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サボテンの増やし方

サボテンの増やし方|子株外し・胴切り・種まきの三つの方法

サボテンの栽培イメージ

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サボテンは子株を外す、伸びた株を切って挿す、種をまくの三つの方法で増やせます。種類と目的に合った方法と手順を説明します。

三つの方法から選ぶ

サボテンの増やし方は、種類と目的で選びます。マミラリアやエキノプシスのように子株が出る種類は子株を外すのが最も簡単です。柱サボテンや徒長した株は、胴を切って上部を挿す胴切りで増やせます。種からは時間がかかりますが、一度に多くの株が得られ、実生ならではの育つ過程を楽しめます。まず下の表で自分の株に合う方法を選びます。

種類・状態向く方法時期
親株の周りに子株が出る種類子株外し4〜5月、9月
柱サボテン、徒長した株、根腐れした株胴切り(上部を切って挿す)4〜5月、9月
ウチワサボテン節を外して挿す4〜5月、9月
種が手に入った、多く育てたい種まき4〜6月、室内なら加温して春

子株外しが最も簡単

親株の周りに直径2センチ以上の子株ができたら、春か秋の生育期に外して別の鉢に植えます。手でひねると外れ、根がついていなくても切り口を乾かして土に置けば一か月ほどで根が出ます。小さすぎる子株は根が出る前に枯れるので、2センチ以上を目安に、とげの様子を見て育ってから外すかどうか判断します。

2センチ以上の子株を選ぶ
直径2センチを超え、とげがしっかりした子株を選びます。親株にぎっしりついているなら、外側の大きいものから外します。
ひねって外す
新聞紙の帯で子株を包み、根元を持って軽くひねります。外れないものは清潔なナイフで付け根を切ります。
切り口を一週間乾かす
切り口を上にして風通しのよい日陰に置き、乾いて固くなるまで一週間ほど置きます。指で触って切り口が乾いた膜のようになっていれば、挿す準備ができています。
乾いた土に置いて待つ
乾いたサボテン用の土に、切り口を下にして軽く押し込みます。根が出るまで水は与えず、一か月ほどして軽く引いて抵抗があれば根が出ています。

胴切りで柱サボテンと徒長株を増やす

柱サボテンや徒長(茎ばかりひょろ長く伸びること)した玉サボテンは、胴の途中で切って上部を挿し木にできます。残った下部からは切り口の周りから子株が複数出るので、一株から数株に増やせます。切るのは生育期の4〜5月か9月で、切ったあと切り口を一〜二週間しっかり乾かすことが成功の鍵です。

切り口の縁を面取りすると、乾く際に中心がへこんで根が出やすくなります。切ってそのまま置くと縁が縮んで中心が盛り上がり、土に密着しにくくなります。

清潔なナイフでまっすぐ切る
カッターやナイフをアルコールで拭き、株の胴をまっすぐ一気に切ります。切る位置は徒長なら締まった部分の下、柱なら好みの高さです。
縁を面取りする
切り口の縁を斜めに削ぎ落として、切り口が少し丸みを帯びるようにします。乾いたときに中心が沈んで根が出やすくなります。
一〜二週間乾かす
切り口を上にして風通しのよい日陰に立て、切り口が乾いて固い膜ができるまで一〜二週間置きます。太い株ほど長く乾かします。
乾いた土に立てて待つ
乾いた土に切り口を下にして立て、倒れないよう支柱を添えます。水は与えず、一か月ほどで根が出たら少量から始めます。

残した下部は、切り口が乾いたら通常の管理に戻します。切り口の周りから数か月で子株が出て、群生した姿になります。

ウチワサボテンは節を外して挿す

ウチワサボテンは、平たい節の付け根を持ってひねると外れます。切り口を一週間乾かし、乾いた土に節の下三分の一を挿すと一か月ほどで根が出ます。細かい刺毛が手に刺さりやすいので、トングや新聞紙で扱います。

節をひねって外す
トングか新聞紙で節を持ち、付け根で軽くひねって外します。外れないときはナイフで付け根を切ります。
乾かして浅く挿す
切り口を一週間乾かし、乾いた土に節の下三分の一を挿します。倒れやすいので支柱を添え、根が出るまで水は与えません。

種まきは温度と湿度を保つ

サボテンの種は細かく、発芽に25度前後の温度と高い湿度が必要です。4〜6月に、清潔な細かい土の表面にまいて土をかけず、透明な容器や袋で覆って湿度を保ちます。一〜三週間で発芽し、その後一年ほどは小さな緑の玉のままゆっくり育ちます。腰水(鉢を水に浸けて底から吸わせる方法)で乾かさないようにするのが最初の数か月のコツです。

清潔な土に土をかけずにまく
小さな容器に赤玉土の細粒か種まき用の土を入れ、熱湯をかけて消毒し冷ましてから種をまきます。土はかけません。
覆って湿度を保つ
容器にラップか透明なふたをして、直射日光の当たらない明るい場所に置きます。25度前後を保ち、乾かないよう腰水にします。
発芽後は少しずつ空気に慣らす
発芽して一か月ほどしたら、ふたを少しずつ開けて外気に慣らします。カビが出たら風通しをよくし、その部分を取り除きます。
一年後に鉢上げ
直径5ミリほどに育った一年後の春に、数株ずつ小さな鉢に移します。二〜三年で親株らしい姿になります。

根が出ない・枯れるときの原因と直し方

症状原因直し方
切り口が黒く腐った乾かし方が足りない、湿った土に挿した腐った部分を切り直し、一〜二週間乾かして乾いた土へ
一か月たっても根が出ない時期が休眠期、置き場所が暗い春か秋まで待つ。明るい日陰に置く
子株がしぼんで枯れた小さすぎた、直射日光に当てた2センチ以上の子株を使い、根が出るまで日陰で
実生の苗にカビが出た湿度が高すぎる、風が通らないふたを少し開けて風を通し、カビの部分を取る

サボテンの挿し木・株分けに使うもの

鉢ものは剪定した枝がそのまま材料になります。水に挿すだけで根が出る種類も多く、道具はほとんど要りません。

  • 挿し木用土(鹿沼土・赤玉土小粒)探す言葉「挿し木 用土 鹿沼土 小粒」
    規格の目安
    鹿沼土か赤玉土の小粒、単用。肥料分のないもの。
    数量の目安
    3 号ポット 1 個で 0.2L。

    肥料分があると、根が出る前に切り口が傷みます。清潔で肥料のない土であることが条件です。

  • 水挿し用の容器探す言葉「ガラス 花瓶 小さい 水耕」
    規格の目安
    口の細いガラス容器。中が見えるもの。

    根の出方を目で確かめられます。水は 2〜3 日に一度替え、切り口が濁ったら洗います。

  • よく切れるはさみ・カッター探す言葉「園芸ばさみ 切れ味 ステンレス」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm。使う前にアルコールで拭きます。

    切り口が潰れると水を吸えません。節の少し下を斜めに一度で切ります。

  • 3 号ポット探す言葉「ポリポット 3号 育苗」
    規格の目安
    直径 9cm(3 号)。

    根が出るまでは小さい容器のほうが乾き具合を見やすく、失敗しても被害が小さくて済みます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 水挿しで根が出る種類なら、用土も発根促進剤も要りません。
  • 多肉植物は切り口を数日乾かしてから挿します。水に挿すと腐ります。

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