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パキラの水やりと根腐れ

パキラの水やり|季節ごとの間隔と根腐れを防ぐ乾かし方、冬の管理

パキラの栽培イメージ

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パキラを枯らす原因のほとんどは水のやりすぎです。乾かしてから与える間隔を季節ごとに決めます。

乾いてから数日置いて与える

パキラの水やりは、土の表面が乾いてからさらに2、3日置いて与えるのが基本です。原産地では川辺や湿地に育ちますが、鉢の中は排水も酸素の供給も自然の地面とは別物で、常に湿っていると根が呼吸できずに傷みます。

曜日を決めて与える管理は失敗のもとです。同じ株でも真夏は3、4日で乾き、真冬は2週間乾かないことがあります。日数ではなく鉢の乾き方を見て、そのつど判断してください。

季節間隔の目安与え方
春(4〜5月)表面が乾いて2日ほど後鉢底から流れるまでたっぷり
夏(6〜9月)3日から5日に1回朝か夕方の涼しい時間に
秋(10〜11月)5日から10日に1回気温の低下に合わせ間隔を空ける
冬(12〜3月)2週間から3週間に1回暖かい日の午前に控えめに

鉢の素材で乾き方が変わります。素焼き鉢は早く乾き、プラスチック鉢や陶器の化粧鉢は倍近く長く湿ったままになります。

乾き具合の確かめ方

鉢を持ち上げて重さを見る
水をやった直後の重さを手で覚えておき、明らかに軽くなったら与えどきです。表面だけ乾いて中は湿っていることが多く、見た目より確実に判断できます。
指を土に差し込む
人差し指を第二関節まで土に入れ、指先に湿り気がなければ乾いています。表面が白く乾いていても、深さ5センチが湿っているならまだ待ちます。
割りばしを挿しておく
鉢の縁近くに割りばしを挿し、抜いて先端の色を見ます。濡れて色が濃ければ水分が残っています。土を掘り返さずに鉢の中を確認できます。

水分計は鉢の一点しか測れません。数字だけを信じず、鉢の重さと土の見た目を合わせて判断してください。

与えるときは鉢底から流し切る

与えると決めたら中途半端にせず、鉢底の穴から水が流れ出るまで注ぎます。少量ずつ足す管理では上層しか湿らず、下の根は乾いたまま、古い水と老廃物が鉢の中にたまり続けます。

鉢土全体に回しかける
株元の一点に注ぐと水みちができて同じ場所だけを水が通ります。鉢の縁に沿って回しかけ、土の表面全体が湿るように与えてください。
二度に分けて注ぐ
よく乾いた土は水をはじきます。一度注いで1分ほど待ち、土が水を吸い込んでからもう一度注ぐと、鉢の底まで確実に水が届きます。
流れ出た水は捨てる
鉢底から出た水には肥料の塩類が溶けています。受け皿にためたままにすると、鉢底の根が水に浸かり続けて真っ先に傷みます。

冬は乾かし気味にして寒さに備える

室温が15℃を下回るとパキラは生育をほぼ止め、根が吸い上げる水の量が急に減ります。この時期に生育期と同じ間隔で与えると、吸われない水が鉢に残って根を腐らせます。冬の失敗はほとんどこれです。

水を控えた株は組織の水分が減り、寒さに耐えやすくなります。5℃程度までは葉を落とさずに越せますが、それは乾かし気味に管理した株の話で、たっぷり湿ったままの鉢は同じ温度でも傷みます。

冬の最低室温水やりの間隔置き方の注意
15℃以上10日に1回程度生育が続くので極端には切らない
10℃前後2週間から3週間に1回午前中に常温の水で与える
5℃前後月に1回、土を湿らす程度夜は窓から離し部屋の中央へ

冷たい水道水をそのまま与えると根が冷えます。冬はくんで半日置いた水か、人肌よりぬるい水を使ってください。

根腐れのサインと立て直し

葉が黄色くなって次々に落ち、幹を押すとぶかぶかとへこむのは根腐れです。土がいつまでも乾かない、鉢からすっぱい匂いがするのも同じ原因で、水切れの症状とは逆の対処をしなければ悪化します。

まず水を止める
疑わしいと思ったらすぐ与えるのをやめ、風通しのよい明るい日陰に移します。軽症ならこれだけで土が乾き、残った根が持ち直します。
鉢から抜いて根を見る
黒く変色してぬるつく根は死んでいます。清潔なはさみで白い健全な根の手前まで切り戻し、傷んだ土をできるだけ落としてください。
小さめの鉢に植え直す
根を減らした株を大きな鉢に入れると土が乾かず再発します。残った根の量に見合う小さい鉢と新しい土に植え、1週間ほど水を控えます。
症状考えられる原因手当て
下葉が黄色くなって落ちる根が傷んで水を吸えていない水を止めて乾かし、傷んだ根を切る
幹を押すとへこむ根腐れが幹まで進んでいる硬い枝を切り取り、挿し木で残す
土がいつまでも乾かない鉢が株に対して大きすぎる一回り小さい鉢と新しい土に替える
受け皿に水がたまるたまった水を捨てていない与えるたびに受け皿を空にする

幹まで柔らかくなった株は戻りにくいです。上の枝がまだ硬いうちに切り取り、挿し木として残す判断も選択肢になります。

受け皿と鉢まわりを見直す

受け皿は水を捨てるための道具で、水をためる場所ではありません。特に化粧鉢に入れた二重鉢は内側に水が残りやすく、外から見えないまま根が浸かり続けて手遅れになります。

置き方起きやすいこと対策
受け皿に水がたまる鉢底の根から傷む与えて30分後に必ず捨てる
化粧鉢に直接入れる底の水が見えず腐る内鉢を出して底を確認する
鉢を床に直置き底が乾かず蒸れる鉢台を使って底を浮かせる

冷暖房の風が直接当たる場所では土が異常に早く乾き、葉先だけが枯れます。乾きが速いときは置き場所も疑ってください。

パキラの水やりに使うもの

「何日おき」で決めると必ず外します。乾いたかどうかを見る道具と、鉢底から抜けるようにする道具に分けます。

数量は直径 24cm(8 号)の鉢 1 個を単位にしています。号数は直径 cm を 3 で割った数です。

  • 土壌水分計探す言葉「土壌水分計 観葉植物」
    規格の目安
    土に挿して読む針式。電池の要らないものが手軽です。

    表面の乾きと、鉢の中の乾きは一致しません。挿して確かめる習慣が付くと、やりすぎがなくなります。

  • 注ぎ口の細いジョウロ探す言葉「ジョウロ 室内 注ぎ口 細い」
    規格の目安
    容量 1〜2L。注ぎ口が細く長いもの。

    葉の間から株元へ差し込んで注げます。葉に水を溜めると、そこから腐る植物があります。

  • 受け皿探す言葉「鉢 受け皿 室内」
    規格の目安
    鉢底より一回り大きいもの。

    鉢底から抜けた水を受けるためのものです。**溜まった水はそのつど捨てます。** 溜めたままにするのが根腐れの典型です。

  • 霧吹き(葉水用)探す言葉「園芸 霧吹き 葉水」
    規格の目安
    300〜500ml。霧の細かいもの。

    水やりの代わりにはなりませんが、葉裏に当てるとハダニが付きにくくなります。乾燥する冬の室内で効きます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 自動給水器は、留守が続くときだけで十分です。日常は自分で見るほうが確実です。
  • 多肉植物には霧吹きは要りません。かえって蒸れの原因になります。

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