GadeninEnglishアプリを入れる
サンスベリアの植え替え

サンスベリアの植え替え|鉢を割るほどの根を、水はけのよい土で植え直す

サンスベリアの栽培イメージ

読むのに約 4

根と地下茎の力が強く、二〜三年で鉢を割ることもあります。五月から八月に、乾いた状態で一回り大きな鉢へ移します。

植え替えが必要かを確かめる

サンスベリアは地下茎を横に伸ばして子株を増やし、根が太くて力が強いため、放っておくとプラスチック鉢が変形したり素焼き鉢が割れたりします。二〜三年に一度が目安ですが、下の項目に当てはまるなら時期を待たずに行います。逆に、鉢に余裕があり水はけもよいなら、無理に植え替える必要はありません。

鉢が膨らむ、割れる
プラスチック鉢の側面が膨らんだり、素焼き鉢にひびが入ったりしたら、中は地下茎と根でいっぱいです。
子株が鉢の縁から出ている
地下茎が鉢の縁まで達し、子株が鉢の際から顔を出しているなら、伸びる余地がありません。
水がすぐに抜ける
たっぷり与えてもすぐ底から流れるのは、土がほとんど残っていない合図です。根が土を押しのけて鉢の中を占めています。
株がぐらつく、倒れる
背の高い葉が増えて重心が上がり、鉢ごと倒れるなら、大きく重い鉢に替えます。倒れるたびに葉が折れて見た目を損ねます。

適期は五月から八月、乾いた状態で

植え替えは気温が二十度を超えて根が動く五月から八月に行います。ほかの観葉植物と違い、真夏でも問題ありません。大切なのは作業の一週間ほど前から水を止め、土を乾かした状態で行うことです。湿った状態で根を触ると、切り口から腐りが入ります。植え替え後も一週間は水を与えません。

時期可否理由
3〜4月避ける根が動き出す前で回復が遅い
5〜8月最も適する根の再生が速い。真夏でも可
9月できれば避ける冬までに根が回復しないことがある
10月〜2月行わない根が動かず、切り口から腐る

鉢と土の選び方

鉢は今より一回り大きいものにとどめます。大きすぎると土が乾かず根腐れの原因になります。材質は乾きやすい素焼き鉢が最も向きますが、背の高い株には重い陶器鉢も選択肢です。土は市販の観葉植物用の土では水持ちがよすぎるため、多肉植物用の土か、観葉植物用の土に軽石や赤玉土の小粒を四割ほど混ぜて水はけを最優先にします。

鉢の材質向き不向き使うときの注意
素焼き鉢最も向く乾きが速く根腐れしにくい。根の力で割れることがある
釉薬付きの陶器鉢向く重くて倒れにくい。水はけの穴が大きいものを
プラスチック鉢使える乾きにくいので土の水はけをさらに高める
穴のない鉢、ハイドロカルチャー難しい水の量の見極めが難しく、初心者には勧めない

土に鉢底石を多めに入れ、鉢の高さの二〜三割を占めるようにすると、水はけと重心の両方が安定します。

植え替えの手順

サンスベリアの根は太く、古い土を落としても回復します。腐った根と枯れた地下茎を取り除き、子株が付いていればこのときに分けます。葉は硬いようで折れやすいので、株を持つときは葉の束ではなく根元をつかみます。

一週間前から水を止める
土を乾かしておくと根鉢が崩れやすく、切り口が腐りにくくなります。乾いた状態で作業するのが最大のこつです。
鉢から抜く
鉢を横に倒し、根元を持って引き抜きます。根が鉢に張り付いて抜けないときは、プラスチック鉢なら切り、素焼き鉢なら割ります。
古い土と傷んだ根を落とす
手で古い土をほぐし落とし、黒く柔らかい根や中身のない根を清潔なはさみで切ります。太い白い根は残します。
切り口を乾かす
根を多く切ったときは、風通しのよい日陰に半日から一日置いて切り口を乾かしてから植えます。
新しい鉢に植える
鉢底石を多めに入れ、株の根元が土の表面と同じ高さになるように据えます。深植えすると葉の根元が腐ります。
水は一週間後から
植え替え直後は水を与えず、明るい日陰に置きます。一週間後に鉢底から流れるまで与え、その後は通常の管理に戻します。

植え替え後の管理

植え替え直後は根が水を吸えないため、一週間は水を与えず、直射日光を避けた明るい場所に置きます。一週間後に最初の水を与え、その後は土が完全に乾いてから与える通常の管理に戻します。肥料は新しい葉が動き出してから、規定量の半分で与えます。ぐらつく株は支柱で固定し、根が張るまで動かしません。

時期水やり置き場所と肥料
一週間まで与えない明るい日陰。肥料なし
一週間後一回たっぷり。その後は乾いてから元の場所へ。肥料なし
新葉が動いてから通常どおり置き肥を半量から

植え替え後に弱ったときの立て直し

植え替えのあとに葉が柔らかくなったり倒れたりするのは、湿った状態で作業して切り口から腐りが入ったか、植え替え後に水を早く与えすぎたかのどちらかです。すぐに鉢から抜いて根を確かめ、腐った部分を切り、切り口を数日乾かしてから乾いた土に植え直します。葉に少ししわが寄る程度なら、根が張り始めた証拠なので水を与えて待ちます。

症状考えられる原因戻し方
根元が水っぽく葉が倒れる切り口からの腐り抜いて腐りを切り、乾かして植え直す
葉にしわが寄るが根元は硬い根がまだ張っていない一回水を与えて、明るい日陰で待つ
株がぐらついて安定しない根が少ない、土が緩い支柱で固定し、土を軽く押さえる

サンスベリアの植え替えに使うもの

植え替えは鉢を大きくする作業ではなく、根と土を新しくする作業です。同じ鉢に戻す選択もあります。

数量は直径 24cm(8 号)の鉢 1 個を単位にしています。号数は直径 cm を 3 で割った数です。

  • 鉢(ひと回り大きいもの)探す言葉「植木鉢 8号 スリット」
    規格の目安
    直径で 3cm(1 号)だけ大きいもの。スリット鉢は根が鉢底で回りません。

    急に大きくすると、根の届かない土が湿ったまま残り、根腐れの原因になります。1 号ずつが原則です。

  • 培養土探す言葉「観葉植物 培養土 水はけ」
    規格の目安
    観葉植物用、または多肉・サボテン用。水はけ重視の配合。
    数量の目安
    8 号鉢 1 個で約 8L、6 号鉢で約 3L、10 号鉢で約 15L。

    古い土は粒が潰れて水はけが落ちています。土を替えることが植え替えの目的の半分です。

  • 鉢底石探す言葉「鉢底石 ネット入り」
    規格の目安
    軽石。ネット入りなら次の植え替えでそのまま取り出せます。

    鉢底の穴が土でふさがらないようにするためです。ネット入りは繰り返し使えます。

  • 根切りばさみ・割り箸探す言葉「根切りばさみ 園芸」
    規格の目安
    刃の厚いはさみ。根鉢をほぐすのは割り箸や竹串で足ります。

    固まった根鉢は、外側を切ってほぐさないと新しい根が出ません。土をかむので、普通のはさみは傷みます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 同じ鉢に戻すなら、新しい鉢は要りません。根を整理して土を替えるだけで十分です。
  • 鉢底ネットは、スリット鉢なら要りません。

サンスベリアの上手に育てるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はサンスベリアの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

この記事は広告を含みます。

次に読む

サンスベリアについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる