窓の幅から必要な株数を決める
幅2メートルの窓なら2株、3メートルなら3株が目安です。一株が横に広げられる幅はおよそ1メートルで、それ以上離すと中央だけ茂って両端が透けます。逆に詰めすぎると内側の葉が枯れ上がり、真夏に穴が空きます。
株間は40〜50センチとりますが、これは葉が重ならないための間隔ではなく、根が張る土の量を確保するための間隔です。容器の幅が足りないなら株数を減らし、一株を大きく育てたほうが結局は早く覆えます。
| 窓の幅 | 株数 | 容器の目安 |
|---|---|---|
| 2メートル未満 | 1〜2株 | 65センチ横長を1〜2個 |
| 2〜3メートル | 2〜3株 | 65センチ横長を2〜3個 |
| 3メートル以上 | 3株以上 | 大型コンテナを株数ぶん |
ネットは上下を固定してから張る
- 上端を先に固定する
- 物干し竿やベランダの手すりに、ネットの上端をひもで30センチおきに結びます。上端が一直線になっていないと、つるが伸びたときに片側へ寄って全体が斜めに傾きます。
- 下端を必ず引く
- 容器の取っ手やレンガ、地面のペグに下端を結んで下向きに引きます。下が遊んでいると風でネットが煽られ、巻きひげごとつるが折れて先端が枯れます。
- 目は10センチ角を選ぶ
- 目が細かいと葉が抜けず整枝(枝の数と向きを整えること)しにくく、大きすぎると巻きひげが届きません。ゴーヤの巻きひげは太いので、細いテグス状より麻や太めの樹脂ひものほうがよく絡みます。
- 壁から10センチ離す
- ネットを壁に密着させると葉と壁の間に熱がこもって葉焼けし、風も抜けません。手前に少し傾けて張ると、下から入った風が上に抜けて体感の涼しさが増します。
網戸や窓枠にネットを直接留めると開閉できなくなり、秋の撤去も難しくなります。自立式の支柱を別に立てるほうが確実です。
用土は一株25リットルを下回らない
ゴーヤは根が浅く広く張るため、土の量がそのまま夏の水もちになります。一株あたり25リットル、できれば30リットル以上を確保してください。土が少ないほど昼過ぎに乾き、咲いたばかりの雌花が落ちます。
65センチの横長プランターは容量が15リットル前後の製品が多く、一株でもぎりぎりです。深さ30センチ以上の深型を選ぶか、標準型を使うなら一つに一株までとし、二株を詰め込まないようにします。
| 容器 | おおよその土量 | 植えられる株数 |
|---|---|---|
| 65センチ標準型 | 12〜16リットル | 1株まで |
| 65センチ深型 | 20〜25リットル | 1株 |
| 丸型10号鉢 | 8リットル前後 | 不向き |
| 大型コンテナ | 30〜40リットル | 1〜2株 |
水やりの回数は茂ってから急に増える
- 植え付けから1か月
- 表土が乾いたら朝に1回で足ります。この時期から毎日たっぷり与えると根が深く伸びず、浅い根のまま真夏を迎えて水切れしやすい株になります。
- つるが窓の半分まで
- 朝1回を基本にし、晴天が続いて夕方に葉が垂れる日だけ夕方も足します。鉢底から流れ出るまで与え、少量を何度も足す与え方はしません。
- 盛夏の最盛期
- 容器栽培なら朝夕2回が普通です。1日で25リットルの土が乾き切ることもあり、朝だけでは昼過ぎに葉がしおれ、その日の実の肥大が止まります。
- 地植えの場合
- 晴天が5日続いたら株元にたっぷり1回。畝に敷きわらや刈草を敷いておくと、真夏の水やり回数がおおむね半分になります。
葉が夕方にしおれて翌朝戻るなら正常です。翌朝も垂れたままなら根が傷んでいるので、水を増やす前に底穴の詰まりを確かめます。
追肥を切らすと8月に収穫が止まる
ゴーヤは実を長く採り続ける作物なので、肥料切れがそのまま収穫の打ち切りになります。容器栽培なら化成肥料を10グラム前後、2週間に一度、株元から離した縁に沿って置くのが基本のリズムです。
- 1回目の追肥
