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キンセンカの月別の作業

キンセンカの月別作業カレンダー|秋まきから春の開花、梅雨前の片づけまで

キンセンカの栽培イメージ

読むのに約 3

九月の種まきから翌年六月の片づけまで、月ごとの作業をまとめました。冬の管理と二月の肥料再開が春の花数を決めます。

一年の作業を月で見る

キンセンカの一年は秋の種まきから始まり、冬を苗で越し、春に咲いて梅雨前に終わる流れです。表は関東平野部の露地の秋まきを基準にしています。寒冷地は春まきに読み替え、暖地は半月ほど早めます。月より苗の姿と気温を優先して判断してください。

作業の中で外せないのは、九月下旬の種まき、十一月の定植、二月中旬の肥料再開の三つです。この三つが決まれば、あとは株の姿を見て前後させて構いません。本葉の枚数や花の大きさを目安にして、月は幅を持って読んでください。

作業目安
9月下旬〜10月上旬種まき最高気温が二十五度を切ったら
10月間引き本葉二枚で一本に
11月定植・摘心本葉四〜五枚で株間二十〜三十センチ
12月〜1月霜よけ・水は控えめ不織布か軒下で越冬
2月中旬液体肥料を再開新しい葉が動き始めたら
3月開花始め・肥料を通常濃度に最初の花が開いたら
4月花がら摘み・切り戻し花が小さくなったら半分に切る
5月開花続く・種採り五月下旬で肥料を止める
6月片づけ・こぼれ種梅雨で株が弱ったら抜く

秋の作業(九〜十一月)

九月下旬に種をまき、十月に間引き、十一月に定植と摘心をします。この時期にどれだけ根を張らせるかで春の花数が決まります。定植は霜が降りる前に済ませ、根が動く時間を確保します。直まきなら移植の手間がなく、根も深く張ります。

九月下旬に種まき
最高気温が二十五度を下回るころに、五ミリ土をかけてまきます。残暑が続く年は十月上旬まで待ちます。
十月に間引き
本葉二枚で元気な一本を残し、はさみで地際を切ります。引き抜くと残す苗の根を傷めます。
十一月に定植と摘心
株間二十〜三十センチで根鉢を崩さず植え、本葉六〜八枚なら摘心(先端の芽を摘んで枝を増やすこと)をします。

冬の作業(十二〜二月)

冬は苗がロゼット状で止まって見えますが、根は伸びています。強い霜が続くなら不織布をかけ、水は土が乾いてから暖かい日の午前に少量与えます。肥料は止め、二月中旬に新しい葉が動いたら薄い液体肥料から再開します。再開が遅れると春の伸びが鈍く、花数が減ります。

時期庭植えでやること鉢植えでやること
12月強い霜なら不織布軒下へ移す
1月霜柱で浮いた苗を押さえる乾いたら暖かい午前に少量の水
2月中旬芽が動いたら薄い液肥薄い液肥を二週間に一回

暖地では冬の間も花が咲くことがあります。咲いたら花がらを摘み、肥料は二月まで待ちます。

春の作業(三〜五月)

三月に最初の花が開いたら肥料を通常濃度に戻し、花がら摘みを始めます。四月は開花の盛りで、下旬に花が小さくなったら切り戻して五月にもう一度咲かせます。種を採るなら五月に二〜三輪残し、さやが茶色くなったら採ります。春まきをするなら三月から四月にまきます。

三月に肥料を通常濃度に
最初の花が開いたら液体肥料を規定倍に切り替え、二週間に一回続けます。葉の色が濃く花が大きければ量は足りています。
四月は花がら摘みと切り戻し
終わった花を花茎の付け根で摘みます。下旬に花が小さくなったら株の半分まで切り戻します。
五月に種採り
残した花のさやが茶色く曲がって乾いたら、こぼれる前に摘んで紙袋で乾かします。五月下旬で肥料を止めます。

初夏の片づけ(六月)

梅雨に入ると株が蒸れて葉が黄色くなり、花が止まります。キンセンカは暑さで終わる一年草なので、無理に夏越しさせず抜いて片づけます。こぼれ種で翌年も自然に生えてくることが多く、九月から十月に芽が出たら間引いて育てられます。

株の終わりを見る
花が小さくなり下葉が黄色く枯れ上がったら終わりです。病気の葉は袋に入れて捨てます。
こぼれ種を残す
翌年も同じ場所で咲かせたいなら、抜く前に茶色く乾いた種を数個地面に落としておきます。九月から十月に芽が出ます。
土を整える
抜いたあとに腐葉土を混ぜて夏の間休ませ、九月の種まきに備えます。同じ場所で続けても大きな連作の害はありません。

時期を外したときの立て直し

種まきが十月下旬にずれたら、苗が小さいまま冬を迎えます。この場合は鉢で軒下管理にして、春に定植すれば四月から咲きます。二月の肥料再開を忘れて三月に気づいたなら、通常濃度から始めても間に合います。切り戻しが五月中旬にずれたら、二番花は梅雨と重なるので無理をせず片づけに切り替えます。

逃した作業起きること戻し方
九月下旬の種まき苗が小さく冬に弱い鉢で軒下管理し春に定植する
十一月の摘心花数が少ない一番花のあとの切り戻しで枝を増やす
二月の肥料再開春の伸びが鈍い三月から通常濃度で二週間に一回
四月下旬の切り戻し二番花が梅雨に重なる無理をせず六月に片づける

キンセンカの栽培に一年を通して使うもの

咲かせるための買い物は、野菜とは比率が違います。窒素を効かせすぎると葉ばかり茂って花が減るので、そこを外さないものを挙げます。

  • 草花用の培養土探す言葉「草花 培養土 元肥入り」
    規格の目安
    元肥入り、14〜25L の袋。水はけを重視した配合のもの。
    数量の目安
    直径 24cm(8 号)の鉢 1 個で約 8L、65cm プランター 1 個で 12〜15L。

    野菜用の土は肥料分が多く、草花では葉ばかり伸びることがあります。袋の表示で用途を確かめます。

  • 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 草花 置き肥」
    規格の目安
    粒状で 2〜3 か月効くタイプ。リン酸の比率が高い「花用」と書かれたもの。
    数量の目安
    8 号鉢 1 個に 10〜15g(大さじ 1 強)を 2〜3 か月ごと。

    置いておくだけで少しずつ溶けるので、水やりのたびに考えなくて済みます。夏の高温期は効きが強く出るので量を控えます。

  • 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。リン酸(P)の数字が高いものが花向きです。

    つぼみが上がる時期だけ、週 1 回のペースで足します。効きが早いぶん、切れるのも早いのが液肥です。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。

    咲き終わった花を残すと種を作りに養分が回り、次の花が減ります。摘み続けられるかどうかで花期の長さが変わります。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 活力剤は肥料の代わりになりません。肥料を与えているなら急ぎません。
  • 「花用」「野菜用」で土を分けるのは、両方を育てるようになってからで十分です。

キンセンカの長く咲かせるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はキンセンカの育て方にまとめています。

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