結論
- 関東の露地は 8 月下旬から 9 月上旬。初霜の日から 90 日さかのぼった日が最終目安です。
- 早すぎると暑さで種いもが腐り、遅すぎると霜までに太りません。植え付けの幅は春より狭い。
- 今日やるのは、初霜の日を調べて逆算することと、種いもを切らずに丸のまま植える準備。
時期を決める考え方
秋じゃがは植え付けから収穫まで 90〜100 日かかり、霜に当たると葉が枯れて生育が止まります。つまり、初霜の日から 90 日さかのぼった日が植え付けの最終日です。一方で、8 月中の高温では土の中で種いもが腐りやすく、早く植えれば良いわけでもありません。
この 2 つの制約で、関東の露地では 8 月下旬から 9 月上旬の 2〜3 週間が植え付けの幅になります。春じゃがの 1 か月に比べて短いので、時期を逃さないことが最も大切です。
| 地域 | 植え付けの目安 | 収穫の目安 |
|---|---|---|
| 関東 (平野部) | 8 月下旬〜9 月上旬 | 11 月下旬〜12 月上旬 |
| 東海・近畿 | 8 月下旬〜9 月中旬 | 11 月下旬〜12 月中旬 |
| 九州・四国の暖地 | 9 月上旬〜9 月下旬 | 12 月〜1 月 |
| 東北・北陸 | 秋作は難しい。春作に集中する | - |
自分の畑の日を決める手順
上の表は目安なので、自分の畑の初霜で決め直します。去年の霜の日を覚えていなければ、気象庁の平年値で近い観測地点の初霜日を調べます。関東の平野部は 11 月下旬から 12 月上旬が多く、内陸は 2 週間ほど早まります。
- 自分の地域の初霜の日を調べる (去年の記録か平年値)
- その日から 90 日さかのぼり、植え付けの最終日を決める
- 最終日の 1〜2 週間前で、最高気温が 30 度を下回る日を選ぶ
- 植え付け 1 週間前までに畝を用意する
種いもは秋作用を、切らずに植える
秋じゃがは春の残りいもではなく、秋作用として売られている種いもを使います。春の品種は休眠が長く、秋に植えても芽が出ないことが多いからです。8 月中に園芸店に並ぶので、植え付けの 2 週間前には手に入れておきます。
春は大きな種いもを切って植えますが、秋は切り口から腐りやすいので丸のまま植えます。40〜60g の小さめのいもを選び、大きすぎるものは避けます。植え付けの 1 週間前から明るい日陰に置き、芽を少し動かしておくと出そろいが早くなります。
食用のじゃがいもを種いもにするのは避けます。病気を畑に持ち込むことがあり、休眠していて芽も出にくいためです。
植え付けの手順
畝は水はけの良い場所に高めに作ります。秋は台風の雨で畝が水に浸かることがあり、種いもが腐る原因になります。肥料は植え付け時に元肥として入れ、追肥は芽かきのときの 1 回で足ります。
- 幅 60〜70cm、高さ 10〜15cm の畝を作り、深さ 10cm の溝を切る
- 種いもを 30cm 間隔で、芽のある側を上にして置く
- 種いもの間に堆肥と肥料を置き、いもに直接触れないようにする
- 土を 5〜6cm かぶせ、軽く押さえる。水やりは土が乾いているときだけ
- 芽が 10cm になったら 2 本残して芽かきし、追肥して土寄せする
植え付け直後に黒マルチをかけると雨で畝が崩れず、土の温度も安定します。芽が出たらその場所だけ穴をあけて出します。
植えたあとの見どころ
秋じゃがは春より芽の出そろいが遅く、2〜3 週間かかることがあります。3 週間過ぎて出ない所は掘って種いもを見ます。腐っていれば取り除き、9 月上旬なら植え直せます。10 月に入ったら諦めて、空いた所は葉物に使います。
収穫は霜で葉が枯れたあと、晴れが 2〜3 日続いた日に掘ります。春より小ぶりですが、秋のいもは皮が薄く、貯蔵性が高いのが利点です。
失敗と戻し方
「植えたのに芽が出ない」なら、8 月の高温で種いもが腐ったか、休眠が明けていないかのどちらかです。掘って柔らかく臭うなら腐敗で、9 月上旬なら新しい種いもで植え直します。硬いままなら休眠中なので、もう 1〜2 週間待ちます。
「葉は茂ったが霜までにいもが小さい」なら、植え付けが遅かったか、肥料が多くて葉ばかり育った状態です。小さくても掘り上げて食べられます。来年は 1〜2 週間早く植え、元肥を控えめにします。植えた日を記録しておくと、この判断が翌年に生きます。
今日やること
- 自分の地域の初霜の日を調べ、90 日さかのぼって植え付けの最終日を決める
- 秋作用の種いも (40〜60g) を手に入れ、明るい日陰で芽を動かしておく
- 植え付けた日を Gadenin アプリに記録して、3 週間後に芽の出そろいを確認する
よくある質問
- 春に収穫したいもを秋に植えられますか?
- 品種によっては芽が出ますが、休眠が明けていないことが多く出そろいません。秋作向きとされる品種の種いもを買うほうが結果は安定します。
- プランターで秋じゃがはできますか?
- 深さ 30cm 以上、容量 20 リットル以上の大きなプランターなら可能です。1 つに 1〜2 個植え、土寄せの代わりに土を足していきます。
- 9 月中旬を過ぎてしまいました
- 関東の平野部なら 9 月中旬までは小ぶりの収穫が見込めます。それ以降は霜までに太らないので、来春の植え付けに回すのが確実です。
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