まず確認すること
甘夏の実が割れる・腐る・変形するとき、まず確認することは?
- 腐りが実の先端 (花落ち部) からか、傷からか
- 割れる前に急な大雨や水やりのムラがなかったか
- 花が咲いた時期の気温と受粉の状態
甘夏の病害虫ガイドから
甘夏の病害虫と障害のガイドにある見分け表のうち、この症状に当たる行です。
| 症状 | 疑う原因 | まずやること |
|---|---|---|
| 葉や実が黒いすすで覆われる | すす病(カイガラムシの排せつ物) | 元のカイガラムシを退治する |
| 実の状態 | 疑う原因 | 次にすること |
|---|---|---|
| 6月に小さい実が大量に落ちる | 生理落果。異常ではない | 落ち着いてから摘果する |
| 夏に実が割れる | 乾いた後の大雨 | マルチを敷いて水の差をなくす |
| 冬に実が凍って水っぽい | 寒害 | 寒波前に収穫し、木を覆う |
まず疑う 3 件
甘夏に記録のある病害虫から、甘夏か同じ仲間の作物で症状が合うものを先に並べています。症状だけで原因は確定できないため、見分け方と対処をリンク先で確かめてください。
黒点病
果実の表面に黒い小さな点が多数でき、砂をまいたように見えます。見た目だけで中身は食べられます。
同じミカン属のレモンでの症状です。
黒点病の見分け方と対処を見るすす病
葉や果実の表面が黒いすすで覆われます。手で拭くと取れます。
同じミカン属のレモンでの症状です。
すす病の見分け方と対処を見る斑点細菌病
葉に水浸状の小斑ができ、のちに褐色になって周囲が黄化する。果実にも水浸状やかさぶた状の斑点ができ、そこから腐敗が進む。
多くの作物で記録のある病害虫です。症状は一般的な説明です。
斑点細菌病の見分け方と対処を見るそのほかの原因
- 灰色かび病 — 花や果実、葉に水浸状の褐色病斑ができ、表面に灰色のふわふわしたかびを密生する。果実は軟腐して落果し、収穫後も貯蔵中に腐敗が進む。
- 疫病 — 葉に暗緑色の水浸状病斑ができ、急速に拡大して褐色に枯れる。葉裏や病斑周縁に白いかびを生じ、茎や果実にも黒褐色の病斑が広がる。
- 炭疽病 — 葉や果実に淡褐色〜黒褐色の円形病斑ができ、中央がややくぼんで輪郭がはっきりする。湿ると病斑上に鮭肉色の粘質な胞子塊がにじみ出る。
- 白絹病 — 地際の茎が水浸状に腐り、白い絹糸のような菌糸が株元と周囲の土表に広がる。やがて菜種粒大の褐色の菌核ができ、株は急速に萎凋枯死する。