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アオキの植え付けと置き場

アオキの植え付け|日陰で育つ常緑低木、直射を避けて植える場所の決め方

アオキの栽培イメージ

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アオキは日陰でこそ葉が美しく育つ木です。日当たりの良い場所は葉焼けの原因になるので、場所選びから始めます。

まず植える場所を日の当たり方で決める

アオキは林の下で育つ木で、直射日光を嫌います。夏の強い光を浴びると葉が黄ばんで縁から茶色く焼け、株の形が崩れます。庭でいちばん日が入らない北側や建物の陰こそがアオキの定位置で、他の木が嫌う場所を埋める役に向きます。

半日陰なら斑入り品種の斑もよく出て、緑一色の品種も葉の艶が保てます。午前中だけ弱い光が入る場所が理想で、午後の西日が当たるなら植えるのを見送るか、落葉樹の陰になる位置を選びます。

場面向き不向き理由
建物の北側や日陰の庭もっとも向く葉焼けせず葉の色が深く保てる
落葉樹の下の半日陰向く夏は陰になり冬は光が入る
午前だけ日が当たる場所条件付きで向く斑入りの斑が出やすいが真夏は注意
西日が当たる南側向かない葉焼けと乾燥で株が弱る

日陰でも風が抜けない場所は避けます。空気が動かない場所は湿気がこもり、カイガラムシと病気の温床になります。

植え付けの適期は春と秋

植え付けは芽が動き出す前の三月から四月と、暑さがやわらぐ九月下旬から十月が適期です。常緑樹なので真冬の植え付けは根が動かず、乾いた寒風で葉を傷めます。真夏は根付く前に水切れを起こすので避けます。

根鉢の二倍の穴を掘る
根鉢の直径の二倍、深さは一・五倍を目安に掘ります。掘り上げた土に腐葉土を三割ほど混ぜ、水もちの良い柔らかい土に整えます。
根鉢は軽く崩す
ポットから抜いて底の固まった根だけをほぐします。根がぐるぐる回っていたら底を十字に切り、外へ根が伸びる向きを作ります。
浅めに据える
根鉢の上面が地面と同じか、やや高くなる位置に置きます。深く埋めると幹の根元が蒸れて腐り、新芽の出が悪くなります。
水鉢を作って水をためる
株の周りに土手を作り、水をたっぷりためて浸み込ませます。土と根の隙間が消えたら土手を崩し、株元を腐葉土で覆います。

鉢植えにするなら鉢と土の選び方

アオキは鉢でも育てやすく、玄関の北側やベランダの日陰で緑を保てます。根はよく張るので、苗より二回り大きい鉢に植え、水はけと水もちを両立させた土を使います。市販の観葉植物用の土か、赤玉土腐葉土を三割ほど混ぜたもので十分です。

鉢の大きさ向く株植え替えの目安
五号から六号高さ三十センチ前後の苗一年から二年に一度
七号から八号高さ五十センチ前後の株二年に一度
十号以上一メートルを超える株二年から三年に一度

鉢底の穴から根が出てきたら植え替えの合図です。植え替えは三月から四月に、根鉢の外側を三分の一ほどほぐして一回り大きい鉢に移します。

赤い実を見たいなら雌株と雄株を確かめる

アオキは雌雄異株で、赤い実は雌株にしか付きません。しかも雌株だけでは実が付かず、近くに雄株があって花粉が運ばれる必要があります。苗を買うときはラベルで雌雄を確かめ、実を楽しむなら雌株一本に雄株一本を組みます。

実を目的にしないなら雌雄はどちらでも構いません。斑入り品種は葉を見せる品種として作られたものが多く、雄株のことも珍しくありません。実の有無で株の良し悪しは決まらないので、目的に合わせて判断します。

ラベルで雌雄を見る
苗のラベルに雌株か雄株かが書いてあります。書いていない実生苗は花が咲くまで分からないので、実が欲しいなら書いてある苗を選びます。
花で見分ける
三月から五月に咲く小さな紫褐色の花を見ます。雄花は花粉の付いたおしべが四本見え、雌花は中央にめしべだけがあります。
雄株は数メートル以内に
花粉は虫が運ぶので、雌株から数メートル以内に雄株を植えます。庭が狭ければ雄株を鉢植えにして花の時期だけ近くへ寄せても構いません。

