 5月下旬〜6月 | 草丈三十〜四十センチの小株 |
| 寒冷地の秋まき | 9月上旬〜中旬 | 5月中旬〜6月 | 霜よけがあれば大株 |
種まきの手順
オルレアは、本文の時期と種袋の表示を確認してまきます。まいたら、種の大きさに合った量の土をかぶせます。
覆土して軽く押さえる(転圧という)と、種と土が密着し、水を吸いやすくなります。強く固めすぎないようにします。
オルレアの種まきでよくある質問
オルレアの種はいつまく?
地域と地温に合わせる。地域、品種、その年の気温で前後するため、本文の適期も確認してください。
オルレアの種はどうやってまく?
点まき / すじまきが目安です。種の性質に合わせた覆土と、発芽までの水分管理が大切です。
オルレアの種は何cmの深さにまく?
種の大きさや好光性・嫌光性によって異なります。本文の覆土の目安と、購入した種袋の表示を優先してください。
オルレアの種まき後は毎日水やりする?
回数ではなく土の乾き具合で判断します。発芽までは表土を乾かさず、過湿で水がたまる状態は避けます。
オルレアは何日で発芽する?
発芽日数は地温と品種で変わります。種袋の目安を確認し、適温と水分を保って待ちます。
オルレアの間引きはいつする?
葉が触れ合い始めた段階で、生育の良い株を残しながら数回に分けます。詳しい段階は本文で確認してください。
オルレアの種まきに使うもの
草花の種は野菜より小さいものが多く、覆土の厚さで発芽が決まります。光を好む種はほとんど土をかけません。
- 種まき用土探す言葉「種まき培土 細粒」
- 規格の目安
- 粒径 2〜3mm の細かいもの。肥料分の少ないもの。
- 数量の目安
- セルトレイ 128 穴 1 枚で約 2L。
粗い土だと、細かい種が粒の隙間に落ちて深く埋まってしまいます。
- 霧吹き(ハンドスプレー)探す言葉「園芸 霧吹き 大容量」
- 規格の目安
- 500ml〜1L。霧の細かいもの。
好光性の種は土をかけないので、ジョウロだと流れます。発芽まではすべて霧で与えます。
- セルトレイ・浅鉢探す言葉「セルトレイ 育苗 128穴」
- 規格の目安
- 128 穴のセルトレイか、深さ 5cm 前後の浅い育苗箱。
種が小さいほど深い容器は要りません。浅いほうが土が乾きすぎず、温度も上がりやすくなります。
- 園芸ラベル探す言葉「園芸 ラベル 差し込み」
- 規格の目安
- 差し込み式、長さ 10cm 前後。
草花は発芽まで 2 週間以上かかるものもあります。まいた日を書いておかないと、待つか諦めるかを判断できません。
- 種が大きい草花なら、ポットに直接まけばセルトレイは要りません。
- 温室やヒーターマットは、暖かい時期にまくなら要りません。
オルレアの長く咲かせるコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はオルレアの育て方にまとめています。
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