水やりは場所と季節で変える
地植えのアジュガは根付いてしまえば雨だけで足ります。ただし真夏に晴れが一週間以上続き、葉が昼間にしおれて夕方も戻らないなら水をやります。鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりやり、夏は朝に、冬は暖かい日の午前中にやります。
| 場面 | 水やりの目安 | 気を付けること |
|---|---|---|
| 地植え・春秋 | 不要 | 植え付け直後だけ乾いたらやる |
| 地植え・真夏 | 1週間以上雨がなければ朝に | 夕方にしおれたままなら翌朝すぐ |
| 鉢植え・春秋 | 表面が乾いたらたっぷり | 受け皿の水は捨てる |
| 鉢植え・夏 | 毎朝。夕方も乾いていれば | 日中の水やりは根を傷める |
| 鉢植え・冬 | 表面が乾いて2〜3日後 | 暖かい日の午前中に |
肥料は春と秋に薄く
アジュガは肥料が少なくても育ち、多すぎるとかえって葉が大きくなりすぎて株が間延びします。追肥(育ちの途中で足す肥料)は三月と十月に緩効性の粒状肥料を株元に少量置くだけで十分です。花後にお礼肥として液体肥料を薄めてやると、ランナーの伸びがよくなります。
- 三月に粒の肥料を置く
- 芽が動き出す三月上旬に、緩効性の粒状肥料を一株あたりひとつまみ、株元から少し離して置きます。葉に触れると肥料焼けします。
- 花後に薄い液肥
- 五月に花が終わったら、規定の二倍に薄めた液体肥料を二週間おきに二回やります。ランナーが勢いよく伸びて広がります。
- 十月にもう一度粒を置く
- 秋に三月と同じ量の粒状肥料を置きます。冬の間に根が太り、翌春の花数が増えます。十一月以降はやりません。
斑入り品種に肥料を多くやると、斑が消えて緑一色に戻ることがあります。斑を保ちたいなら春の一回だけにします。
夏の蒸れ対策
アジュガが枯れる原因で一番多いのは、梅雨から真夏にかけての蒸れです。葉が密に重なった株の内側に湿気がこもり、株元から茶色く溶けるように腐ります。梅雨入り前に込んだ部分を間引いて風を通し、真夏は西日を避けることで防げます。
- 梅雨前に込んだ葉を抜く
- 六月上旬、株の内側で重なり合っている古い葉や、地面に着いて黄ばんだ葉を手で抜きます。株の中心に指が入るくらいまで透かします。
- 重なったランナーを整理する
- ランナー同士が重なって三層になっている部分は、上のランナーを切り取って別の場所に植えます。一層に広がる姿を保ちます。
- 西日には日よけ
- 午後の日が当たる場所では、七月から八月だけ遮光ネットや背の高い草花で影を作ります。葉の縁が茶色くなり始めたら急ぎます。
冬の管理
アジュガは常緑で冬も葉を残しますが、強い霜が続くと葉が赤紫に色づき、ふちが傷みます。これは寒さに応じた変化で、春になれば新しい葉に入れ替わるので心配いりません。霜柱で株が持ち上がったときだけ、指で押し戻して根を土に着けます。
寒冷地で雪の下になる場合も、雪が断熱材の役目をするので株は無事です。雪が解けたあとに傷んだ葉を取り除き、新しい葉が出るのを待ちます。雪の少ない寒冷地では、寒風で葉が乾いて枯れやすいので、落ち葉や腐葉土を軽くかぶせておくと安心です。
| 状態 | 見た目 | 対応 |
|---|---|---|
| 寒さで色づく | 葉が赤紫や銅色に | そのまま。春に戻る |
| 霜柱で浮く | 株元が土から持ち上がる | 押し戻して腐葉土を敷く |
| 寒風で葉が枯れる | ふちから茶色く乾く | 傷んだ葉だけ春に取る |
鉢植えは霜の当たらない軒下に移すだけで足ります。室内に入れる必要はなく、暖房の効いた部屋はむしろ弱らせます。
広がりすぎたときの制御
アジュガは元気に育つと年に三十センチ以上広がり、隣の草花の領域に入り込みます。ランナーは浅いところをはうので、境界からはみ出した分をはさみで切り、根ごと引き抜くだけで簡単に止められます。春と秋の年二回、境界を見回るだけで十分です。
- はみ出したランナーを切る
- 境界を越えたランナーを、親株とのつながりの部分ではさみで切ります。切った先の株は根が出ていれば移植に使えます。
- 縁取りを入れる
- 隣に大切な草花があるなら、深さ十センチほどの見切り板を土に埋めます。ランナーは板を越えられず、管理が楽になります。
元気がないときの原因の切り分け
葉が小さくなる、色がさえない、広がらないといった不調は、日当たり、水、肥料のどれかの過不足です。まず土を触って湿り気を確かめ、次に一日のうち日が当たる時間を数え、最後に肥料の履歴を思い出します。この順に見れば原因はたいてい絞れます。
| 症状 | 原因 | 戻し方 |
|---|---|---|
| 葉が間延びして色が薄い | 暗すぎる・肥料過多 | 明るい日陰へ移し肥料を止める |
| 葉が小さく固い | 乾燥・日差しが強い | 腐葉土を敷いて水持ちを上げる |
| 株元が茶色く溶ける | 蒸れ・過湿 | 傷んだ部分を取り、透かして風を通す |
| 古株の中心が枯れる | 株の老化 | 外側の若い株を植え直す |
アジュガの育てている間に使うもの
草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。
咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。
- 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。
つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。
- 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
- 規格の目安
- 2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
- 数量の目安
- 8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。
水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。
- ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
- 規格の目安
- 容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。
花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。
- 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
- 活力剤は肥料の代わりになりません。
アジュガの長く咲かせるコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はアジュガの育て方にまとめています。
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