置き場所を決めてから買う
ポリシャスは細かく切れ込んだ葉が美しい観葉植物ですが、置き場所が変わると数日で葉を落とすという癖があります。家に迎える前に、どこに置くかを決めておくのが最初の作業です。
求める条件は、レースのカーテン越しの明るさがあり、暖房や冷房の風が直接当たらず、冬も十度を下回らない場所です。この三つがそろえば一年中そこから動かしません。
| 場所 | 向くか | 理由 |
|---|---|---|
| 東か南の窓から1〜2m内側 | 最適 | 明るく直射も当たらない |
| レースを閉めた南の窓辺 | 向く | 冬の夜だけ内側へ寄せる |
| エアコンの風下 | 向かない | 乾いて葉先から枯れ落ちる |
| 玄関や廊下 | 向かない | 暗く冬に10℃を下回る |
買った直後に葉が落ちるのは、店から家への環境の変化によるものです。慌てて場所を変えず、二週間ほど同じ位置で様子を見ます。
明るさの測り方
ポリシャスは強い光にも弱い光にも敏感です。直射に当てれば葉が茶色く焼け、暗ければ下葉から落ちていきます。中間の明るさをどう保つかが管理の中心になります。
- 手のかげを見る
- 晴れた日の昼に株の位置で手をかざします。ぼんやりした影ができる程度が最適で、輪郭がくっきり出るなら直射が強すぎます。
- 新芽の大きさを見る
- 新しい葉が親葉より小さく色が薄いなら光が足りません。窓に一段近づけて、次の新芽の大きさで確かめ直します。
- 節の間隔を測る
- 幹の葉あとの間隔が広く間のびするのは光不足の合図です。十分な明るさなら葉が詰まって密な姿になります。
- 動かす幅を小さくする
- 明るさを変えたいときも、一度に大きく動かしません。数十センチずつ、二週間かけて移すと落葉しにくくなります。
季節ごとに変えること
置き場所そのものは動かしませんが、窓との距離とカーテンの使い方は季節で調整します。太陽の高さが変わるため、同じ場所でも当たる光が変わるからです。
| 季節 | 光の当て方 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 春(4〜6月) | レース越しに終日 | 新芽が出る。急に動かさない |
| 夏(7〜9月) | レースを閉めて直射を切る | 冷房の風が当たらないか確かめる |
| 秋(10〜11月) | レースを開けて光を増やす | 暖房を使う前に加湿を考える |
| 冬(12〜3月) | 昼は明るく、夜は窓から離す | 10℃を下回らせない |
屋外に出すこともできますが、戻すときに必ず葉を落とします。室内で一年通す管理のほうが、ポリシャスでは姿がきれいに保てます。
空気の湿り気を保つ
熱帯生まれで湿度を好むため、冬の暖房で空気が乾くと葉先が茶色くなります。水やりとは別に、空気の湿り気を確保する工夫が要ります。
- 毎日葉に霧を吹く
- 朝に葉の裏を中心に霧を吹きます。夜までに乾く時間帯に行い、葉がぬれたまま夜を越さないようにします。
- 受け皿に石を敷く
- 受け皿に軽石を敷き、鉢底が水に触れない高さで水を張ります。蒸発した水分が株のまわりの空気を湿らせます。
- 加湿器を近くに置く
- 冬に加湿器を使う部屋なら、その風が届く位置に置きます。株に直接当てず、部屋全体の湿り気を上げる使い方をします。
- 風の直撃を避ける
- 暖房や冷房の風は、当たった葉から順に乾いて落ちます。風の通り道を確かめ、外れた位置に鉢を置きます。
葉先だけが茶色くなるのは空気の乾燥が原因で、根の問題ではありません。茶色い部分をはさみで整えても株には影響しません。
葉が落ちるときの原因と直し方
ポリシャスの落葉は珍しいことではありません。原因を切り分けずに水や肥料を足すと悪化するため、まず何が変わったかを思い出して下の表と突き合わせます。
| 症状 | 考えられる原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 置き場所を変えた直後に落ちる | 環境の変化 | 元の場所に戻し、動かさずに待つ |
| 下葉から順に黄色く落ちる | 水のやりすぎ | 間隔を空け、鉢の乾きで判断し直す |
| 葉先が茶色くなってから落ちる | 空気の乾燥 | 毎日霧を吹き、風の直撃を避ける |
| 冬に少しずつ落ちる | 夜の冷え | 夜だけ窓から離して10℃以上を保つ |
葉が全部落ちても、幹が硬く緑を保っていれば枯れていません。水を控えめにして春を待つと、五月ごろに新芽が吹きます。
買ってきた直後の管理
- 包みをすぐ外す
- ラッピングの紙や袋は家に着いたらすぐ外します。包んだままでは蒸れて、葉の落ち方が一気にひどくなります。
- 植え替えずに待つ
- 買ってすぐ植え替えると、環境の変化と根の傷が重なって落葉が長引きます。二週間から一か月は同じ鉢のままにします。
- 水は控えめに始める
- 店では十分に水を与えられていることが多いものです。土を触って乾きを確かめ、乾いていなければ与えません。
- 落ちた葉を拾う
- 落葉した葉を鉢に残すと、湿ってかびや小さな虫の住みかになります。見つけたらその日のうちに片づけます。
迎えて一か月ほどは葉が落ち続けることがあります。幹と新芽が生きていれば順応の途中なので、余計な手を加えずに待ちます。
ポリシャスの置き場所を整えるのに使うもの
室内は、人が明るいと感じても植物には暗いことがほとんどです。光を足すか、置き場所を変えるかのどちらかです。
- 植物育成ライト探す言葉「植物育成ライト 白色 クリップ」
- 規格の目安
- 白色(フルスペクトル)で、株から 30〜50cm に吊るせるもの。1 日 8〜12 時間。
窓から離れた場所では、どの植物も徐々に間延びします。紫色のライトは効きますが、部屋の見た目が変わるので白色が現実的です。
- レースカーテン探す言葉「レースカーテン 遮光 UV」
- 規格の目安
- 光を通すもの。遮光率の高すぎるものは逆効果です。
夏の直射は、室内で育った葉を焼きます。外から入れたばかりの株ほど、一枚挟んで慣らします。
- キャスター付き鉢台探す言葉「鉢 キャスター 台 室内」
- 規格の目安
- 耐荷重を土と水を含めた重さで見ます。8 号鉢で 10kg 前後。
大きな鉢は動かせないと、季節に合わせて置き場所を変えられません。床の通気も良くなります。
- 温湿度計探す言葉「温湿度計 デジタル 小型」
- 規格の目安
- 最低・最高を記録できるもの。
窓際は日中と夜で 10℃ 以上違うことがあります。冬に葉を落とす原因は、たいてい夜の冷え込みです。
- 窓辺に置けるなら、育成ライトは要りません。
- 加湿器は植物のためだけには要りません。霧吹きとサーキュレーターで足りることが多いです。
ポリシャスの上手に育てるコツは作物ページに
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