アオキの実は観賞用で、食べられません。小さなお子さんやペットが口にしないよう、実の付く位置に気を付けます。

植え付け後の一年目の管理

植えて最初の一年は根がまだ広がっていないので、水切れに弱く、葉先が枯れ込みやすい時期です。特に夏は朝に土の乾きを確かめ、乾いていたら株元へたっぷり与えます。二年目からは雨だけでほぼ足りるようになります。

夏は朝に水を確かめる
株元の土を指で触って乾いていたら、たっぷり与えます。夕方に葉がしおれていても朝に戻るなら水は足りています。
肥料は翌春から
植え付け直後の肥料は根を傷めます。翌年の二月から三月に、株元から少し離して緩効性の肥料を置くところから始めます。
冬は寒風を避ける
植えて最初の冬は寒風で葉が黒ずみやすいので、北風が直接当たる場所なら寒冷紗や不織布で風よけを立てます。

植えたあとに葉が傷んだときの原因の切り分け

植え付けから数週間で葉が黄ばんだり縁が茶色くなったりすると、失敗したのではと不安になります。ただし原因は日差し、水切れ、寒風のどれかであることが多く、傷んだ葉の場所と季節を見れば絞れます。

症状考えられる原因手当て
葉が黄ばみ縁が茶色く焼ける直射日光による葉焼け日よけを掛けるか日陰へ移す
葉先から丸まってしおれる植え付け直後の水切れ朝に株元へたっぷり与える
葉が黒ずんで落ちる冬の寒風か霜風よけを立て春まで待つ
下の葉から黄色く落ちる深植えか水のやりすぎ株元を掘り下げず水を控える

焼けた葉は元に戻りません。春に新しい葉が出れば古い葉は自然に落ちるので、慌てて全部むしらず新芽の様子を見て判断します。

アオキの植え付けに使うもの

木は一度植えたら動かせません。植え穴と支柱をきちんと作るかどうかで、その後の何年かが決まります。

数量は苗木 1 本を単位にしています。

  • 完熟堆肥・腐葉土探す言葉「完熟堆肥 バーク 40L」
    規格の目安
    バーク堆肥か腐葉土。40L 前後の袋。
    数量の目安
    植え穴 1 つ(直径 60cm × 深さ 50cm)に 20〜30L を掘り上げた土と混ぜます。

    穴を大きく掘って土を入れ替えるのが植え付けの本体です。ここを手抜きすると、根が広がらないまま何年も伸び悩みます。

  • 支柱(添え木)探す言葉「園芸支柱 太い 180cm」
    規格の目安
    直径 25〜30mm × 長さ 180cm。1 本の添え木か、2 本の二脚(鳥居型)。

    根が張るまでの 1〜2 年、風で株元が動くと細い根が切れ続けます。細い支柱では木の重さを支えられません。

  • 樹木用の結束テープ探す言葉「樹木 誘引 テープ 幅広」
    規格の目安
    幅 20mm 前後の伸びる素材か、麻ひもと当て布。

    幹は太ります。細いひもで縛ると食い込み、そこで水の通り道を締めてしまいます。幅の広いもので 8 の字に留めます。

  • 緩効性肥料(元肥)探す言葉「緩効性肥料 元肥 樹木」
    規格の目安
    粒状で長く効くタイプ。
    数量の目安
    植え穴 1 つに 50〜100g。根に直接触れないよう、土を一枚かぶせてから植えます。

    植え付け直後は根が傷んでいます。濃い肥料が触れると、そこから傷みが広がります。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 鉢で育てるなら支柱は短いもので足ります。180cm の添え木は地植え用です。
  • 植え穴に石を入れる必要はありません。水はけが悪いなら、盛り土にして高く植えるほうが効きます。

アオキの上手に育てるコツは作物ページに

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