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🥕 野菜・果菜

じゃがいもの育て方|栽培方法と収穫までのコツ

植付日と土寄せの日が収量に直結します。作業記録が最も効く作物です。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

じゃがいもの写真

科: ナス科属: Solanum

栽培カレンダー

関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。

播種・育苗生育収穫

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項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。

よくある悩み・今の作業

じゃがいもで実際に起きる悩みと、時期ごとの作業を 1 つずつ解決する記事です。

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記録しておきたいタイミング

種芋を植えた日

植え付けから収穫まで約 90〜100 日。日を残せば収穫時期が計算できます。浴光育芽をした期間も一緒に。

芽かきをした日

芽を 2〜3 本に絞ると芋が大きくなります。何本残したかと、収穫時の芋の大きさを比べられます。

土寄せした日

芽かき後と、花が咲く頃の 2 回が基本。土寄せの回数が緑化した芋の数に直結します。

収穫した日と収量

茎葉が黄色く枯れてきたら。晴天が数日続いた日に掘ります。種芋 1kg あたり何 kg 採れたかを残すと品種比較ができます。

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収穫までのコツ

じゃがいもを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。

種芋は切り口を下にして伏せる

切り口を下に向けると水がしみ込みにくく、腐りにくくなります。10cmほどの深さの溝に、切り口を乾かしてから伏せ込みます。

株間30cmを空けて植える

詰めて植えると1株が使える土の量が足りず、小玉ばかりになります。畝幅70cm、株間30cmが家庭菜園でも扱いやすい間隔です。

花が咲いたら水やりを控える

開花期以降に土が湿り続けると、肥大した芋の表面が荒れたり割れたりします。梅雨時は畝間の排水を優先し、乾かし気味で仕上げます。

茎葉が黄色く倒れてから掘る

茎葉が半分以上倒れて黄変すると芋の皮が固まります。その後に晴天が2〜3日続いた日を選ぶと、皮がむけず保存性も上がります。

掘った芋は日陰で半日乾かす

土が湿ったまま袋に入れると傷みが早まります。日の当たらない風通しの良い場所に半日並べて乾かしてから、暗い場所へ移します。

じゃがいもの収穫と貯蔵を詳しく見る

じゃがいもの栽培をはじめるのに用意するもの

これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから 1 つずつ足すほうが無駄になりません。
  • 苗から始めるなら、種まき用の資材は要りません。

じゃがいもの病害虫(65

症状・予防・対処が分かっているものを、重要度の高い順に並べています。「一般的な内容」と付いているものは、この作物にかぎった記述がまだ無く、病害虫そのものの説明を出しています。

疫病

主要病気

時期 梅雨(5〜7月)出る場所 葉・茎・イモ出やすい条件 20℃前後で雨が続くとき

症状 葉に暗緑色の水浸み状の斑点ができ、急速に黒く枯れ上がります。イモにも褐色の病斑が入り、貯蔵中に腐ります。

予防 種イモは購入した健全なものを使います。土寄せを高くしてイモを土から出さないこと。密植を避けます。

対処 広がりが速いので、発病葉が出たら早めに薬剤散布します。ひどければ茎葉を刈り取ってイモへの感染を止めます。

春の長雨で急激にまん延する

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Phytophthora asparagi、Phytophthora cactorum、Phytophthora cambivora ほか26

ジャガイモ葉巻病

主要病気

時期 春〜初夏(4〜6月)出る場所出やすい条件 アブラムシの飛来。自家採種のイモ

症状 下葉が上向きにスプーン状に巻き、固くなります。株が萎縮して収量が落ちます。

予防 検定済みの種イモを使い、アブラムシを防ぎます。

対処 治せません。抜いて処分します。

種イモ更新で防げる

病原・原因(この病名で報告のあるもの): モモアカアブラムシ、ジャガイモ葉巻ウイルス (PLRV)