- 植え付けの2〜3週間後、つるが伸び始めたときに入れます。それより早く与えると葉ばかり茂り、子づるの発生と雌花のつきがかえって遅れます。
- 収穫が始まったら
- 2週間ごとの置き肥に加えて、薄めた液体肥料を水やり代わりに週1回入れると切れません。収穫のたびに株は確実に消耗しています。
- 効きすぎのサイン
- 新しい葉が大きく濃い緑で、巻きひげが太く伸び続けるのに雌花が少ないなら窒素過多です。次の追肥(育てている途中で足す肥料)を1回飛ばして様子を見ます。
土が減ってきたら追肥ではなく土を足します。水やりで土が沈んで根が露出した状態では、肥料を置いても効きません。
置き場所と風で仕上がりが変わる
西日が強く当たる面は葉が焼けて8月に穴が空きます。南向きから東向きの面が最も長く保ち、西向きしかないなら株数を一つ増やして厚みで持たせる考え方にします。
台風が来る前はネットの下端をいったん外し、つるごと束ねて壁側に寄せると被害が減ります。張ったまま風を受けると、支柱ごと倒れて株が根から抜けます。
- 高層階のベランダ
- 地上より風が強く乾きます。容器を手すりに固定し、風下側に寄せて置くと葉が裂けにくくなります。
- 受け皿の扱い
- 受け皿に水を溜めたままにすると根腐れします。夏でも溜め置きはせず、鉢底が床に直接触れないよう台を挟んで通気を確保します。
覆えないときの原因を切り分ける
8月に入っても面が埋まらない、途中で葉が枯れ上がるという年は、原因のほとんどが土の量と摘心の時期です。上と下のどちらが薄いかを見ると、疑う先がはっきり変わります。
| カーテンの見た目 | 疑う原因 | 立て直し方 |
|---|---|---|
| 上だけ茂り下がすかすか | 摘心が遅く子づるが少ない | 上端で止めて孫づるを下へ誘引する |
| 全体に葉が小さく色が薄い | 土の量と追肥が足りない | 液体肥料を週1回、翌年は25リットルに |
| 昼に葉が垂れて夕方戻る | 土の量に対して水が不足 | 朝夕の2回に増やし、鉢を二重にする |
| 下葉から白い粉が出て枯れる | 株を詰めすぎ風が淀む | 株数を減らし、ネットを壁から離す |
面が埋まらない年の立て直しは7月中が限度です。8月に入って葉が薄くなったら、切り戻して秋の収穫に切り替えます。
ゴーヤの支柱立てに使うもの
支柱は倒れてから足すと、そのときにはもう根を傷めています。植え付けと同時に立てるつもりで用意します。
数量は幅 60cm × 長さ 3m の畝 1 本(約 1.8 ㎡)で計算しています。
- 支柱(イボ竹)探す言葉「園芸支柱 210cm 11mm」
- 規格の目安
- 直径 11mm × 長さ 210cm が標準。背の低い作物なら 150cm・直径 8mm でも足ります。
- 数量の目安
- 株間 45cm で 6 株なら 6〜7 本。合掌に組むなら横に渡す 1 本を足します。
直径 8mm は実の重さが乗るとしなります。実物野菜は 11mm 以上を選ぶと、収穫期に立て直さずに済みます。
- 誘引テープ・麻ひも探す言葉「誘引テープ 園芸」
- 規格の目安
- 幅 10mm 前後の伸びる園芸テープか、麻ひも。
茎は太るので、きつく縛ると食い込みます。8 の字にゆるく掛けるのが基本です。
- 支柱ジョイント探す言葉「支柱 ジョイント 11mm」
- 規格の目安
- 支柱の太さに合ったもの(11mm 用・8mm 用)。直交と自在の 2 種類があります。
交差部をひもで縛るとゆるみます。ジョイントなら風で揺すられても位置がずれません。
- 支柱は使い捨てにしません。洗って乾かせば何年も使えます。
- ネットを張る作物でなければ、きゅうりネットは要りません。
ゴーヤの収穫までのコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はゴーヤの育て方にまとめています。
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