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トレニアの増やし方

トレニアの増やし方|挿し芽と種取り、こぼれ種で毎年育てる

トレニアの栽培イメージ

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挿し芽は水に挿すだけでも根が出るほど簡単です。種取りとこぼれ種を合わせれば、毎年買わずに楽しめます。

目的に合わせて増やし方を選ぶ

トレニアは挿し芽と種の両方で増やせます。気に入った色の株を同じ色で増やしたいなら挿し芽、たくさんの株が欲しいなら種取りです。栄養系の品種は種が付きにくく、付いても親と同じ姿になりにくいので、挿し芽で増やします。種系の品種はどちらでも増やせます。

挿し芽は五月から九月の成長期ならいつでもできますが、最も成功しやすいのは六月と九月です。真夏は挿し穂がしおれやすく、根が出る前に枯れることがあります。

目的方法適期
同じ色の株を増やす挿し芽5月〜9月
たくさんの株が欲しい種取り10月〜11月に採種
手間をかけずに翌年もこぼれ種秋に種を落とさせる
栄養系の品種挿し芽5月〜9月、種は不向き

栄養系の一部の品種は、生産者が増殖を制限しているものがあります。個人で楽しむ範囲で増やしてください。

挿し芽は切り戻した枝を使う

八月の切り戻しで出た枝をそのまま挿し芽にすると、無駄なく増やせます。茎の先端から二〜三節を切り、下の葉を取って湿った土に挿すと、二週間ほどで根が出ます。コップの水に挿しても根が出るので、根の出方を確かめたい人は水挿しから始めると分かりやすいです。

先端から二〜三節を切る
花やつぼみの付いていない元気な枝を選び、先端から二〜三節で切ります。花が付いていたら取り除きます。
下の葉を取り、水に一時間つける
土に挿す部分の葉を取り、切り口を水に一時間ほどつけて水を吸わせます。これで挿した後のしおれが減ります。
湿らせた土に挿して半日陰へ
挿し芽用の土か赤玉土の小粒を湿らせ、一節分を埋めるように挿します。明るい日陰に置き、乾かさないように管理します。
二週間後に軽く引いて確かめる
枝を軽く引いて抵抗があれば根が出ています。新芽が動き始めたらポットに移し、日なたへ慣らします。

水挿しで根が出た枝は、根が二センチほどになったら土に植えます。長く水に置くと土に慣れにくくなります。

秋に種を取って春までしまう

花の後にできる細長いさやが茶色く乾いたら種取りの時期です。さやを軽く振ると細かい種がこぼれるので、紙の上で作業します。トレニアの種は非常に細かく、一つのさやから数十粒が取れるので、数個のさやで翌年の分は十分です。

種取りをする株は、九月以降に花がらを取らずに残します。すべての花を残すと株の勢いが落ちるので、種用の枝を二〜三本だけ決めて、他は花がらを取り続けると観賞と両立できます。

さやが茶色くなったら切る
さやが緑から茶色に変わり、先が割れ始めたら切り取ります。割れてからでは種が落ちてしまいます。
紙袋で乾かして種を出す
切ったさやを紙袋に入れて一週間乾かします。袋を振ると種が落ちるので、そのまま袋ごと保存できます。
封筒に入れて冷蔵庫の野菜室へ
種は乾燥剤と一緒に封筒に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。四月下旬まで置いても発芽率は保てます。

採った種は親の色と違う花が出ることがあります。決まった色を残したいなら挿し芽を選びます。

こぼれ種で翌年も生やす

トレニアは種を落とした場所から翌年の五月ごろに自然に芽が出ます。花壇の同じ場所で毎年楽しみたいなら、秋に一部の株を残して種を落とさせ、冬の間はその場所を掘り返さないようにします。ただし翌年に出る株の色は親と違うことがあり、混色になることを楽しむ前提です。

こぼれ種の芽は密生して出るので、そのままにすると全部が細く育ちます。本葉が四枚になったころに株間二十センチに間引くか、抜いた芽を別の場所へ移植して整えます。移植は根を傷めないよう、小さなスコップで土ごとすくいます。

時期作業目安
10月〜11月一部の株を残して種を落とさせる花がらを取らずにさやを割らせる
12月〜4月その場所を掘り返さない落ち葉を薄く乗せて土を守る
5月芽が出たら間引く本葉四枚で株間20センチに
6月移植して整える込み合った芽を他の場所へ移す

挿し芽が根付かないときの原因

挿し芽が黒く腐るなら水のやりすぎか土の古さ、しおれて枯れるなら水切れか日の当てすぎです。トレニアは根が出やすい植物なので、失敗するときは環境が極端になっていることが多く、明るい日陰と湿った清潔な土に戻せば成功します。

症状考えられる原因直し方
茎の下が黒く腐る土が古い、水が多すぎる新しい土に挿し直し、表面が乾いたら与える
しおれて戻らない日が強い、水切れ日陰に移し、袋をかぶせて湿度を保つ
根は出たが伸びない肥料をすぐ与えた根が伸びるまで肥料は与えない
秋の挿し芽が冬に枯れた寒さ室内の窓辺で十度以上を保つ

秋の挿し芽を室内で冬越しさせれば、翌年の親株になります。ただし手間がかかるので、種取りのほうが現実的です。挿し芽は一度に何本か挿しておくと、数本失敗しても十分な株数が確保できます。

トレニアの挿し芽・株分けに使うもの

挿し芽は、肥料分のない清潔な土に挿すのが基本です。培養土に挿すとうまくいかないのはそのためです。

  • 挿し芽用土(赤玉土小粒・鹿沼土)探す言葉「挿し芽 用土 赤玉土 小粒」
    規格の目安
    赤玉土の小粒か鹿沼土の単用、または「挿し芽・種まき用」と書かれた土。
    数量の目安
    3 号ポット 1 個で 0.2L、育苗箱 1 枚で 2L 前後。

    肥料分があると、根が出る前に切り口が傷みます。清潔で肥料のない土であることが条件です。

  • 発根促進剤探す言葉「発根促進剤 挿し木」
    規格の目安
    粉末を切り口に付けるタイプか、液に浸すタイプ。

    根の出にくい種類で成功率が変わります。出やすい草花なら無くても十分です。

  • よく切れるはさみ・カッター探す言葉「園芸ばさみ 切れ味 ステンレス」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm。使う前にアルコールで拭きます。

    切り口が潰れると水を吸えません。斜めに一度で切るのが基本です。

  • 3 号ポット・育苗箱探す言葉「ポリポット 3号 育苗」
    規格の目安
    直径 9cm(3 号)のポットか、浅い育苗箱。

    根が出るまでは小さい容器のほうが管理しやすく、乾き具合も見えます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 発根しやすい草花なら、発根促進剤は要りません。水に挿すだけで根が出るものもあります。
  • 密閉できる容器があれば、挿し芽用の温室は要りません。

トレニアの長く咲かせるコツは作物ページに

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