GadeninEnglishアプリを入れる
アベリアの月別の作業

アベリアの月別の作業|剪定・追肥・挿し木を一年の流れで確認する

アベリアの栽培イメージ

読むのに約 3

アベリアの年間管理は数が少ないぶん、時期を外すと花に響きます。月ごとの作業と株の見どころを表で確認します。

一年の作業を月で見る

アベリアは芽吹きから開花まで長く、剪定と肥料の時期だけ押さえればあとは放任気味でよい木です。関東平野部の露地を基準に、暖地は半月ほど早く、寒冷地は半月から1か月遅く読み替えてください。

作業株の様子と目安
1月雪払い、鉢の防寒半落葉、枝は休眠
2月寒肥、古枝の間引き剪定芽はまだ固い
3月強剪定と輪郭の刈り込み、植え付け月末に芽が膨らむ
4月植え付け、鉢の植え替え新芽が伸び始める
5月水やりの様子見、挿し木の準備枝先に初花
6月挿し木、花がら摘み開花が本格化
7月飛び出し枝の刈り込み、夏の追肥花が一時減る
8月乾燥時の水やり、台風前の整枝二番花が咲く
9月軽い刈り込みは中旬まで、挿し木花が最も多い
10月植え付け、株分け花が終わりがくが色づく
11月落ち葉の掃除、マルチ敷き葉が赤みを帯びる
12月鉢の移動、雪対策落葉が進む

整枝(枝の配置を整えること)は9月中旬までが目安です。10月以降に切ると切り口の枝が冬に枯れ込みます。

春に済ませる作業

2月から4月はアベリアの一年で最も作業が集中する季節です。剪定、寒肥植え付け植え替えを、芽が動く前後の順序を意識して進めます。芽が伸び始めてから太い枝を切ると、せっかくの新芽を捨てることになります。

寒冷地では、この春の作業を全体に2〜3週間遅らせます。3月の強剪定は4月上旬、植え付けは4月下旬から5月が目安で、遅霜の心配がなくなってから行います。

2月に肥料と間引きを同時に
寒肥を入れる日に、枯れ枝と古枝の間引き剪定も済ませます。株元が見えるので、肥料をまく位置も決めやすくなります。
3月に輪郭を決める
刈り込み仕立ては前年より少し内側で刈ります。強剪定をする年は、芽が膨らみ始めた3月中旬ごろまでに切り終えます。
4月に植え替える
鉢植えは2年に一度、根鉢を3分の1ほど崩して同じ鉢か一回り大きな鉢に植え替えます。地植えの植え付けも4月中に済ませると夏までに根が張ります。

夏は花を切らさない工夫

6月から9月は花が続く季節ですが、7月ごろに一度花が減ります。このときに追肥(育ちの途中で足す肥料)と軽い刈り込みを入れると、8月から9月の二番花が充実します。深く刈ると秋の花を失うので、飛び出した枝だけを整えるのが目安です。

6月に挿し木を取る
今年伸びた枝が少し硬くなったころが挿し木の適期です。花の付いていない枝を10センチほど切り、下葉を取って赤玉土に挿します。
7月の刈り込みは浅く
輪郭から飛び出した枝だけを払い、内側の枝は触りません。刈った後に追肥をすると、3週間ほどで再び蕾が上がります。
8月は水と風だけ気にする
地植えは10日以上雨がなければ朝にたっぷり水を与えます。台風前に長い枝を軽く切っておくと、枝折れを減らせます。

秋から冬は片付けと備え

10月に花が終わると、がくが赤く色づいて別の趣になります。この時期の剪定は最小限にして、落ち葉の掃除と株元のマルチで冬に備えます。挿し木苗や株分けした株の植え付けは10月中に済ませると、根が動いてから寒さを迎えられます。

暖地では11月でも花が残ることがあります。花が残っていても無理に切らず、12月に入って自然に終わるのを待ってから片付けに移ります。

10月中に植え替えを終える
秋の植え付けと株分けは10月までです。11月に入ると根が動かず、根鉢を崩した株は春まで弱ったままになります。
11月に落ち葉を集めて捨てる
株元にたまった落ち葉はカイガラムシやうどんこ病の越冬場所になります。集めて処分し、新しい腐葉土でマルチをし直します。
12月に鉢を移動する
鉢植えは霜の当たらない軒下へ寄せます。寒冷地では鉢ごと不織布で包み、水やりは表面が乾いて数日たってからにします。

時期を外したときの立て直し

作業の時期を逃しても、アベリアは翌年に取り返せることがほとんどです。ただし遅れた作業を無理にやると被害が広がります。何を逃したかで、今年はあきらめて来年に回すのか、今すぐ軽くやるのかを判断します。

場面そのままだとどうなるか立て直し
3月の強剪定を逃した夏に背が高く暴れる今年は飛び出し枝だけ払い、来年2〜3月に切る
寒肥を入れ忘れた春の芽出しが弱い4月に緩効性肥料を少量まいて代用する
10月以降に刈ってしまった切り口周りが冬に枯れ込む春に枯れた部分を緑のところまで切り戻す
秋の植え替えが11月にずれた根が動かず春まで弱る根鉢を崩さず鉢増しだけにして春を待つ

「今年は咲かなくても来年咲けばいい」と割り切れる作業は来年へ回すのが、アベリアでは一番失敗が少ない判断です。

アベリアの栽培に一年を通して使うもの

木の作業は冬と夏に固まります。冬に剪定と寒肥、生育期に袋かけと防鳥。この 4 つを季節の前にそろえておきます。

数量は植えて数年たった木 1 本を単位にしています。

  • 剪定ばさみ探す言葉「剪定ばさみ 果樹」
    規格の目安
    刃渡り 5〜6cm、直径 2cm 程度まで切れるもの。バイパス式(刃が交差するもの)。

    アンビル式は枝を潰します。生きた枝を切るならバイパス式で、切り口が滑らかなほど早くふさがります。

  • 剪定のこぎり探す言葉「剪定のこぎり 折込 24cm」
    規格の目安
    刃渡り 24cm 前後の折込式。生木用の刃(目の粗いもの)を選びます。

    直径 2cm を超える枝は、はさみで切ろうとすると枝も刃も傷めます。工作用ののこぎりは生木で目が詰まります。

  • 有機質肥料(寒肥用)探す言葉「油かす 骨粉 有機質肥料」
    規格の目安
    油かすと骨粉の配合肥料。5〜10kg 袋。
    数量の目安
    成木 1 本に 1〜2kg。樹冠(枝の広がり)の外周に沿って埋めます。

    冬に入れて、春に効き始めるのを狙う肥料です。ゆっくり分解するので、休眠期のうちに入れておきます。樹種と樹齢で必要な量は変わるので、詰めたいときは施肥基準を見てください。

    出典: 農林水産省「施肥基準 — 果樹」

  • 防鳥ネット探す言葉「防鳥ネット 目合い25mm」
    規格の目安
    目合い 20〜25mm。小鳥まで防ぐなら 15mm。
    数量の目安
    高さ 2m の木 1 本を覆うのに 4m × 4m 程度。

    色づく直前にかけます。目合いが大きすぎると小鳥が入り、細かすぎると風で煽られて枝を傷めます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 高枝切りばさみは、木が背を越してからで十分です。低く仕立てるならずっと不要です。
  • チェーンソーは家庭の果樹には要りません。剪定のこぎりで足ります。

アベリアの上手に育てるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はアベリアの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

この記事は広告を含みます。

次に読む

アベリアについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる