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センリョウの病害虫と障害

センリョウの病害虫と障害|葉焼けとカイガラムシ、実が落ちる原因の見分け方

センリョウの栽培イメージ

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センリョウの困りごとは病害虫より環境によるものが多いです。葉焼け、実の落下、カイガラムシの対処をまとめました。

症状から原因を見分ける

センリョウの不調はほとんどが日差し、乾燥、寒風という環境の問題です。虫や病気は少なく、出るとすればカイガラムシとハダニ、それに鳥による実の食害です。まず葉と実の状態を見て、環境の問題か虫の問題かを切り分けます。

環境の問題は葉の縁や実の落ち方に出て、虫の問題は葉の裏や茎に虫の姿かべたつきが見つかります。葉を裏返して確かめる習慣を付けると、早く見分けられます。

症状考えられる原因対応
葉の縁が茶色く縮れる強い日差しか乾燥遮光し、株元を覆って水を与える
葉が白っぽくかすれるハダニ葉裏に水をかける
茎や葉裏に白い綿か茶色の粒カイガラムシ歯ブラシでこすり落とす
緑の実が落ちる夏の乾燥か肥料過多水を与え、肥料を止める
赤い実が急に減る鳥の食害防鳥ネットをかける
葉に黒い斑点が広がる炭疽病などのカビ病葉を取り、風通しを良くする

葉焼けと寒風による傷み

夏の直射日光に当たると葉が白っぽく抜け、縁が茶色く枯れます。傷んだ葉は元に戻らないため、次の葉を守ることが対処になります。寒冷紗を張るか、鉢なら日陰に移します。冬の寒風は葉をちぎり、実を傷めるので、株の北側と西側を寒冷紗や板で囲います。

葉焼けは午後の日差しで起きることがほとんどです。午前中だけ日が当たる場所なら問題ないので、日の当たる時間帯を確かめて対処を決めます。

日の当たる時間を確かめる
夏の晴れた日に、朝、昼、午後の3回、株に日が当たっているかを見ます。午後に当たるなら遮光が必要です。
寒冷紗を張る
遮光率50パーセント前後の寒冷紗を株の上と西側に張ります。真上を覆うだけでは西日を防げません。
傷んだ葉を切る
茶色くなった葉は見た目が悪く、病気の入り口にもなるので、葉の付け根から切ります。
冬は北と西を囲う
11月中に株の北側と西側に寒冷紗か板を立てます。上を開けておけば光と雨は届きます。

カイガラムシとハダニの手当て

カイガラムシは茎や葉の裏に白い綿状か茶色の貝殻状で付き、樹液を吸って株を弱らせます。成虫は薬が効きにくいので、見つけたら歯ブラシでこすり落とすのが確実です。5月から6月にふ化した幼虫が動き回る時期なら、樹木用の殺虫剤が効きます。ハダニは乾燥した夏に葉裏で増えるので、葉裏への水かけが予防になります。

カイガラムシの排せつ物で葉が黒くすすけることがあり、これをすす病と呼びます。虫を落とせばすすは次第に消えます。黒い葉を見つけたら、まず上の茎にカイガラムシがいないかを確かめます。

歯ブラシで落とす
茎に付いたカイガラムシを古い歯ブラシで軽くこすって落とします。落とした虫は再び付かないので、地面に落ちても構いません。
幼虫の時期に薬を使う
5月から6月に小さな虫が茎を動いていたら幼虫です。この時期なら樹木用の殺虫剤で退治できます。
葉裏に水をかける
夏の夕方にホースで葉裏に水をかけます。ハダニの予防になり、葉焼けの回復も早まります。

実が落ちる、実が付かないときの原因

実が付かない原因で最も多いのは、6月から7月の開花期の乾燥です。次に多いのが冬に茎を切りすぎて実を付ける茎が残っていないこと、そして日陰が暗すぎることです。緑の実が夏に落ちる場合は、乾燥か肥料の与えすぎが原因です。

植えて2年目までは株が若く、実が少ないのが普通です。3年目から本格的に実が付くので、若い株で実が少なくても心配いりません。

時期起きること原因と対応
6〜7月花は咲いたが実にならない開花期の乾燥。水を切らさない
8〜9月緑の実が落ちる乾燥か肥料過多。水を与え肥料を止める
春〜秋花も実も付かない茎の切りすぎ。若い茎を残して2年待つ
通年茎が細く実が小さい日陰が暗すぎる。明るい日陰に移す

センリョウの実は観賞用です。食べられません。小さな子どもが口に入れないよう注意します。

鳥の食害と病気の予防

11月から12月に赤くなった実は、ヒヨドリやムクドリの好物です。放っておくと数日で食べ尽くされるので、色づき始めたら目の細かい防鳥ネットを株全体にかけます。ネットは実を切る12月まで残します。病気は少ないですが、湿気の多い場所で葉に黒い斑点が広がる炭疽病が出ることがあります。

病気の予防は風通しです。春に混んだ茎を抜き、落ちた病葉は拾って処分します。薬を使うなら樹木用の殺菌剤を梅雨前に1回かけると予防になります。

ネットをかける
実が赤くなり始めたら株全体に防鳥ネットをかけ、裾を地面に留めます。隙間があると鳥は入ります。
病葉を取る
黒い斑点の広がった葉は付け根から切って袋に入れて捨てます。落ちた葉も拾います。株元に残すとカビの胞子が雨で跳ね上がって再発します。
梅雨前に風通しを作る
6月に入る前に、内側で交差する茎や細い茎を根元で抜いて、株の中に風が通るようにします。

センリョウの上手に育てるコツは作物ページに

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