ジャガイモYウイルス病

主要病気

時期 春〜初夏(4〜6月)出る場所出やすい条件 アブラムシの飛来。自家採種のイモ

症状 葉脈に沿ってモザイクや壊死が出て、葉が縮れます。イモが小さくなります。

予防 必ず検定済みの種イモを買います。前年のイモを使い回すとウイルスが蓄積します。アブラムシ対策も有効です。

対処 治せません。発病株は抜いて処分します。

種イモ由来の持ち越しが多い

病原・原因(この病名で報告のあるもの): アブラムシ類、ジャガイモYウイルス (PVY)

ニジュウヤホシテントウ

主要害虫

時期 初夏(5〜7月)出る場所出やすい条件 暖かくなる時期

症状 葉が網目状に食べられ、透けた跡が残ります。星が 28 個ある大きめのテントウムシです。

予防 見つけ次第捕殺します。ナス・トマトの近くに植えないこと。

対処 成虫も幼虫も動きが遅いので手で取れます。葉裏の黄色い卵塊も潰します。

発生源になりやすい

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ニジュウヤホシテントウ

青枯病

よくある病気

時期 梅雨明け(6〜7月)出る場所 株全体出やすい条件 高い地温。連作

症状 緑色のまま急にしおれて枯れ、イモを切ると維管束から白い液が出ます。

予防 連作を避け、排水を良くします。ナス科の後作にしないこと。

対処 治せません。株ごと抜いて処分し、そのイモは食べません。

塊茎の維管束が褐変する

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Erwinia tracheiphila、青枯病菌、Ralstonia sp.

ネグサレセンチュウ

よくある害虫

時期 生育中盤以降(6〜7月)出る場所 根・イモ出やすい条件 連作した畑

症状 イモの表面に褐色の傷やくぼみが並び、見た目が悪くなります。

予防 連作を避け、前作にマリーゴールドやエンバクを植えます。

対処 皮を厚めにむけば食べられます。翌年の前作で対策します。

根の壊死で生育が劣る

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネグサレセンチュウ属、ミナミネグサレセンチュウ、スズランネグサレセンチュウ ほか8

過湿による根腐れ

ときどき生理障害一般的な内容

症状 土が乾かないのに株がしおれ、下葉から黄化する。抜くと根が褐色〜黒色に変わり、独特の腐敗臭がする。

予防 高畝や暗渠で排水を確保し、鉢は鉢底石と排水性の良い用土を使う。表土が乾いてから潅水する習慣をつける。

対処 潅水を止めて土を乾かし、鉢なら用土を入れ替えて傷んだ根を切り戻す。回復が見込めない株は抜き取り、周囲の排水を改善する。

湿害でイモが腐る

萎黄病

病気一般的な内容

症状 下葉から黄化し、葉柄がねじれて株が片側に傾く。導管が褐変し、生育が止まって結球しないまま枯れることがある。

予防 抵抗性品種を選び、アブラナ科・イチゴの連作を避ける。無病苗を使い、汚染土壌を農具や靴で持ち込まない。

対処 発病株は根ごと抜き取って処分する。治療は困難なので、輪作や太陽熱消毒で次作の菌密度を下げることを優先する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Candidatus、Fusarium oxysporum、Fusarium oxysporum f. sp. apii ほか8

萎凋病

病気一般的な内容

症状 日中に下葉から萎れ、朝夕は回復する症状を繰り返しながら次第に枯れ上がる。茎を切ると導管部が褐変しているのが特徴である。

予防 抵抗性品種や接ぎ木苗を使い、連作を避ける。排水を改善し、農具や靴による汚染土の持ち込みを防ぐ。

対処 発病株は根ごと抜き取り、圃場外で処分する。薬剤での治療は困難なので、土壌消毒や輪作など次作の対策に切り替える。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Ceratocystis fimbriata、Fusarium commune、Fusarium commune f. sp. rapae ほか23

褐斑病

病気一般的な内容

症状 葉に淡褐色〜灰褐色の小斑点ができ、拡大して不整形の病斑となる。病斑が融合すると葉全体が枯れ、株の勢いが急落する。

予防 換気と除湿で葉の濡れ時間を短くし、密植を避ける。被害葉と残さは早めに処分し、連作ほ場では品種と作型を見直す。

対処 初発を見たら病葉を除去し、登録のある殺菌剤を葉裏まで散布する。耐性菌が出やすいので同一系統の連用は避ける。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Acidovorax avenae subsp. cattleyae、Alternaria alternata、Alternaria dauci ほか57

