GadeninEnglishアプリを入れる
プリムラの長く咲かせる

プリムラを長く咲かせる|冬から春までつぼみを切らさないコツ

プリムラの栽培イメージ

読むのに約 4

十一月から四月まで咲かせるには、光と花がら摘みと薄い肥料の三つを切らさないことです。種類ごとの咲き方の癖も押さえます。

種類で咲き方が違う

ジュリアンは株の中心に花が密に咲き、ポリアンサは花茎が伸びて房で咲きます。マラコイデスは細い茎に段々に咲き、オブコニカは大きな房を次々に上げます。咲き方が違えば手入れも違うので、自分の株がどれかを見て手入れを合わせます。

種類咲き方長く咲かせる要点
ジュリアン中心に密集して咲く花がら摘みをこまめに、蒸れを防ぐ
ポリアンサ花茎が伸び房で咲く終わった房ごと切り次の茎を出させる
マラコイデス段々に上へ咲き進む下の段から花がらを取り倒れないよう支える
オブコニカ大きな房が次々上がる室内で十度以上を保ち薄い肥料を続ける

冬の光を最大限に取る

冬のプリムラは光の量で花数が決まります。晴れた日は一日中日に当て、室内なら最も明るい窓辺に置きます。冬の日差しは弱いので葉焼けの心配はほぼなく、日陰に置くと花が減ってつぼみが小さくなります。

雪が降る日や強い霜の夜は、花を守るために不織布をかけるか軒下へ寄せます。花びらが凍ると透けたようになって戻らず、そこからカビが出ます。

南向きに置く
戸外なら南向きの壁際、室内なら南か東向きの窓辺です。北向きの窓では光が足りず、つぼみが上がりません。
鉢を回す
室内では株が窓のほうへ傾くので、数日に一回鉢を回します。全体に光が当たると花が均等に上がります。
夜は冷える窓から離す
室内でも夜の窓際は冷え込みます。オブコニカやマラコイデスは夜だけ部屋の内側へ寄せます。

室内の暖房で二十度を超えると花が早く終わります。十から十五度くらいの涼しい部屋のほうが長く咲きます。

花がら摘みで次のつぼみを促す

終わった花を残すと株は種を作ることに力を使い、次のつぼみが減ります。三日に一回は株を見て、しおれた花を茎ごと取ります。これだけで開花期間が一か月は変わります。

花がら摘みのついでに株の中心をのぞいて、つぼみの数と虫の有無を確かめる習慣をつけると、トラブルに早く気づけます。つぼみが減ってきたら肥料か光を見直す合図です。

しおれたら茎ごと
花びらが縮み色があせたら、花茎の付け根をつまんで横に引きます。指で取れないときは清潔なはさみで切ります。
房は半分終わったら
ポリアンサやオブコニカの房は、半分以上の花が終わったら房ごと花茎の付け根で切ります。
株元に落とさない
取った花がらを株元や鉢の上に落とすとカビの元になります。必ず拾って捨て、鉢の表面に落ち葉や花びらを残しません。

薄い肥料を切らさない

冬から春まで咲き続けるには肥料の補給が欠かせません。ただし冬の低温では根の吸収が弱いので、濃い肥料は根を傷めます。規定の倍に薄めた液体肥料を十日に一回、暖かい日の午前中に株元へ与えます。三月に入って気温が上がったら規定の濃さに戻します。

固形の緩効性肥料を株元に置く方法もありますが、冬は効き始めるまで時間がかかります。置くなら十二月中に済ませ、一月以降は液体肥料で補います。

肥料の濃さ頻度
11月〜12月植え付け時の肥料で足りる与えない
1月〜2月規定の二倍に薄める十日に一回
3月〜4月規定の濃さ週に一回
5月与えない夏越しする株は休ませる

春の暑さで早く終わらせない

三月下旬から気温が上がると花が一気に咲き進み、四月には終わりに近づきます。この時期に強い日差しと乾燥を避け、半日陰に移すと五月の連休頃まで咲き続けます。とくにマラコイデスは暑さに弱く、日向に置いたままだと四月上旬で終わります。

五月に入っても咲いている株は、株の力を使い切っています。翌年も育てたいジュリアンやポリアンサなら、五月上旬に花を全部切って夏越しに備えます。

四月に半日陰へ
桜が咲く頃を目安に、午前だけ日が当たる場所へ移します。日向のままだと花が縮んで早く終わります。
水を切らさない
春は乾きが早くなるので、表土が乾いたらすぐ与えます。一度しおれると花が戻りません。
伸びた花茎を切る
花茎が長く伸びて倒れ始めたら、株元で切って新しい花茎を出させます。倒れた茎は花が傷みます。

つぼみが開かないときの原因

つぼみは見えるのに開かず、そのまま茶色くなることがあります。原因は寒さ、乾燥、灰色かび病のどれかが多いです。つぼみの色と触った感触で原因が分かります。

つぼみの様子原因手当て
緑のまま止まって開かない光不足か低温日当たりの良い暖かい場所へ移す
茶色く乾いてしぼむ水切れか乾いた風水を切らさず風の当たらない場所へ
灰色の綿が付いて腐る灰色かび病傷んだつぼみを取り風通しを良くする
小さく数が減った肥料切れ薄い液体肥料を十日おきに

一度傷んだつぼみは開きません。取り除いて次のつぼみに力を回すほうが結局は花数が増えます。

プリムラの花を咲かせ続けるのに使うもの

つぼみが上がってからやることは決まっています。摘む・支える・足す、の 3 つです。

  • 液体肥料(リン酸多め)探す言葉「液体肥料 開花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。N-P-K の真ん中(P)の数字が高いもの。

    つぼみを作る時期はリン酸が要ります。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり伸びて花が上がりません。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。

    種を作らせないことが、次の花を咲かせる条件です。花の下の節まで切り戻すのが基本です。

  • 支柱(草花用)探す言葉「園芸支柱 草花 リング」
    規格の目安
    直径 8mm・長さ 90〜150cm の細い支柱か、株ごと囲むリング支柱。

    花の重みで倒れると、そこから茎が折れます。咲いてから立てるのでは間に合わないので、つぼみのうちに。

  • 誘引用の麻ひも探す言葉「麻ひも 園芸 誘引」
    規格の目安
    太さ 2mm 前後。目立たない色のもの。

    きつく縛ると茎が食い込みます。8 の字にゆるく掛けて、茎が太る余地を残します。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 開花促進剤は、肥料と日当たりが足りているなら急ぎません。
  • リング支柱がなくても、細い支柱 3 本を株の周りに立てて麻ひもで囲めば同じことができます。

プリムラの長く咲かせるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はプリムラの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

この記事は広告を含みます。

次に読む

プリムラについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる