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パキラの置き場所と日当たり

パキラの置き場所|耐陰性の実際と葉焼け、季節ごとの移動

パキラの栽培イメージ

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パキラは暗さに耐えますが、暗い場所では姿が崩れます。明るさの目安と移動の判断を整理します。

耐陰性があることと暗くてよいことは別

パキラは室内の弱い光でも枯れませんが、それは耐えているだけで、育っているわけではありません。光が足りない株は新芽が小さく、葉の色が薄くなり、節と節の間だけが間延びして自立できなくなります。

目安は、日中に照明を消しても新聞の細かい文字が無理なく読める明るさです。これを下回る場所に長く置くと、半年ほどで下葉から落ち始め、幹だけが残る姿になります。

置き場所明るさの目安起きること
レースカーテン越しの窓辺最適節が詰まり葉が厚く濃くなる
窓から2メートル以内やや不足徐々に節が伸びるが維持はできる
窓から離れた部屋の奥不足新芽が細く下葉が黄色く落ちる
窓のない部屋や玄関生育不能数か月で葉が減り枝が枯れ込む

人の目は明るさの差に慣れるため、実際より明るく感じます。判断に迷うときは昼間に照明を消して確かめてください。

最適はレースカーテン越しの明るい光

南か東の窓辺に置く
直射が当たらないようレースカーテンを一枚はさみます。午前の光が長く入る東向きの窓辺は、葉焼けの危険が少なく最も無難な位置です。
窓から1メートル以内に寄せる
光の強さは窓から離れるほど急に落ちます。同じ部屋でも1メートル動かすだけで生育が変わるので、まず窓に近づけてください。
月に一度鉢を回す
光の来る方向にだけ枝が伸びて姿が傾きます。水やりのたびに鉢を4分の1ずつ回すと、全方向に均等な枝ぶりになります。

暗い場所に置きたい株は、二鉢を用意して2週間ごとに窓辺と交代させると、姿を崩さずに飾れます。

直射日光による葉焼けを避ける

葉の一部が白く抜け、やがて茶色く乾いて薄い紙のようになるのが葉焼けです。日焼けした組織は元に戻らず、見た目が戻るのは新しい葉が展開してからになります。

夏の西日を最も警戒する
午後の西日はガラス越しでも葉の表面温度を大きく上げます。梅雨明けから9月までは、西向きの窓辺から1メートル以上離してください。
急な明るさの変化を作らない
暗い場所に慣れた株を突然日なたに出すと、数時間で焼けます。移すときは一段階明るい場所を経て、1、2週間かけて慣らします。
焼けた葉は無理に取らない
焼けた葉も残った緑の部分は光合成をします。全体が茶色くなった葉だけ付け根から切り、あとは新芽が出るまで残しておきます。

徒長した株を立て直す

節間が伸びて枝がしなり、葉が大きく薄くなった状態が徒長(間のびして弱く伸びること)です。伸びた枝は明るい場所に移しても元の長さには縮まないため、明るさの改善と切り戻しをあわせて行います。

先に置き場所を直す
明るい窓辺へ移してから切ります。暗いまま切ると、新しく出た芽も同じように間延びし、切っただけ枝数が減って終わります。
間延びした枝を切り戻す
節の間が極端に開いた部分の下、葉が詰まって出ている節の少し上で切ります。切り口の下から2、3本の新芽が出て姿が整います。
生育期に行う
切り戻しは新芽が動く5月から7月に行います。秋以降に切ると芽が出るまでに時間がかかり、切り口をさらしたまま冬を越すことになります。

倒れそうな枝を支柱で立てても徒長は直りません。支えるのは一時しのぎで、光を増やさない限り同じ枝がまた伸びます。

季節ごとに置き場所を動かす

時期置き場所理由
3〜5月窓辺のレース越し気温の上昇に合わせ光量を増やす
6〜9月窓から少し離した明るい室内強い日ざしと高温を避ける
10〜11月窓辺に戻す日ざしが弱まり葉焼けしにくくなる
12〜2月夜は窓から離す窓辺は明け方に外気近くまで冷える

冬は昼と夜で最適な場所が違います。日中は窓辺、夜は部屋の中央へ動かすだけで、葉の傷みがはっきり減ります。

屋外に出すときの手順

出すのは5月から9月
最低気温が15℃を安定して超えてから出し、下がる前に取り込みます。屋外の風と光に当たった株は節が詰まり、幹も締まります。
必ず半日陰から始める
最初の1週間は木陰や北側の軒下など直射の当たらない場所に置きます。いきなり日なたに出すと、ほぼ確実に葉が焼けます。
雨と乾きに注意する
屋外は乾きが早く、夏は毎日水やりが要ることもあります。逆に長雨の間は受け皿を外し、鉢が水に浸からないようにします。
取り込む前に点検する
室内に戻す前に葉裏を確認し、ハダニやカイガラムシがいれば洗い流します。持ち込むと乾いた室内で一気に増えます。

照明で明るさを補う

窓から離れた場所にどうしても置きたい場合は、植物用の照明で補えます。部屋の照明では光の量が足りず、株のすぐ近くに光源を置いて、一日に10時間ほど当てる必要があります。

株の30センチ上に置く
光の強さは距離の二乗で弱まります。離すと効果がほとんどなくなるので、葉先から30センチほどの位置に設置してください。
点灯は一日10時間前後
日の出から日没に合わせ、タイマーで一定の時間だけ点けます。連続点灯は株を休ませず、葉が硬くなって傷みます。
葉焼けに注意する
出力の高い照明を近づけすぎると、日なたと同じように葉が焼けます。最初は50センチほどから始め、様子を見て近づけます。

照明で補っても、窓辺で育てた株ほど幹は締まりません。飾る期間だけ暗い場所に置く運用のほうが現実的です。

パキラの置き場所を整えるのに使うもの

室内は、人が明るいと感じても植物には暗いことがほとんどです。光を足すか、置き場所を変えるかのどちらかです。

  • 植物育成ライト探す言葉「植物育成ライト 白色 クリップ」
    規格の目安
    白色(フルスペクトル)で、株から 30〜50cm に吊るせるもの。1 日 8〜12 時間。

    窓から離れた場所では、どの植物も徐々に間延びします。紫色のライトは効きますが、部屋の見た目が変わるので白色が現実的です。

  • レースカーテン探す言葉「レースカーテン 遮光 UV」
    規格の目安
    光を通すもの。遮光率の高すぎるものは逆効果です。

    夏の直射は、室内で育った葉を焼きます。外から入れたばかりの株ほど、一枚挟んで慣らします。

  • キャスター付き鉢台探す言葉「鉢 キャスター 台 室内」
    規格の目安
    耐荷重を土と水を含めた重さで見ます。8 号鉢で 10kg 前後。

    大きな鉢は動かせないと、季節に合わせて置き場所を変えられません。床の通気も良くなります。

  • 温湿度計探す言葉「温湿度計 デジタル 小型」
    規格の目安
    最低・最高を記録できるもの。

    窓際は日中と夜で 10℃ 以上違うことがあります。冬に葉を落とす原因は、たいてい夜の冷え込みです。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 窓辺に置けるなら、育成ライトは要りません。
  • 加湿器は植物のためだけには要りません。霧吹きとサーキュレーターで足りることが多いです。

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