根の色を見て水やりのタイミングを決める
バンダの根は乾くと銀白色、水を吸うと緑や紫がかった色に変わります。この色の変化が水やりの合図です。根が白くなって数時間から半日たったころに与えるのが目安で、常に緑のままでは水が多すぎます。
根の色が変わらない銀白色のまま長く続くようなら、根の表面が古くなって水を吸えなくなっている可能性があります。そのときは漬け込みで芯まで湿らせ、新しい根が出るのを待ちます。
| 根の見た目 | 状態 | 対応 |
|---|---|---|
| 銀白色で乾いている | 水を待っている | たっぷり濡らす |
| 緑や紫に色づく | 水を吸った直後 | 何もしない |
| 先端が伸びて色が鮮やか | 生育が順調 | この状態を保つ |
| 茶色く柔らかい | 根腐れ | 乾かして傷んだ根を切る |
根を濡らす三つの方法
水やりは根全体が緑に変わるまで濡らすのが基本です。表面をさっと湿らせるだけでは芯まで水が届かず、根が細く干からびていきます。時間と手間で三つの方法を使い分けます。
水の温度も気にします。冬に冷たい水道水をかけると根が冷えて傷むため、室温に置いた水を使います。夏は逆に、日中の熱い水を避けて朝の涼しい時間に与えます。
- 霧吹きで根を湿らす
- 毎日の基本です。根全体が緑に変わるまでたっぷり噴霧し、株元の葉の付け根に水がたまらないように傾けます。
- ホースやシャワーで流す
- 屋外なら朝にホースで根全体に水をかけます。数分続けると根が芯まで吸い、日中の乾きに耐えられます。
- バケツに根を漬ける
- 週に一〜二回、根をバケツの水に十〜二十分漬けて芯まで吸わせます。生育期に特に効果があり、肥料を混ぜるとそのまま施肥になります。
葉の付け根に水がたまったままだと軟腐病の入口になります。水やりのあとは株を軽く振って水を落とします。
季節で回数を変える
夏の生育期は毎日、場合によっては朝夕二回濡らします。気温が下がって生育が緩む冬は、根が白くなってから一〜二日待ってからで十分です。冬に夏と同じ回数で与えると、低温と多湿が重なって根が腐ります。
回数はあくまで目安で、最終的には根の色で決めます。梅雨で湿度が高い日は一回で足りますし、冬でも暖房の効いた乾いた部屋なら毎日霧吹きが必要になることがあります。
梅雨時の屋外では雨に当てて構いませんが、何日も雨が続くときは軒下へ移します。根は濡れ続けると呼吸できず、蒸れた葉の付け根から腐りが始まります。晴れ間が出たら元の場所に戻します。
| 時期 | 水やりの回数 | 漬け込み |
|---|---|---|
| 5月〜6月 | 毎朝一回 | 週に一回 |
| 7月〜9月 | 朝夕二回 | 週に二回 |
| 10月〜11月 | 一日一回 | 週に一回 |
| 12月〜4月 | 二〜三日に一回 | 二週に一回、暖かい日の午前 |
湿度を上げて根を守る
水やりと同じくらい大切なのが空気中の湿度です。原産地では湿度が高く、根は空気からも水を吸っています。日本の冬の室内は湿度が三割以下になることも多く、霧吹きだけでは追いつきません。
湿度が足りているかは、朝の根の色で確かめます。前日の水やりから翌朝まで根がほんのり緑を残していれば湿度は十分で、完全に白く戻っていれば乾きすぎです。
- 受け皿に水を張る
- 株の下に水を張った受け皿や小石を敷いたトレイを置き、根が水に触れない高さに吊るします。蒸発した水が根の周りの湿度を上げます。
- 加湿器を近くに置く
- 冬の室内では加湿器を株の近くで使い、湿度五割を目標にします。ただし送風口の風を直接当てないようにします。
- 空気を止めない
- 湿度を上げても風がなければカビや病気が出ます。サーキュレーターを弱で回し、株の周りの空気を常に動かします。
水のやり方で失敗したときの立て直し
バンダの不調は、水が多すぎるか少なすぎるかのどちらかであることが大半です。根の姿と葉のしわを見て切り分ければ、戻し方は難しくありません。
水不足なら葉に縦じわが入り、根は細く干からびます。水過多なら根が茶色く柔らかくなり、葉が下から黄変します。どちらも葉だけを見ると似ているため、必ず根を確かめます。
回復の途中で肥料を与えたくなりますが、根が傷んでいる間は吸えずに逆効果です。新根が二〜三センチ伸びるまでは水だけで管理します。
回復の途中で肥料を与えたくなりますが、根が傷んでいる間は吸えずに逆効果です。新根が二〜三センチ伸びるまでは水だけで管理し、焦らず待ちます。
- 葉のしわは水不足
- 葉に縦のしわが入っていたら水が足りていません。バケツに二十分漬け込む作業を数日おきに繰り返し、湿度も上げます。回復には一〜二か月かかります。
- 根が茶色なら乾かす
- 根が茶色く柔らかい部分は清潔なはさみで切り、風通しのよい場所で一週間ほど霧吹きだけにして乾かし気味に管理します。
- 新根が出たら通常に戻す
- 株元から緑の先端を持つ新しい根が出てきたら回復の合図です。少しずつ水やりの回数を元に戻します。
バンダの水やりに使うもの
水やりの失敗は、回数ではなく「乾いていないのに与えた」ことで起きます。判断する道具と、与える道具に分けて考えます。
- ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口 外せる」
- 規格の目安
- 容量 4〜5L。ハス口の外せるものを選びます。
外して株元に注ぐと、葉や花を濡らさずに土だけへ届きます。病気の広がり方が変わります。
- 水分計(土壌水分計)探す言葉「土壌水分計 鉢植え」
- 規格の目安
- 土に挿して読む針式。乾き・適・湿の 3 段階が読めれば十分です。
表面が乾いていても中は湿っていることがあります。何日おきと決めるより、測って決めるほうが確実です。
- 底面給水鉢・受け皿探す言葉「底面給水 プランター」
- 規格の目安
- 水をためる部分が下にある鉢か、深めの受け皿。
留守にする日があるとき、乾きの速い夏の鉢を持たせられます。ただし常時ためたままにはしません。
- 自動潅水装置は、鉢の数が増えてからで十分です。
- 受け皿に水をためたままにするのは、根を傷める原因になります。屋外では受け皿を使わない選択もあります。
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