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サンスベリアの水やり

サンスベリアの水やり|迷ったら与えない、根腐れを防ぐ乾かし方の基本

サンスベリアの栽培イメージ

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枯らす原因の九割は水の与えすぎです。土が完全に乾いてさらに数日待ってから与え、冬は断水に近い管理にします。

自分の鉢の乾き方を知る

サンスベリアの葉は水を蓄える多肉質で、一か月以上水がなくても枯れません。一方で土が湿り続けると、根と葉の根元がすぐに腐ります。ほかの観葉植物と同じ感覚で与えると確実に失敗するので、まず自分の鉢がどのくらいで乾くかを下の表で確かめ、その倍ほど待つつもりで始めます。

鉢と置き場所春秋の乾き方水やりの考え方
素焼き鉢を明るい窓辺に五〜七日で中まで乾く乾いて三〜四日待ってから与える
プラスチック鉢を部屋の奥に二週間以上湿る乾いて一週間待つ。竹串で必ず確かめる
鉢カバーや受け皿付き底に水が残りやすい水やり後は必ずカバーから出して水を捨てる
ハイドロカルチャーやセラミスに植えた株乾きにくい容器の底の水がなくなってから数日待つ

乾いてから、さらに待つ

水を与える判断は、土の表面ではなく鉢の底まで乾いているかで行います。竹串を鉢底近くまで挿し、湿った土が付いてこなければ乾いています。そこからさらに三〜七日待ってから与えても、サンスベリアには何の問題もありません。迷ったら与えない、が失敗しない合言葉です。

竹串を鉢底近くまで挿す
長い竹串を鉢の縁に沿って底近くまで挿し、十秒ほど置いて抜きます。串に湿った土が付いていれば、まだ与えません。
鉢の重さで確かめる
水やり直後と乾いたときの重さを一度ずつ手で覚えておくと、持ち上げるだけで判断できます。
葉の張りを見る
葉が少し柔らかくなり、表面に細かいしわが寄ってきたら、株が蓄えた水を使い始めた合図です。ここが与えどきです。

与えるときは鉢底から流れるまで

与えるときは少量ではなく、鉢底の穴から水が流れ出るまでたっぷり与えます。回数を減らして一回の量を確保するのが基本で、少量を頻繁に与える管理が最も根腐れを招きます。受け皿の水は必ず捨て、葉の付け根に水が溜まったら傾けて出します。冬は冷たい水道水を避け、室温に近い水を午前中に与えます。

葉にかけず土に注ぐ
株の中心や葉の付け根に水が溜まると腐ります。葉を避けて土の表面に直接注ぎ、かかってしまったら株を傾けて水を出します。
受け皿の水を捨てる
流れ出た水を十分ほどして捨てます。鉢カバーに入れている株は、必ず出して水を切ってから戻します。
夜には与えない
夜に与えると朝まで鉢が冷えたままになります。晴れた日の午前中に与え、日中に表面を乾かします。

季節ごとの間隔の目安

サンスベリアは春から秋が生育期で、冬は生長が完全に止まります。冬に水を与えると、吸えない水が鉢に残って根が腐るため、室温が十度前後の部屋では断水します。下の表は室内の六号鉢の目安で、実際には毎回竹串で確かめてから与えます。

時期室温の目安間隔の目安与え方
4〜5月十五〜二十五度中まで乾いて三〜四日後。二〜三週間に一回鉢底から流れるまで
6〜9月二十五度以上十日〜二週間に一回朝に。梅雨と猛暑日は間隔を空ける
10〜11月十五〜二十度三〜四週間に一回徐々に間隔を空けて断水へ
12〜3月十度前後断水。十五度以上なら月一回暖かい日の午前に少量

断水中に葉が少ししわになっても問題ありません。春に水を再開すれば戻ります。しわを見て冬に水を与えるのが最も多い失敗です。

葉水は要らない

サンスベリアは乾燥した空気を好み、葉水は必要ありません。むしろ葉の付け根に水が溜まって腐る原因になるため、ほかの観葉植物と一緒に霧吹きするときは避けます。葉のほこりは、乾いた布か軽く湿らせた布で拭き取ります。拭くときは葉の根元から先に向かって、葉を折らないように片手で支えます。

乾いた布で拭く
月に一度、柔らかい乾いた布で葉の表面を拭きます。ほこりが取れて光をよく受け、ハダニの点検も兼ねます。
湿らせるなら固く絞る
汚れがひどいときは布を固く絞って拭き、葉の付け根に水が入らないようにします。拭いたあとは風通しのよい場所で乾かします。

水のやりすぎと不足を見分ける

サンスベリアの葉が倒れたり柔らかくなったりしたとき、原因のほとんどは過湿です。水切れで枯れることはまれで、しわが寄る程度で済みます。手当てが正反対なので、土の湿りと葉の根元の状態を必ず確かめます。根元が水っぽく茶色になっていたら、腐った葉を抜き取り、株を鉢から出して根を乾かします。

症状土の状態原因と手当て
葉の根元が水っぽく茶色で倒れる湿っている根腐れ。腐った葉を抜き、鉢から出して根を乾かす
葉全体が柔らかく黄色い湿っている過湿。水を止め、風通しのよい場所へ
葉にしわが寄って少し細くなるからからに乾いている水切れの初期。たっぷり与えれば数日で戻る
葉の先だけ茶色く乾くどちらでも起きる暖房の風か古傷。枯れた部分だけ切る

サンスベリアの水やりに使うもの

「何日おき」で決めると必ず外します。乾いたかどうかを見る道具と、鉢底から抜けるようにする道具に分けます。

数量は直径 24cm(8 号)の鉢 1 個を単位にしています。号数は直径 cm を 3 で割った数です。

  • 土壌水分計探す言葉「土壌水分計 観葉植物」
    規格の目安
    土に挿して読む針式。電池の要らないものが手軽です。

    表面の乾きと、鉢の中の乾きは一致しません。挿して確かめる習慣が付くと、やりすぎがなくなります。

  • 注ぎ口の細いジョウロ探す言葉「ジョウロ 室内 注ぎ口 細い」
    規格の目安
    容量 1〜2L。注ぎ口が細く長いもの。

    葉の間から株元へ差し込んで注げます。葉に水を溜めると、そこから腐る植物があります。

  • 受け皿探す言葉「鉢 受け皿 室内」
    規格の目安
    鉢底より一回り大きいもの。

    鉢底から抜けた水を受けるためのものです。**溜まった水はそのつど捨てます。** 溜めたままにするのが根腐れの典型です。

  • 霧吹き(葉水用)探す言葉「園芸 霧吹き 葉水」
    規格の目安
    300〜500ml。霧の細かいもの。

    水やりの代わりにはなりませんが、葉裏に当てるとハダニが付きにくくなります。乾燥する冬の室内で効きます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 自動給水器は、留守が続くときだけで十分です。日常は自分で見るほうが確実です。
  • 多肉植物には霧吹きは要りません。かえって蒸れの原因になります。

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