菌核病

病気一般的な内容

症状 地際や茎、結球部が水浸状に軟腐し、白い綿毛状の菌糸で覆われる。やがて内部や表面に黒い菌核が形成され、株は萎れて枯死する。

予防 排水を良くし、密植と過湿を避ける。菌核は土中で数年生存するため、被害株は菌核ごと取り除き、イネ科との輪作や深耕を行う。

対処 発病株は周囲の土ごと除去して処分する。発生しやすい時期には登録のある殺菌剤を株元中心に散布する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Sclerotinia bulborum、Sclerotinia intermedia、Sclerotinia rubi ほか5

白絹病

病気一般的な内容

症状 地際の茎が水浸状に腐り、白い絹糸のような菌糸が株元と周囲の土表に広がる。やがて菜種粒大の褐色の菌核ができ、株は急速に萎凋枯死する。

予防 排水を良くし、未熟な有機物を地際に置かない。被害株は菌核ごと除去し、高温期の深いマルチや敷きわらの過湿に注意する。

対処 発病株と周囲の土をまとめて除去して処分する。多発ほ場では太陽熱消毒や輪作を行い、必要なら登録のある薬剤を株元処理する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Sclerotium rolfsii

炭疽病

病気一般的な内容

症状 葉や果実に淡褐色〜黒褐色の円形病斑ができ、中央がややくぼんで輪郭がはっきりする。湿ると病斑上に鮭肉色の粘質な胞子塊がにじみ出る。

予防 雨よけと敷きわらで泥はねを防ぎ、風通しをよくする。被害残さは土中にすき込まず処分し、無病苗を用いる。

対処 病斑のある葉・果実は早めに摘み取って処分する。梅雨期は登録のある殺菌剤を降雨の前後に散布して感染を抑える。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Colletotrichum Colletotrichum gloeosporioides、Colletotrichum acutatum、Colletotrichum aenigma ほか66

軟腐病

病気一般的な内容

症状 地際や結球部が水浸状に軟化し、やがてドロドロに崩れる。腐敗部から独特の不快臭がする。

予防 高畝にして排水と通風を確保し、株間を詰めすぎない。収穫や間引きで作った傷を長雨の前に作らないようにする。

対処 発病株は速やかに抜き取り、圃場外へ持ち出して処分する。周囲へ広がるため残渣をすき込まず、銅剤の予防散布に切り替える。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Choanephoroidea cucurbitae、Dickeya solani、Dickeya sp. ほか11

ネコブセンチュウ

害虫一般的な内容

症状 日中に株が萎れ、施肥や潅水をしても回復しない。抜き取ると根に大小の こぶ が数珠状に付き、細根が乏しい。

予防 同じ科の連作を避け、対抗植物のマリーゴールドや緑肥を輪作に入れる。抵抗性台木の接ぎ木苗を使うのも有効だ。

対処 被害株は根ごと抜き取り圃場外へ持ち出す。夏季は透明マルチによる太陽熱消毒で土壌中の密度を下げる。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネコブセンチュウ属、アレナリアネコブセンチュウ、キタネコブセンチュウ ほか5

灰色かび病

病気一般的な内容

症状 花や果実、葉に水浸状の褐色病斑ができ、表面に灰色のふわふわしたかびを密生する。果実は軟腐して落果し、収穫後も貯蔵中に腐敗が進む。

予防 咲き終わった花弁や枯れ葉をこまめに取り除き、湿気のこもらない株間を保つ。雨よけと換気で結露を減らすと効果が高い。

対処 発病部位は胞子を飛ばさないよう静かに袋へ入れて処分する。多湿期には登録のある殺菌剤を予防散布し、耐性菌回避のため系統を替える。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Botryotinia fuckeliana、Botrytis cinerea、Botrytis galanthina ほか2

