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家庭菜園ガイド · 目的別

スナップエンドウのつるありとつるなしの違いは? 草丈・支柱・収量で選ぶ

つるありは草丈 2m 前後で収量が多く、つるなしは 70〜80cm でプランター向き。支柱の高さ、まける時期、収穫の続き方の違いと、場所に合わせた選び方。

エンドウ2月・3月・10月・11月露地プランター
スナップエンドウのつるありとつるなしの違いは? 草丈・支柱・収量で選ぶ

結論

  1. つるありは草丈が 2m 前後まで伸び、2m 前後の支柱とネットが要る代わりに、収量が多く長く採れます。畑で高さが取れるならこちら
  2. つるなしは草丈 70〜80cm ほどで、支柱は 1.2m ほど。プランターや狭い畑、風の強い場所に向きます。「つるなし」でも支柱が無いと倒れやすい点に注意
  3. 迷ったら、育てる場所の高さで決めます。ベランダやプランターならつるなし、畑ならつるあり

違いを一覧で比べる

つるありとつるなしは、どちらも莢ごと食べるスナップエンドウです。味や食べ方は同じで、違うのは株の大きさと、それに伴う支柱・場所・収量です。数字は関東の露地で秋にまいた場合の目安で、品種や地域で前後します。

つるありつるなし
草丈2m 前後70〜80cm ほど
支柱2m 前後の支柱とネット1.2m ほどの支柱 (短いネットや紐)
向く場所畑。高さの取れる場所プランター、狭い畑、風の強い場所
収量多い。1 株から 50〜80 莢ほどつるありより少なめ
収穫の続き方4 月下旬〜6 月上旬に長く採れる短い期間にまとまって採れる傾向
まく時期 (関東)10 月下旬〜11 月上旬の秋まき秋まきが基本。2 月末〜3 月の春まきもしやすい

つるあり: 畑で収量を取りたい人向け

つるありは、春に暖かくなると一気につるを伸ばし、草丈が 2m 前後になります。株が大きいぶん花の数が多く、収穫が 4 月下旬から 6 月上旬まで長く続きます。たくさん採りたい、家族で食べる量を確保したい場合はこちらです。

そのかわり、2m 前後の支柱とネットが欠かせません。つるは自分で巻きひげを絡ませて登るので、伸び始める 3 月までにネットを張っておきます。背が高くなるので、畑の北側に植えると他の野菜を日陰にしません。

  • 支柱は 2m 前後。ネットは目合い 10〜18cm 程度が絡みやすい
  • 株間は 30cm ほど。詰めると風が通らず、うどんこ病が出やすい
  • 背が高くなるので、畑の北側か、日陰になっても困らない場所に

つるなし: プランターや狭い場所で育てたい人向け

つるなしは、つるがあまり伸びず、草丈 70〜80cm ほどで止まります。プランターで育てられ、ベランダや狭い畑でも場所を取りません。草丈が低いので、風の強い場所でも倒れにくく、管理が楽です。

ただし「つるなし」は「支柱がいらない」という意味ではありません。実がつくと株が重くなり、風で倒れやすくなるので、1.2m ほどの支柱を立てて紐やネットで支えます。寒冷地の春まきや、暖地の秋まきで育ちが良いと、品種によっては 150cm 前後まで伸びることもあります。

注意

つるなしだからと支柱を立てずに育てると、莢がつき始めた頃に株が倒れて折れやすくなります。種をまいた時点で、1.2m ほどの支柱を用意しておくと安心です。

どちらを選ぶか: 場所と目的で決める

選び方はシンプルで、育てる場所の高さと、どれだけ採りたいかで決めます。プランターなら、深さ 25cm 以上、幅 60cm 程度のものでつるなしを 2〜3 株が目安です。

こんなとき選ぶ理由
畑で、たくさん採りたいつるあり株が大きく、収穫が長く続く
ベランダ・プランターで育てたいつるなし草丈が低く、短い支柱で収まる
風が強い場所、高い支柱が立てにくいつるなし背が低いぶん倒れにくい
秋にまき忘れた、春から始めたいつるなし春まきでも短い期間で収穫まで届きやすい

育て方の共通点と、地域による違い

つるあり・つるなしとも、育て方の骨格は同じです。関東の露地では 10 月下旬〜11 月上旬に種をまき、本葉 2〜3 枚の小さな苗で冬を越させます。大きくなりすぎた苗は霜で傷むので、早まきしないことが大切です。同じ場所での連作は 4〜5 年あけます。

寒冷地では秋まきだと冬を越しにくいため、3 月以降の春まきが基本になります。春まきは育つ期間が短いので、草丈の低いつるなしのほうが扱いやすいことが多いです。暖地では 11 月中旬まで秋まきができます。

  • 育てる場所に合わせて、つるあり / つるなしを決めた
  • 支柱の長さを決めた (つるありは 2m 前後、つるなしは 1.2m ほど)
  • まく場所で、過去 4〜5 年エンドウを育てていない
  • 関東の露地なら 10 月下旬〜11 月上旬にまく予定にした

失敗と戻し方

よくある失敗は 2 つです。1 つは、つるありをプランターで育てて、伸びたつるを支えきれず株が倒れること。もう 1 つは、つるなしに支柱を立てず、莢がつき始めた頃に倒れてしまうことです。どちらも、倒れた直後なら支柱を足して紐で起こせば、折れていない茎から莢がつき続けます。

つるありで春につるが伸びすぎて花が少ないときは、肥料、とくに窒素が多すぎる可能性があります。追肥を控えて様子を見ます。つるなしで収穫が早く終わったときは、それが性質なので、次は株数を増やすか、つるありを畑で育てることを考えます。

今日やること

  1. 育てる場所 (畑かプランターか) と、立てられる支柱の高さを確かめる
  2. その場所に合わせて、つるあり / つるなしの種を選ぶ
  3. 支柱 (つるありは 2m 前後、つるなしは 1.2m ほど) を種まきまでに用意する

よくある質問

つるなしスナップエンドウに支柱はいりませんか?
いります。つるなしは草丈 70〜80cm ほどですが、実がつくと重さと風で倒れやすくなります。1.2m ほどの支柱を立てて、紐やネットで支えてください。
つるありとつるなしで味は違いますか?
どちらも莢ごと食べるスナップエンドウで、つるの伸び方による味の違いはありません。甘さや莢の厚さは品種と収穫のタイミングで決まります。
つるありをプランターで育てられますか?
大きなプランターと 2m 前後の支柱が立てられれば育てられますが、倒れやすく管理が大変です。プランターなら、つるなしを選ぶほうが失敗が少ないです。
春まきするならどちらがいいですか?
春まきは育つ期間が短いので、草丈の低いつるなしのほうが収穫まで届きやすいです。関東では 2 月末〜3 月にまきます。
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