使い道で摘む部分と時期を選ぶ
ボリジで使うのは主に花です。星形の青い花は咲いた当日か翌日の朝に摘み、飲み物に浮かべたりサラダに散らしたりします。花を凍らせた氷や砂糖漬けにすると保存もできます。若い葉はキュウリに似た香りがありますが、硬い毛があるので生では食べにくく、量を控えて加熱して使うのが一般的です。表から目的に合う行を選んでください。
| 用途 | 摘む部分と時期 | 目安 |
|---|---|---|
| 飲み物やサラダの飾り | 咲いて一〜二日目の花、朝に | グラス一杯に一〜二輪 |
| 花の氷 | 同上、まとめて二十輪ほど | 製氷皿一枚分 |
| 砂糖漬けの飾り | 形のよい花を十輪ほど | 乾かして一か月保存 |
| 若葉を香りづけに | 本葉が十センチ以下の若い葉 | 刻んで少量、加熱して使う |
ボリジの葉には長く食べ続けると肝臓に負担をかける成分が含まれるとされています。葉は日常的に大量に食べる野菜ではなく、香りづけに少量、たまに使う程度にとどめてください。花は少量なら問題ないとされています。
花の摘み方
花は朝露が乾いたあとの午前中に摘むと日持ちします。花のすぐ後ろにある緑色のがくを指でつまんで軽く引くと、青い花びらの部分だけがすっと抜けます。毛のあるがくは口当たりが悪いので、花びらだけを使います。ミツバチがよく来る花なので、摘む前に花の中を確かめます。摘んだ花は水を張った器に浮かべて持ち帰ります。
- 午前中に開いた花を選ぶ
- 青く開ききった花を選びます。つぼみはピンク色で、開くと青に変わります。しぼんだ紫の花は避けます。
- がくを持って花びらを抜く
- 後ろの緑のがくを指でつまみ、花びらを軽く引くと黒い雄しべごと抜けます。がくは残して構いません。
- 水に浮かべて運ぶ
- 摘んだ花は袋に入れず、水を張った小さな容器に浮かべて持ち帰ります。重ねるとすぐしおれます。
花は開いてから二日から三日で色が青から桃色に変わります。青いうちに摘むと飾りに使いやすく、桃色になった花は種ができ始めた合図です。
花の氷と砂糖漬けの作り方
花は摘んだ当日に使うのが基本ですが、氷にすると一か月ほど色を保てます。製氷皿に半分水を入れて凍らせ、花を置いてから残りの水を注いで凍らせると、花が中央に浮いたきれいな氷になります。砂糖漬けは花びらに卵白を薄く塗って砂糖をまぶし、風通しのよい場所で二〜三日乾かします。密閉容器で一か月ほど持ち、ケーキの飾りに使えます。
- 製氷皿に半分の水で一度凍らせる
- 製氷皿に水を半分入れて凍らせます。ここに花を置いて残りの水を注ぐと、花が沈まず中央に浮きます。
- 花を置いて残りの水を足す
- 凍った氷の上に花を一輪ずつ表向きに置き、冷やした水をそっと注いでもう一度凍らせます。
- 砂糖漬けは卵白と砂糖で
- 小筆で卵白を花びらに薄く塗り、細かい砂糖をまぶします。網の上で二〜三日乾かし、密閉容器に入れます。
花の砂糖漬けは湿気に弱いので、乾燥剤と一緒に密閉容器に入れます。一か月以内に使い切ると色がきれいなままです。
若葉の使い方と種の採り方
若い葉はキュウリの香りがあり、細かく刻んでスープや炒め物の香りづけに少量使えます。毛が硬いので生食には向かず、大きくなった葉は香りも落ちます。使うのは本葉が十センチ以下の若い葉だけにし、たまに少量が目安です。種は花が散ったあと、がくの中に黒い粒が四つできて自然に落ちます。落ちる前にがくごと摘んで紙袋で乾かすと集められます。
- 若葉は刻んで加熱
- 十センチ以下の若い葉を数枚摘み、細かく刻んでスープや炒め物に加えます。毛は加熱すると気になりません。
- 種はがくが茶色くなる前に
- 花が散って一週間ほど、がくの中の種が黒くなったら、がくごと摘んで紙袋に入れます。放っておくと地面に落ちます。
- 紙袋で乾かして振り出す
- 紙袋を逆さにつるして一週間乾かし、振ると種だけが落ちます。冷暗所で二〜三年は発芽します。
葉には細かい毛があるので、生で使うなら若くて柔らかい葉だけにし、量はほどほどにします。体質によっては合わないことがあるので、初めては少量から試します。
花がすぐしおれる、花が少ないときの原因と直し方
収穫でつまずくのは、摘んだ花がすぐしおれる、花が少なくて摘めない、種が採れないの三つです。しおれは摘む時間と運び方、花の少なさは肥料と日照、種は採るタイミングが原因です。表で当てはまる行を探して、次からの摘み方を変えてください。
| 症状 | 考えられる原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 花が一時間でしおれる | 昼に摘んだ、袋で運んだ | 午前中に摘み、水に浮かべて運ぶ |
| 花が少なくて摘めない | 肥料過多、日照不足 | 追肥を止め、日なたへ。花がらを摘む |
| 種を採ろうとしたら落ちていた | 採り遅れ | 花後一週間でがくごと摘む |
| 葉が固くて使えない | 大きくなった葉 | 十センチ以下の若葉だけを使う |
ボリジの収穫と乾燥に使うもの
ハーブは穫るところより、乾かしてしまうところで香りが決まります。早く乾かすほど香りが残ります。
- 収穫用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ ハーブ 収穫」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、ステンレス製。細い茎を切るので小さいもので足ります。
手でちぎると茎が裂けて、そこから枯れ込みます。節のすぐ上で切ると、そこから新しい枝が出ます。
- 乾燥ネット(三段)探す言葉「ハーブ 乾燥ネット 三段」
- 規格の目安
- 直径 45cm 前後の三段。畳めるものが置き場所を取りません。
風の通る日陰に吊るします。直射日光に当てると、香りの成分が飛んで色も抜けます。
- 密閉できる保存瓶探す言葉「保存瓶 密閉 スパイス」
- 規格の目安
- 遮光性のある瓶か、暗い場所に置ける透明瓶。100〜200ml。
完全に乾いてから入れます。少しでも湿りが残っているとカビます。手で揉んで砕けるまでが目安です。
- ラベル探す言葉「ラベルシール 手書き 保存瓶」
- 規格の目安
- 瓶に貼れるシール。品種名と乾かした日を書きます。
乾いたハーブは見分けが付きません。日付があれば、香りが落ちる前に使い切れます。
- 風通しのよい日陰があるなら、乾燥ネットは無くても麻ひもで吊るせます。
- 食品乾燥機は、量が出るようになってから考えれば十分です。
ボリジの収穫までのコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はボリジの育て方にまとめています。
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