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ベルガモットの月別の作業

ベルガモットの月別作業カレンダー|春の剪定から冬の取り込みまで

ベルガモットの栽培イメージ

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五月の開花と冬の取り込みを軸に、月ごとの作業を一覧にします。寒さ対策の時期が最も大切です。

一年の流れをつかむ

ベルガモットの一年は、三月の剪定と肥料から始まり、五月の開花、夏の実の肥大、十一月から翌年一月の収穫、そして冬越しで一巡します。作業の山は春の剪定、夏の水やり、冬の取り込みの三つです。

作業目安
1月収穫の続き・寒さ対策室内か軒下で管理
2月寒さ対策の継続水は控えめ
3月剪定・春肥・植え付け芽吹き直前
4月屋外へ戻す・新芽の観察遅霜が終わったら
5月開花・アゲハの見回り白い花が咲く
6月夏肥・摘果・夏枝の摘心実が親指大になったら
7月水やり・害虫の見回り毎日土を見る
8月水やり・日よけ猛暑は朝夕二回
9月水やり・実の観察実が太る時期
10月お礼肥・色づき開始肥料は今年最後
11月取り込み・収穫開始最低気温五度を目安に
12月収穫・室内管理乾かし気味に

寒冷地では四月の屋外出しが五月にずれ込み、十月には取り込みます。暖地では軒下で越冬できる年もあります。

春 三月から五月

三月中旬、新芽が動く直前に剪定と春肥を済ませます。四月に遅霜の心配がなくなったら屋外へ戻し、一週間かけて日に慣らします。五月に白い花が咲き、強い香りがします。花が多すぎるときは、この時点で摘む必要はなく六月の摘果で調整します。

三月の剪定と春肥
混んだ枝と内向きの枝を付け根から抜き、油かすか緩効性肥料を鉢の縁にまきます。植え替えもこの時期に行います。
四月に屋外へ慣らす
最初の三日は午前中だけ外に出し、次の四日は日中いっぱい、その後は終日外に置きます。急に出すと葉が白く焼けます。
五月にアゲハの卵を探す
新芽に黄色い小さな卵がついていたら指で取ります。幼虫は葉を丸ごと食べるので、開花期から週一回は見回ります。

花はすべて実にはならず、自然に落ちる分が多くあります。落花は失敗ではありません。

夏 六月から八月

六月に実が親指の先ほどになったら夏肥を与え、混んだ実を摘みます。葉二十〜二十五枚に実一個が目安で、多すぎると実が小さくなり木も疲れます。七月からは水やりが最も重要で、一度でも強く水切れすると実がまとめて落ちます。鉢の側面に日が当たると土の温度が上がりすぎるので、鉢を二重にするか日よけを立てます。

作業目安
6月夏肥・摘果・夏枝の先を摘む実が親指大、葉二十枚に一個
7月毎日の水やり・カイガラムシ確認土の表面が乾いたら
8月朝夕の水やり・鉢の日よけ葉が巻く前に与える

梅雨の長雨で鉢が水浸しになると根が傷みます。雨が続く日は軒下に移すか、鉢を傾けて排水します。

秋 九月から十一月

九月は実が太る時期で、水を切らさないことが最優先です。十月にお礼肥を与え、実が黄色く色づき始めます。十一月に最低気温が五度を下回る日が出たら、軒下か室内へ取り込みます。実はまだ木についたまま、室内でゆっくり熟させます。取り込みが遅れて霜に当てると葉が落ちるので、天気予報の最低気温を毎日見ます。

作業目安
9月水やり・実の肥大二〜三日に一回
10月お礼肥・色づき確認実の下側から黄色くなる
11月取り込み・収穫開始最低気温五度を目安に

取り込みの前に、葉の裏と枝の付け根を確かめてカイガラムシやハダニを洗い流します。室内で増えると手に負えません。

冬 十二月から二月

冬は室内か軒下で、乾かし気味に管理します。実は十二月から一月にかけて順に収穫し、香りを楽しみます。肥料は与えず、水は土が乾いて二〜三日たってから与えます。室内が暖かすぎると春を待たずに芽が動くので、五度から十度の場所が理想です。

週一回の点検
土の乾き、葉の裏の虫、葉の落ち具合を確かめます。葉が数枚落ちるのは自然ですが、まとまって落ちるなら置き場所が寒いか乾きすぎです。
寒波の夜は窓から離す
室内でも窓際は氷点近くまで下がります。強い寒波の夜だけ部屋の中央に寄せるか、段ボールで囲みます。
軒下なら鉢ごと保温
鉢を発泡スチロール箱に入れるか段ボールで囲み、株全体を不織布で二重に覆います。日中の暖かい時間は覆いを外して日に当てます。

冬に葉を全部落としても、枝が緑なら春に芽が出ます。諦めて捨てないでください。

やり損ねた月の立て直し方

剪定を忘れた、取り込みが遅れて葉が傷んだ、というときの対処です。ベルガモットは回復力のある木なので、一年分の収穫を諦めても翌年につなげられます。

時期やり損ねたこと立て直し
4月剪定を忘れた混んだ枝だけ抜き、残りは翌春へ
7月摘果を忘れた遅くても小さい実を落とす
8月水切れで実が落ちた水を安定させ肥料は与えない
12月霜に当てて葉が傷んだ室内へ移し、枯れ枝は春に切る

霜に当てた直後に枯れた枝を切ると、切り口からさらに枯れ込みます。春まで待って緑の部分で切り直します。

ベルガモットの栽培に一年を通して使うもの

木の作業は冬と夏に固まります。冬に剪定と寒肥、生育期に袋かけと防鳥。この 4 つを季節の前にそろえておきます。

数量は植えて数年たった木 1 本を単位にしています。

  • 剪定ばさみ探す言葉「剪定ばさみ 果樹」
    規格の目安
    刃渡り 5〜6cm、直径 2cm 程度まで切れるもの。バイパス式(刃が交差するもの)。

    アンビル式は枝を潰します。生きた枝を切るならバイパス式で、切り口が滑らかなほど早くふさがります。

  • 剪定のこぎり探す言葉「剪定のこぎり 折込 24cm」
    規格の目安
    刃渡り 24cm 前後の折込式。生木用の刃(目の粗いもの)を選びます。

    直径 2cm を超える枝は、はさみで切ろうとすると枝も刃も傷めます。工作用ののこぎりは生木で目が詰まります。

  • 有機質肥料(寒肥用)探す言葉「油かす 骨粉 有機質肥料」
    規格の目安
    油かすと骨粉の配合肥料。5〜10kg 袋。
    数量の目安
    成木 1 本に 1〜2kg。樹冠(枝の広がり)の外周に沿って埋めます。

    冬に入れて、春に効き始めるのを狙う肥料です。ゆっくり分解するので、休眠期のうちに入れておきます。樹種と樹齢で必要な量は変わるので、詰めたいときは施肥基準を見てください。

    出典: 農林水産省「施肥基準 — 果樹」

  • 防鳥ネット探す言葉「防鳥ネット 目合い25mm」
    規格の目安
    目合い 20〜25mm。小鳥まで防ぐなら 15mm。
    数量の目安
    高さ 2m の木 1 本を覆うのに 4m × 4m 程度。

    色づく直前にかけます。目合いが大きすぎると小鳥が入り、細かすぎると風で煽られて枝を傷めます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 高枝切りばさみは、木が背を越してからで十分です。低く仕立てるならずっと不要です。
  • チェーンソーは家庭の果樹には要りません。剪定のこぎりで足ります。

ベルガモットの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はベルガモットの育て方にまとめています。

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