半身萎凋病

病気一般的な内容

症状 下葉の片側だけが黄変・萎凋し、症状が上位葉へ進む。茎の導管が淡褐色に変色し、株は生育不良のまま枯れていく。

予防 抵抗性台木の接ぎ木苗を使い、ナス科・ウリ科の連作を避ける。被害残さを持ち込まず、地温の上がりすぎ・下がりすぎを避ける。

対処 発病株は抜き取り処分する。多発ほ場では太陽熱消毒や輪作で菌密度を下げ、必要なら登録のある土壌消毒剤を検討する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Verticillium albo-atrum、Verticillium dahliae、Verticillium nigrescens ほか1

斑葉細菌病

病気一般的な内容

症状 葉に黄色いハローを伴う小さな黒褐色斑ができ、多発すると葉全体が枯れ上がる。果実には黒い点状の斑点が散在する。

予防 健全種子を使い、連作を避ける。株元にマルチを敷いて泥はねを防ぎ、雨の当たりにくい環境で管理する。

対処 発病葉は早めに摘み取って処分し、銅剤で予防的に守る。多湿を招く過繁茂を整理し、灌水は株元へ静かに行う。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Acidovorax valerianellae、Pseudomonas syringae pv. primulae、トマト斑点細菌病菌 ほか1

輪紋病

病気一般的な内容

症状 枝幹の表面がいぼ状に隆起して粗くなり、そこが伝染源となる。果実には褐色の円形病斑ができ、同心円状の輪紋を描きながら軟らかく腐敗する。

予防 いぼ症状の出た枝は剪定して処分し、樹体を健全に保つ。落果や被害果を園内に残さず、袋かけで果実への感染を減らす。

対処 腐敗果は早めに取り除いて処分する。梅雨から夏の降雨期に登録のある殺菌剤を定期散布し、枝幹の伝染源を減らす。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Alternaria linariae、Alternaria solani、Ascochyta compositarum ほか22

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記録されている病名(46

農研機構の日本植物病名データベースに、この作物で報告のある病名です。症状の記述はこれからです。

えそ病がんしゅ病さび斑心腐病そうか病てんぐ巣病ならたけ病キャリコ病シスト線虫病モザイク病乾腐病二次成長病傷腐細菌病叢生萎縮病塊茎えそ病塊茎褐色斑点病塊茎褐色輪紋病夏疫病指斑病植物寄生性線虫白紋羽病空胴病粉状そうか病粘性腐敗病紅色斑点病紫染萎黄病紫紋羽病緋色腐敗病腐敗病腐敗細菌病萎凋細菌病葉先枯病葉巻病葉枯病葉腐病褐腐細菌病褐色心腐病象皮病赤色心腐病輪腐病銀か病陥没病黄斑モザイク病黒あざ病黒あし病黒斑病黒色心腐病

よくあるトラブル

芋が緑色になっている

日光に当たった芋です。ソラニンができて食べられません。土寄せ不足が原因なので、次回は 2 回しっかり行います。

葉に穴が開き、細かい筋状の食痕がある

ニジュウヤホシテントウです。見つけ次第捕殺します。ナス科を近くに集めすぎないことも予防になります。

芋が小さい・数が少ない

芽を減らさなかったか、日照・肥料不足です。芽かきを 2〜3 本に絞り、花が咲く頃に土寄せと追肥をします。

掘った芋が腐る

雨の直後に掘ると傷口から腐ります。晴天が続いた日に掘り、風通しのよい日陰で乾かしてから保存します。

品種一覧(24

Gadenin の作物マスタに登録されているじゃがいもの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。

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その他19

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この作物でよく出る用語

本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。

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作物名に「じゃがいも」と打つだけで品種候補が出ます。定植日を入れれば経過日数が自動で表示され、写真とメモを積み重ねるだけで栽培ヒストリーができあがります。

ベランダの一鉢でも、市民農園でも、出荷用の圃場でも使い方は同じです。株数や品種を分けて管理できるので、家庭菜園・園芸の記録としても、農作業の記録としてもそのまま使えます。

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