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ポリシャスの月別の作業

ポリシャスの月別の管理|12か月の水やりと作業の目安

ポリシャスの栽培イメージ

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作業は初夏に集めます。ほかの月は動かさず、水やりの間隔を季節で変えるだけです。

一年の流れを先に見る

ポリシャスの一年は、五月から七月の作業期、八月から十月の維持期、十一月から四月の休みという三つに分かれます。株に触る作業はすべて初夏に集めます。

下の表は関東平野部の室内で育てる場合の目安です。この植物は動かすことを嫌うので、置き場所は変えず、水やりの間隔だけを季節で調整します。

毎月何かをする植物ではありません。初夏の作業期さえ外さなければ、残りの月は水やりと葉水、そして落ち葉を拾うことだけで一年が回ります。

水やり室内での管理その月の作業
1月2〜3週間に1回夜は窓から離す何もしない。葉の裏の虫だけ見る
2月2〜3週間に1回昼は明るい場所加湿を続ける。落ち葉を片づける
3月10日に1回レース越しの明るさ植え替えと剪定の準備をする
4月7日に1回レース越しの明るさ新芽を確かめる。薄い液肥を始める

水やりの間隔は六号鉢の目安です。素焼き鉢や小さい鉢では、どの月も間隔を短めに見てください。

初夏に作業を集める

五月から七月は根も枝もよく動く時期です。植え替え剪定挿し木といった株に触る作業は、この三か月のうちに済ませてしまいます。

水やり室内での管理その月の作業
5月5日に1回レース越しの明るさ植え替えと剪定の適期。挿し木も可
6月4〜5日に1回直射を避ける剪定の続き。摘心で枝数を増やす
7月3〜4日に1回冷房の風を避ける摘心はここまで。葉水を毎日行う
8月3〜4日に1回直射と冷房を避ける作業なし。ハダニを見張る

肥料は五月から八月に与えます。緩効性の肥料を月に一度置くか、薄い液肥を二週に一度与えると新しい枝がよく伸びます。

秋から冬の管理

秋は水やりの間隔を少しずつ空けて冬に備えます。急に減らすと落葉するため、九月から十一月にかけて緩やかに変えるのが失敗しないやり方です。

冬は成長が止まります。水を減らし、夜の冷えと暖房の乾燥だけを避ければ、特別なことをしなくても春を迎えられます。この時期に肥料や植え替えを足す必要はありません。

水やり室内での管理その月の作業
9月5日に1回レース越しの明るさ肥料を終える。間隔を空けはじめる
10月7日に1回窓辺の明るい場所暖房前に加湿の方法を決める
11月10日に1回夜は窓から離す冬の置き場所を確定する
12月2〜3週間に1回10℃以上を保つ暖房の風が当たらないか確かめる

冬に葉が数枚落ちるのは自然な入れ替わりです。次々に落ちて止まらないときだけ、室温と水の量を見直します。

毎日と毎週の手入れ

日々の手入れは短時間で済みます。とくに葉水と鉢の重さの確認は、この植物を長く保つうえでどの作業よりも効果があり、慣れれば一日一分もかかりません。

朝に葉へ霧を吹く
乾く時期は毎朝、葉の裏を中心に霧を吹きます。夜までに乾く時間帯に行い、ぬれたまま夜を越さないようにします。
週に一度鉢を持つ
週に一度は鉢を持ち上げて重さを確かめます。軽くなっていれば与えどきで、この習慣だけで与えすぎを防げます。
落ち葉を片づける
鉢の上や床に落ちた葉はその日のうちに拾います。湿ったまま残すと、かびや小さな虫の住みかになります。
月に一度葉を洗う
細かい葉にたまったほこりを、風呂場でシャワーを当てて流します。見た目が戻り、ハダニの予防にもなります。

地域による前後のずらし方

表の月は関東平野部の室内が基準です。住まいの環境に合わせて前後させれば、そのまま使えます。判断の基準は室温が二十度を超えるかどうかです。

地域と住まい作業期の始まり冬の注意
寒冷地の住宅6月から暖房で乾くので加湿を強める
関東平野部5月から夜だけ窓から離す
西日本の平野部5月から夏の冷房の風に注意する
暖地(南九州・沖縄)4月下旬から冬の管理はほぼ不要

気密性の高い住宅では冬でも室温が下がりにくく、水やりの間隔は表より短めになります。鉢の重さで判断し直してください。逆にすきま風のある家では表より長く空けます。

うまくいかない年の原因を探す

一年育てて葉が減った、伸びないというときは、月ごとの細かい作業ではなく大きな条件のどれかがずれています。下の表で心当たりを探します。

翌年は一つだけ条件を変えて確かめます。光と水と湿度を同時に変えると、結果がよくなっても何が効いたのかがわからないままになります。

一年を通した状態原因翌年に変えること
下葉が落ちて幹だけになった光が足りない窓に近づけ、初夏に切り戻して枝を増やす
葉先が年中茶色い空気が乾いている毎日の葉水と加湿を習慣にする
春に新芽が出ない冬の水が多かった12〜3月の間隔を倍に空ける
夏に葉が焼けた直射が当たったレースを閉めるか窓から離す

ポリシャスの栽培に一年を通して使うもの

鉢ものは、季節ごとに買い足すものがほとんどありません。年に一度の植え替えと、日々の水やりの判断を支えるものだけです。

数量は直径 24cm(8 号)の鉢 1 個を単位にしています。号数は直径 cm を 3 で割った数です。

  • 観葉植物用の培養土探す言葉「観葉植物 培養土 水はけ」
    規格の目安
    水はけ重視の配合。多肉植物・サボテンならさらに粒の粗い専用土。5〜14L の袋。
    数量の目安
    8 号鉢 1 個で約 8L、6 号鉢で約 3L。

    室内では土が乾きにくく、水もちのよい土だと根が傷みます。用途の書かれた土を選ぶだけで失敗が減ります。

  • 土壌水分計探す言葉「土壌水分計 観葉植物」
    規格の目安
    土に挿して読む針式。乾き・適・湿の 3 段階が読めれば十分です。

    鉢ものを枯らす原因の筆頭は水のやりすぎです。表面が乾いていても中は湿っていることが多く、測るのがいちばん確実です。

  • 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 観葉植物 置き肥」
    規格の目安
    2〜3 か月効く粒状。土の上に置くだけのもの。
    数量の目安
    8 号鉢に 10〜15g を、生育期(春から秋)に 2〜3 か月ごと。

    冬は生育が止まるので与えません。休眠中に肥料を置くと、吸われずに土に残って根を傷めます。

  • サーキュレーター探す言葉「サーキュレーター 静音 小型」
    規格の目安
    小型で首振りのあるもの。植物に直接強い風を当てない置き方ができるもの。

    室内は風がありません。空気が動かないと土が乾かず、ハダニやカイガラムシも増えます。弱い風を回すだけで変わります。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 活力剤は肥料の代わりになりません。肥料を与えているなら急ぎません。
  • 冬の間は、肥料も植え替えも要りません。水やりの回数を減らすだけです。

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