GadeninEnglishアプリを入れる
ロウバイの増やし方

ロウバイの増やし方|種まきと接ぎ木、株分けの向き不向き

ロウバイの栽培イメージ

読むのに約 4

ロウバイは挿し木が付きにくい木です。種まきは簡単ですが花が変わり、よい花を増やすなら接ぎ木か株分けです。

目的に合った増やし方を選ぶ

ロウバイは挿し木の発根率が低く、家庭では成功しにくい木です。増やし方は三つあり、それぞれ向いている目的が違います。同じ花を増やしたいのか、数を増やしたいのか、時間をかけられるのかで選びます。

目的向いている方法花が咲くまで
親と同じ花を確実に接ぎ木、株分け接ぎ木2〜3年、株分けは翌年から
台木を作る、数を増やす種まき5〜10年。花は親と違う
古い株を若返らせるひこばえを育てる株分け1〜2年

ソシンロウバイの種をまいても、基本種に近い茶色い中心の花が咲くことが多いです。よい花は接ぎ木で増やします。

種まきは秋に採ってすぐまく

花のあとにできる壺形の実は秋に茶色く乾き、中に黒褐色の種が数粒入っています。乾かすと発芽しにくくなるので、採ったらすぐまくか、湿らせた砂に混ぜて冷蔵庫で春まで保存します。発芽率は高く、初心者でも育てられます。

九月〜十月に実を採る
実が茶色く乾いて軽く振ると音がしたら採り時です。割って中の種を取り出し、水に一晩つけます。
すぐに深さ二センチでまく
鉢に赤玉土を入れ、種を二センチの深さに一粒ずつまきます。乾かさないよう明るい日陰で管理します。
春の発芽を待つ
翌春の四月ごろ発芽します。本葉が四〜五枚になったら一本ずつポットに植え替え、日なたで育てます。
二年目に地植え
高さ三十センチほどに育った二年目の冬に地植えします。台木にするなら幹の太さが鉛筆ほどになるまで育てます。

種には毒があります。口に入れないよう、子どもの手の届かないところで作業してください。

接ぎ木は三月に切り接ぎで

接ぎ木は実生の台木に、増やしたい品種の枝を接ぐ方法です。三月の芽吹き前に、前年に伸びた充実した枝を穂木にします。切り口を密着させて動かさないことが成功の条件で、慣れれば半分以上は活着します。

穂木を用意する
二月に前年枝を十センチほど切り、芽を二〜三個付けて湿らせた新聞紙で包み冷蔵庫に保管します。
台木を切る
三月上旬、鉛筆の太さの台木を地際から五〜十センチで切り、切り口の縁に二センチほど縦に切り込みを入れます。
穂木を差し込む
穂木の下端を片側は二センチ、反対側は五ミリほど斜めに削り、台木の切り込みに差し込みます。皮の内側の緑の層を合わせます。
テープで巻き固定
接ぎ木テープで隙間なく巻き、穂木の切り口には癒合剤を塗ります。風で動かないよう支柱に結びます。
芽が動いたら台木の芽を取る
四月〜五月に穂木の芽が伸びたら成功です。台木から出る芽はすべて取り、養分を穂木に集めます。

株分けはひこばえを使う

ロウバイは株元からひこばえ(根元から出る細い枝)がよく出ます。根が付いたひこばえを掘り分ければ、親と同じ花が翌年から咲く苗になります。接ぎ木苗の場合は接ぎ口より上から出た枝に限ります。

落葉期に根を確かめる
十二月〜二月に株元の土を掘り、ひこばえに自分の根が付いているかを確かめます。根がなければもう一年待ちます。
根を付けて切り離す
根を傷めないようスコップで周りを掘り、親株とつながる部分をノコギリで切ります。切り口には癒合剤を塗ります。
すぐ植えて枝を詰める
掘り上げたらすぐ植え、地上部を三分の一ほど切り詰めて根との釣り合いを取ります。一年目の夏は水を切らさないようにします。

取り木で太い枝から苗を作る

挿し木が難しいロウバイでも、取り木なら成功しやすい方法です。枝の皮を環状にはがして水苔で包み、根が出てから切り離します。四月〜六月に始めれば秋には根が回ります。

皮を環状にはがす
鉛筆より太い枝を選び、幅二センチほど皮をぐるりとはがします。緑の層まできれいに取り除きます。
水苔で包む
湿らせた水苔をこぶし大にして傷の部分を包み、ビニールで覆って上下をひもで縛ります。
根を確かめて切る
秋にビニール越しに白い根が見えたら、根の下で切り離して鉢に植えます。冬は霜の当たらない場所で管理します。

うまくいかないときの原因と切り分け

増やし方の失敗は原因が方法ごとに違います。どの段階で止まったかを見て、翌年やり直すときの手直しを決めます。一度で成功しなくても株そのものは傷まないので、複数の方法を同じ年に試して比べるのも手です。

場面考えられる原因次にやること
種が発芽しない乾燥させた種をまいた採ってすぐまくか湿らせて冷蔵保存する
接ぎ木の穂木が枯れる緑の層が合っていない、乾燥削り面を合わせ直し、テープを隙間なく巻く
株分け苗が夏にしおれる根が少ないまま掘った地上部をさらに切り詰め、半日陰で水を切らさない
取り木に根が出ない皮の取り残し、水苔の乾燥緑の層まではがし、水苔を月に一度湿らせる

ロウバイの挿し木・接ぎ木に使うもの

木を増やす方法は挿し木と接ぎ木で、要るものが違います。まず自分の木がどちらで増えるかを確かめます。

  • 挿し木用土(鹿沼土・赤玉土小粒)探す言葉「挿し木 用土 鹿沼土」
    規格の目安
    鹿沼土か赤玉土の小粒、単用。肥料分のないもの。
    数量の目安
    3 号ポット 1 個で 0.2L。

    肥料分があると、根が出る前に切り口が傷みます。清潔で肥料のない土であることが条件です。

  • 発根促進剤探す言葉「発根促進剤 挿し木 ルートン」
    規格の目安
    粉末を切り口に付けるタイプ。

    木は草花より根が出にくく、種類によっては差がはっきり出ます。

  • 接ぎ木用ナイフ探す言葉「接ぎ木ナイフ 園芸」
    規格の目安
    片刃で、刃の平らなもの。よく研げるもの。

    接ぎ木は切り口の面が合うかどうかがすべてです。普通のカッターでは平らな面を作れません。

  • 接ぎ木テープ探す言葉「接ぎ木テープ 園芸」
    規格の目安
    伸びて自然に劣化するタイプ。幅 20〜30mm。

    接いだところを密着させ、乾燥を防ぎます。外し忘れると幹に食い込むので、劣化するものが安全です。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 挿し木で増える種類なら、接ぎ木の道具は要りません。
  • 苗木を買うほうが早く実を付ける木も多く、増やすのは趣味の範囲と割り切る選択もあります。

ロウバイの上手に育てるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はロウバイの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

この記事は広告を含みます。

次に読む

ロウバイについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる