植え付け時に摘心するかを決める
トレニアは放っておいても枝分かれしますが、植え付け時に摘心(茎の先端を摘んで枝分かれを促す作業)をすると、株が横に広がって花数が倍近くになります。花が咲いている苗を買った場合、摘心すると最初の花を落とすことになるので、迷う人が多いところです。
摘心するかどうかは、植える場所の広さで決めるのも一つの方法です。株間を二十センチ以上取れる花壇なら摘心して広げ、狭いプランターに密に植えるなら摘心せずに縦に伸ばすと、それぞれの場所で見栄えが良くなります。
| 目的 | 摘心の有無 | 結果 |
|---|---|---|
| すぐ花を見たい | しない | 縦に伸び、花は早いが株が細い |
| 夏中たくさん咲かせたい | する | 二週間花が遅れるが株が倍に広がる |
| 吊り鉢で垂らしたい | 二回する | 枝数が増えて全体が花で覆われる |
栄養系のサマーウェーブ系などは自然によく分枝するので、摘心なしでも十分広がります。
摘心の手順
摘心は茎の先端を指で摘むだけの作業です。本葉が六〜八枚になったころ、上から二節目の上で摘みます。摘んだ節の付け根から二本の枝が出て、株が横に広がります。二回目は一回目の枝が五節ほど伸びたころに同じように行います。
- 本葉六〜八枚で一回目
- 苗の先端を、上から二節目の上で指で摘み取ります。ハサミでも構いませんが、清潔な刃を使います。
- 二〜三週間後に二回目
- 出てきた枝が五節ほどに伸びたら、それぞれの先端をまた摘みます。吊り鉢はここまで行うと全体が花で覆われます。
- 六月下旬までに終える
- 七月以降の摘心は花の時期を遅らせすぎます。最後の摘心は六月下旬までに終え、それ以降は自然に咲かせます。
摘んだ先端は捨てずに挿し芽にできます。水に挿しておくだけでも根が出ます。
真夏の切り戻しで秋の花を取り戻す
七月下旬から八月上旬、株が伸びすぎて花が減り、中心が茶色く枯れ込んできたら切り戻しの時期です。全体の高さの三分の一から半分を切ると、二〜三週間で新しい枝が伸び、九月から十月にかけて再び満開になります。切るのが怖くて放置すると、九月には株が乱れて花がまばらになります。
切り戻す位置は、葉が残る節の上です。葉のない部分まで切り詰めると芽が出にくくなります。株を見て、下のほうに緑の葉が残っている高さで切ってください。
切り戻しをためらう人は、まず株の半分だけ切って様子を見る方法もあります。二週間ほどで切った側から新芽が伸びるのを確かめてから、残り半分を切れば、花が途切れる期間を短くできます。
- 七月下旬に株の姿を確かめる
- 株の中心が枯れ込み、花が先端だけに付く姿なら切り戻しどきです。まだ全体に花が付いているなら八月中旬まで待ちます。
- 葉のある節の上で三分の一切る
- 全体の高さの三分の一を目安に、緑の葉が残る節の上で切ります。株全体を同じ高さに揃えると、伸び方が揃います。
- 切った後に肥料と水
- 切り戻した翌日から液体肥料を週一回に増やし、水を切らさないようにします。新芽が出るまでは半日陰で管理すると回復が早くなります。
切り戻しは涼しい朝か夕方に行い、切った後に強い日に当てないようにします。
秋は日が短くなるほど花が増える
トレニアは秋に涼しくなると株が引き締まり、夏より花色が濃く花数も増えます。九月以降は肥料を通常の濃さに戻し、日当たりの良い場所で育てます。十月下旬から十一月に霜が降りるまで咲き続けるので、切り戻しで整えた株が最も見ごたえのある時期です。
秋は朝晩の冷え込みで花色が濃くなる一方、日が短くなると株の伸びが止まります。十月以降は摘心や切り戻しをせず、花がら拾いと追肥だけで最後まで咲かせます。霜の予報が出たら、切り花にして室内で楽しむこともできます。
| 月 | 花の様子 | 作業 |
|---|---|---|
| 6月 | 最初の花が咲く | 摘心を終える |
| 7月 | 満開 | 花がら拾いと追肥 |
| 8月上旬 | 株が乱れ花が減る | 三分の一切り戻し |
| 9月〜10月 | 再び満開、色が濃くなる | 追肥を続けて日に当てる |
| 11月 | 霜で終わる | 種を取るか処分する |
花が咲かないときの原因を見分ける
葉ばかり茂って花が咲かないなら、日照不足か肥料の窒素過多が主な原因です。トレニアは半日陰でも育ちますが、花を咲かせるには一日四時間以上の日光が必要です。肥料は花用の、リン酸の多いものに切り替えると花が上がります。
| 症状 | 考えられる原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 葉が大きく茂り花が少ない | 日照不足か窒素過多 | 日なたへ移し、花用の肥料に替える |
| 茎が長く伸びて先だけ咲く | 摘心不足か切り戻し不足 | 三分の一切り戻して枝を増やす |
| 花が小さく色が薄い | 肥料切れか真夏の高温 | 追肥を続け、秋を待つ |
| つぼみが落ちる | 水切れか急な移動 | 水を安定させ、置き場所を固定する |
日陰でも葉は育ちますが、花は日光が要ります。午前中に日が当たる場所が最も向いています。
トレニアの花を咲かせ続けるのに使うもの
つぼみが上がってからやることは決まっています。摘む・支える・足す、の 3 つです。
- 液体肥料(リン酸多め)探す言葉「液体肥料 開花 リン酸」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液。N-P-K の真ん中(P)の数字が高いもの。
つぼみを作る時期はリン酸が要ります。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり伸びて花が上がりません。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。
種を作らせないことが、次の花を咲かせる条件です。花の下の節まで切り戻すのが基本です。
- 支柱(草花用)探す言葉「園芸支柱 草花 リング」
- 規格の目安
- 直径 8mm・長さ 90〜150cm の細い支柱か、株ごと囲むリング支柱。
花の重みで倒れると、そこから茎が折れます。咲いてから立てるのでは間に合わないので、つぼみのうちに。
- 誘引用の麻ひも探す言葉「麻ひも 園芸 誘引」
- 規格の目安
- 太さ 2mm 前後。目立たない色のもの。
きつく縛ると茎が食い込みます。8 の字にゆるく掛けて、茎が太る余地を残します。
- 開花促進剤は、肥料と日当たりが足りているなら急ぎません。
- リング支柱がなくても、細い支柱 3 本を株の周りに立てて麻ひもで囲めば同じことができます。
トレニアの長く咲かせるコツは作物ページに
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