採り時は開花からの日数で数える
ゴーヤは大きくなってから一気に熟すため、日数で管理すると失敗しません。真夏なら開花からおよそ2週間、気温が下がる秋は25〜30日かかります。花が咲いた日を控えておくのが最も確実な方法です。
| 時期 | 開花からの日数 | 見回りの間隔 |
|---|---|---|
| 盛夏(7〜8月) | 12〜16日 | 毎日 |
| 初秋(9月) | 20〜25日 | 2日おき |
| 晩秋(10月) | 25〜30日 | 肥大が止まったら収穫 |
大きさよりイボと色で判断する
- イボが張ってきたら
- 表面のイボが丸くふくらみ、間の溝が浅くなったころが適期です。イボが尖ってごつごつしているうちは未熟で、硬く水っぽい味になります。
- 色がわずかに明るむ
- 濃い緑からほんの少し明るい緑へ変わり、つやが出ます。この変化を過ぎると数日で黄色が差すので、迷ったら早めに採ります。
- 品種ごとの長さ
- あばし型は18〜22センチ、長れいし型は30センチ前後、太れいし型は10センチ前後と、適期の長さは品種によってまるで違います。
- はさみで切る
- 実を引っ張るとつるが裂けます。果柄を2センチほど残してはさみで切り、その節から出てくる次の実を傷めないようにします。
初なりの1〜2個は小さめのうちに採ります。最初の実を大きくしすぎると株の勢いが落ち、その後の着果が減ります。
黄色くなった実と赤い種
採り遅れた実は黄色からオレンジに変わり、やがて縦に裂けて赤いゼリーに包まれた種が出ます。これは腐敗ではなく完熟です。苦味は抜けて甘みが出ますが、果肉は柔らかく崩れやすくなります。
- 赤いゼリーは甘い
- 種を包む赤い部分は甘く、そのまま食べられます。苦味が苦手な家族には、説明するより先にここを試してもらうと受け止め方が変わります。
- 黄色い果肉の使い道
- 炒め物には向きませんが、薄切りにして塩もみしサラダに混ぜる、あるいは砂糖と煮て保存する使い方なら無駄になりません。
- 株への影響
- 熟させた実を一つ残すと、株はそこへ養分を集めて新しい実をつけなくなります。種を採る目的がないなら、黄色くなる前に外します。
苦味は品種と切り方で決まる
苦味の主成分は果皮の緑の部分に多く、白いわたにはほとんどありません。したがってわたを丁寧に取っても苦味はあまり減らず、品種選びと切り方のほうがはるかに効きます。
- 薄く切る
- 厚く切るほど苦味が口に残ります。生で和えるなら3ミリ以下、炒めるなら5ミリを目安にすると、同じ実でも印象がかなり変わります。
- 塩でもむ
- 薄切りに塩をふって10分ほど置き、しんなりしたら水で洗って絞ります。苦味の成分は水に溶けるので、この一手間で確実に落ちます。
- さっと湯通しする
- 熱湯を回しかけて冷水にとると、色を保ったまま苦味だけが抜けます。ゆですぎると食感がなくなるので、10秒ほどで十分です。
- 油と組み合わせる
- 卵や豚肉と油で炒めると、苦味が脂に包まれて和らぎます。苦味を消すのではなく、ほかの味と釣り合わせる方向の工夫です。
| 系統 | 苦味 | 特徴 |
|---|---|---|
| 長れいし(中長) | 強い | 細長く濃緑、家庭菜園の定番 |
| あばし型 | 中くらい | 太く短い、肉厚でみずみずしい |
| 太れいし | 弱い | 短太で果皮の色が淡い |
| 白ゴーヤ | 弱い | 果皮が白く生食にも向く |
苦味が苦手なら白ゴーヤか太れいし型を選びます。ただし緑の濃い品種のほうが葉も厚く、日よけとしては勝ります。
採り続けるための管理と保存
実を残すほど株は疲れます。2日に一度は見回り、大きくなった実から順に外していくと、9月の終わりまで途切れずに採り続けられます。
- 冷蔵での保存
- 種とわたを取って乾いた紙に包み、袋に入れて野菜室で1週間ほどです。丸のままより、切ってから保存したほうが傷みが遅くなります。
