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ユキヤナギの病害虫と障害

ユキヤナギの病害虫と障害|アブラムシとうどんこ病、カイガラムシの見分けと手当て

ユキヤナギの栽培イメージ

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丈夫な花木ですが、新枝のアブラムシと梅雨のうどんこ病、古枝のカイガラムシは毎年出ます。見分け方と対処をまとめます。

症状から見分ける

ユキヤナギに出るトラブルは種類が少なく、新枝に虫が群がる、葉が白くなる、枝に白いかさぶたが付く、葉に穴があくの四つを見分けられれば大半に対応できます。まず新枝の先、葉の裏、古い枝の表面を順に見て、当てはまる症状を探してください。

ユキヤナギは丈夫で、多少の被害では枯れません。慌てて薬を使うより、まず株の姿を見て原因を確かめ、枝を透かす、古枝を抜くといった手入れで環境を整える方が長い目で見て効きます。

症状考えられる原因最初の一手
新枝の先に小さな虫が群がるアブラムシ水で流す、指でつぶす
葉に白い粉がふくうどんこ病病葉を取り、枝を透かす
枝に白や茶色のかさぶたカイガラムシ歯ブラシでこすり落とす
葉に穴、糸を引いて丸まるハマキムシ、毛虫見つけ次第捕殺
枝先が黒く枯れ込む枝枯れ、凍害枯れた部分を切り戻す

アブラムシは春の新枝に集中する

四月から六月、花後に伸びる新枝の先端にアブラムシが群がります。放置すると新枝が縮れて花芽が付きにくくなり、排せつ物にすす病が出て葉が黒くなります。数が少ないうちに水で洗い流すか指でつぶすのが手早く、テントウムシがいれば食べてくれるので殺虫剤は最後の手段にします。

剪定後の新枝を毎週見る
花後の剪定から一か月は、新枝の先端を週に一度確かめます。数匹のうちなら指でつぶして終わりです。
ホースの水で吹き飛ばす
群がっている枝先に勢いのある水をかけて落とします。落ちた虫は戻れないので、数日おきに繰り返せば減ります。
ひどければ花木用の殺虫剤
枝全体に広がったら、花木に使える殺虫剤を葉の裏まで散布します。テントウムシがいる株では使わずに水で対応します。

うどんこ病は枝が混むと出る

梅雨前後の五月から七月に、葉の表面に白い粉をふいたようなうどんこ病が出ます。枝が混み合って風が通らない株ほど広がりやすく、放置すると葉が縮れて落ちます。ユキヤナギの場合は枯れるほどにはなりませんが、花芽を作る夏に葉を失うと翌年の花が減るので、早めに枝を透かして風を通します。

うどんこ病は乾燥気味で昼夜の温度差が大きいときにも出ます。梅雨明け後の株元が乾いているなら、水やりで湿度を整えると勢いが弱まることがあります。

白くなった葉を取り除く
初期なら病葉を摘み取るだけで止まります。取った葉は株元に落とさず袋に入れて捨てます。
混んだ枝を間引く
株の内側に向かう細い枝を数本抜いて風を通します。花芽を切らないよう、抜くのは細く弱い枝だけにします。
広がったら殺菌剤
全体に広がったら花木用の殺菌剤を散布します。重曹を五百倍に薄めた水でも初期なら効果があります。

カイガラムシは古い枝に付く

何年も更新していない古い枝の表面に、白や茶色の小さなかさぶたのようなものが並んでいたらカイガラムシです。動かないので虫だと気付きにくく、殻に守られて薬が効きにくい厄介な害虫です。落葉期に歯ブラシでこすり落とすのが確実で、古い枝を花後に地際で抜いて更新すれば発生源そのものをなくせます。

落葉期に枝を点検する
葉のない冬は枝の表面がよく見えます。白や茶色のこぶが並んでいたら、古い歯ブラシでこすり落とします。
ひどい枝は地際で切る
びっしり付いた古枝は、花後の更新剪定で地際から切り取ります。切った枝は庭に残さず処分します。
冬に機械油乳剤を散布
毎年出る株では、落葉期に機械油乳剤を枝全体にかけると殻ごと窒息させられます。生育期には使いません。

毛虫とハマキムシは見つけ次第取る

初夏から秋にかけて、葉を食べる毛虫や、葉を糸で丸めて中に潜むハマキムシが付くことがあります。株が大きいので少々食べられても影響はありませんが、丸まった葉の中で花芽の付く新枝の先を食べられると翌年に響きます。見つけたら丸まった葉ごと摘み取り、毛虫は割り箸でつまんで処分します。

見た目原因対処
葉が糸で筒状に丸まるハマキムシ丸まった葉ごと摘み取る
葉が縁から食べられる毛虫割り箸でつまんで処分
葉脈だけ残して食べられるハバチの幼虫葉ごと取る、花木用の殺虫剤

毛虫は種類によって刺すものがあります。素手で触らず、必ず手袋か割り箸を使ってください。

病気ではない障害の見分けと立て直し

枝先が黒く枯れる、春の芽吹きが遅い、葉が黄色くなって落ちるといった現象は、害虫や病気ではなく寒さや水の過不足、株の老化が原因のことが多くあります。株全体の姿と時期を見て切り分け、原因が環境なら手当てはせず、枯れた部分を切り戻すか翌年の管理を変えて対応します。

症状時期判断と立て直し
枝先が黒く枯れる3月遅霜の凍害、枯れた先だけ切る
花が枝先にしか付かない3月〜4月株の老化、花後に古枝を更新
秋に葉が黄色く落ちる10月〜11月紅葉で正常、何もしない
夏に葉が茶色く縮れる7月〜8月水切れ、朝夕に株元へ水

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