季節ごとの水やりの目安
ビオラは過湿を嫌い、特に冬は水のやりすぎで根を傷めます。土の表面が乾いて指で触って湿り気を感じなくなってから、鉢底から流れるまでたっぷりやります。冬は晴れた日の午前中に、春は朝のうちにやるのが基本です。
水やりのときは葉や花にかけず、株元の土にゆっくり注ぎます。花に水がかかると傷んで灰色かび病の元になり、冬は葉に残った水が凍って傷みます。ジョウロの先を外して、株元に細く注ぐと失敗がありません。
| 時期 | 水やりの頻度 | 注意 |
|---|---|---|
| 11〜2月 | 表面が乾いて二〜三日後 | 夕方以降は凍るのでやらない |
| 3〜4月 | 表面が乾いたらすぐ | 株が広がり急に乾くようになる |
| 5月 | 毎朝確かめる | 花がら摘みと合わせて水切れに注意 |
花壇に植えた株は根付いた後は雨まかせで足ります。晴天が二週間続くようなら朝にやります。
追肥の種類と間隔
冬から春まで半年近く咲き続けるので、追肥(育ちの途中で足す肥料)を切らさないことが大切です。緩効性の粒肥料を月に一度株元に置くか、液体肥料を週に一度与えます。両方を併用するときは液体肥料を薄めにします。窒素の多い肥料は葉ばかり茂るので、リン酸の多い花用のものを選びます。
肥料が足りているかは、新しく開く花の大きさと葉の色で判断します。花が前より小さくなり、下葉から黄色く抜けてきたら不足の合図です。逆に葉ばかり大きく茂って花が少ないときは窒素が多すぎるので、粒肥料を一度休みます。
- 粒肥料は株元から離す
- 緩効性の粒を株の周りに数粒ずつ置きます。株元に直接触れると肥料焼けで葉が縮れます。
- 液体肥料は薄めて回数を
- 規定の倍に薄めたものを週に一度、水やり代わりにやります。濃いものを時々より、薄いものを続ける方が花が途切れません。
- 真冬も止めない
- 気温が低い間は効きが鈍りますが、月一度は続けます。二月に切らすと三月の伸びが弱くなります。
肥料の効きが弱い真冬は、日なたに置いた鉢ほど根が動いているので効きます。日陰の鉢は控えめにします。
花がら摘みで次の花を呼ぶ
咲き終わった花を放っておくと種を作り始め、株の力が花から種に向かいます。しおれた花は花首ではなく、花茎の付け根から摘み取ります。指でつまんで横に引くと簡単に取れます。種を採る目的がなければ、二〜三日に一度は見回ります。
花がらの見分けに迷うときは、花びらの縁が薄く透けて色があせたものを取ります。まだ張りのある花を取る必要はありません。冬は花持ちが二週間近くありますが、四月は三〜四日で終わるので、季節によって見回る間隔を変えます。
- 花茎の付け根から取る
- 花だけ取ると花茎が残って見苦しく、そこから腐ることがあります。茎の根元をたどって株元近くでつまみます。
- 雨の後は特に見回る
- 濡れた花がらは葉にくっついて灰色かび病の元になります。雨の翌日は必ず見回り、しおれた花を全部取ります。
春の切り戻しで姿を整える
三月ころから株が広がり、中心が空いて茎が伸び上がってきます。伸びすぎた茎を半分ほど切り戻すと、二〜三週間後に脇から新しい芽が出て再びまとまって咲きます。切り戻した後は液体肥料を与えて回復を助けます。
切り戻しをためらう人は多いですが、ビオラは切った後の回復が早く、切らずに放った株より四月の花数が確実に増えます。株の中心に光が入ることで、内側の芽も動き出します。切る目安は、株の高さが二十センチを超えて茎が横に倒れ始めたころです。
- 伸びた茎を半分に
- 株の外周で伸びすぎた茎を、葉の付いている位置の上で半分ほど切ります。葉のない位置で切ると芽が出ません。
- 一度に全部切らない
- 株の半分ずつ二週間ずらして切ると、花のない期間を作らずに済みます。先に切った側が伸び始めたら残りを切ります。
- 切った枝は挿し芽に
- 切り取った先端は挿し芽にできます。ただし春に挿した株は夏を越せないことが多いです。
元気がないときの原因の切り分け
冬にビオラが弱る原因の多くは過湿と日照不足です。逆に春は水切れと肥料切れが増えます。同じ「葉が黄色い」でも季節によって原因が違うので、土の湿り気と置き場所を先に確かめてから手を打ちます。
回復させるときは一度に何もかも変えず、まず水やりを見直し、次に置き場所、最後に肥料の順で一つずつ確かめます。一週間ほど様子を見て新しい葉の色が戻ってきたら、その対処が正しかったということです。
| 症状 | 冬に多い原因 | 春に多い原因 |
|---|---|---|
| 下葉が黄色い | 過湿で根が傷んだ | 肥料切れ |
| 花が小さく少ない | 日照不足 | 花がら摘みの不足と肥料切れ |
| 茎が伸びて倒れる | 室内や日陰に置いた | 気温上昇による自然な伸び。切り戻す |
| 葉が縮れる | アブラムシ | アブラムシか肥料焼け |
ビオラの育てている間に使うもの
草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。
咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。
- 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。
つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。
- 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
- 規格の目安
- 2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
- 数量の目安
- 8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。
水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。
- ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
- 規格の目安
- 容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。
花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。
- 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
- 活力剤は肥料の代わりになりません。
ビオラの長く咲かせるコツは作物ページに
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