- 冷凍と乾燥
- 薄切りにして生のまま冷凍すれば1か月ほど使えます。天日で干して乾燥させると苦味が和らぎ、汁物や炒め物に使いやすくなります。
- 採りすぎたとき
- 一度に採れすぎたら、薄切りと塩もみまで済ませてから冷凍します。使うときに解凍せず、そのまま炒め物へ入れられます。
- 採り終わりの見極め
- 最低気温が15℃を下回ると肥大が止まります。残った小さい実は大きくならないので、そこで見切って株を片づけます。
採れる数の目安と記録の付け方
うまく仕立てた一株から、7月から9月までにおよそ15〜30本が目安です。窓一面を2〜3株で覆えば、家族で食べきれない量になります。少なすぎるなら仕立てか肥料に原因があります。
- 開花日を控える
- 雌花が咲いた日を控えておくと、採り時を色で迷わずに決められます。1株で数個ぶん記録すれば、その年の気温での日数がつかめます。
- 採った数を数える
- 収穫のたびに本数を残しておくと、追肥(育てている途中で足す肥料)を切らした週や水が足りなかった週が後から見えます。翌年の追肥の間隔を決める材料になります。
- 採れないときの見直し
- 本数が10本に届かない年は、親づるを止めた時期と土の量を疑います。この二つを直すだけで、翌年の本数はたいてい倍になります。
採れない・味が落ちるときの切り分け
本数が伸びない、実が細い、苦味が強すぎるという不満は、株の仕立てと採る時期をたどれば大半が説明できます。落ちた実や採った実の姿を見てから、直す先を選びます。
| 実に出ている様子 | 疑う原因 | 次にすること |
|---|---|---|
| 小さいうちに黄色く落ちる | 受粉不良か肥料切れ | 午前中に人工授粉し、追肥を一度入れる |
| 細く曲がった実ばかり | 株の疲れと水切れ | 切り戻して追肥し、水を朝夕に増やす |
| 苦味が強く果肉が硬い | 採るのが早くイボが尖る | イボが張って溝が浅くなったら採る |
| 先端が黒く軟らかくなる | 長雨のあとに菌が入った | 見つけ次第外し、実を地面につけない |
見た目で迷ったら開花日から数えます。盛夏は12〜16日、9月は20〜25日が目安で、過ぎた実は苦味も皮の硬さも増します。
ゴーヤの収穫に使うもの
穫るときより、穫ったあとに困ります。入れるものと、しまうものを先に用意しておきます。
- 収穫ばさみ探す言葉「収穫ばさみ 野菜」
- 規格の目安
- 刃渡り 5〜7cm のステンレス製。先が丸いものは実を傷つけにくいです。
引きちぎると株のほうに傷が残り、そこから病気が入ります。次の実を穫るつもりなら、切って穫ります。
- 折りたたみコンテナ探す言葉「折りたたみコンテナ 20L」
- 規格の目安
- 20L 前後。使わないときに畳めるものが置き場所を取りません。
袋に入れると重みで下の実が潰れます。積み重ねられる箱なら、そのまま持ち帰れます。
- 鮮度保持袋探す言葉「野菜 鮮度保持袋 有孔」
- 規格の目安
- 厚さ 0.02mm 前後の有孔ポリ袋。葉物用と実物用でサイズを分けます。
穴のない袋に入れると蒸れて傷みます。穴あきの袋は湿りを保ちながら呼吸を通します。
- 新聞紙・保存箱探す言葉「野菜 保存 コンテナ 通気」
- 規格の目安
- 通気穴のある箱。根菜は新聞紙に包んで立てて入れます。
根菜と芋類は洗わずに土を落として乾かし、暗く涼しい場所に置くほうが長くもちます。
- よく切れる普通のはさみで足りる作物は多く、専用の収穫ばさみが要るのは硬い茎のものだけです。
- 真空保存機は、量が出るようになってから考えれば十分です。
ゴーヤの収穫までのコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はゴーヤの育て方にまとめています。
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