直根なので直まきが基本
キャラウェイはニンジンと同じように太い根がまっすぐ下へ伸びる直根性です。ポットで育てて植え替えると根の先が傷んで生育が止まり、実つきも悪くなります。畑でも鉢でも育てる場所へ直接まきます。
深さ一センチの溝に一センチ間隔でまくすじまきか、二十センチ間隔に三粒ずつ置く点まきのどちらかです。土は深さ二十五センチほどまで耕し、石や固い塊を取り除いておくと根が素直に伸びます。
- 二週間前に土を作る
- 苦土石灰を一平方メートルに百グラムほどまいて深く耕し、一週間後に完熟堆肥二キロと化成肥料をひと握り混ぜて畝を立てます。
- 溝を作って薄くまく
- 深さ一センチの溝に一センチ間隔で種を流します。種は細長く軽いので、風のない日に低い位置から落とします。
- 覆土は五ミリ
- 溝の両側の土を寄せて五ミリほどかぶせ、手のひらで押さえて密着させます。厚くかぶせると発芽が遅れます。
- 発芽まで乾かさない
- 発芽に二週間から三週間かかります。不織布をべた掛けし、表面が乾いたら霧のように水を与えます。
種は採ってから一年ほどで発芽率が落ちます。古い種は倍の量をまくか、新しい種を用意します。
発芽が遅いので雑草と見分ける
キャラウェイの発芽は十五度から二十度で二週間から三週間と遅く、その間に雑草の芽が先に出てきます。双葉は細長い糸のような形で、ニンジンの芽によく似ています。本葉はニンジンより幅の広い切れ込みのある葉です。
まいた場所に支柱や札を立てて位置を確かめておくと、雑草を抜くときに間違えて抜きません。芽が出そろうまでは、まき溝の中の雑草は無理に抜かず、溝の外だけを取ります。
- まき溝に印を付ける
- 溝の両端に短い支柱を立てておきます。発芽が遅いため、どこにまいたか分からなくなるのを防ぎます。
- 双葉の形で見分ける
- 細長い二枚の双葉が並んで出ていればキャラウェイです。丸い双葉や一枚葉は雑草なので抜きます。
- 本葉が出たら溝の中も除草
- 本葉が二枚になって株がはっきりしたら、溝の中の雑草も根元を押さえながら抜きます。
間引きは二回、最終株間は二十センチから三十センチ
本葉が二枚から三枚のころに一回目、五枚から六枚のころに二回目の間引きをします。翌年には高さ六十センチほどに茂り、横にも広がるので、最終の株間は二十センチから三十センチ空けます。詰まったままだと風通しが悪くなり、冬越し中に蒸れて枯れます。
残す株は、葉の色が濃くて茎が太く、まっすぐ立っているものです。間引いた株は根が傷んでいるので植え直しはせず、若い葉をサラダに入れて使い切ります。
- 本葉二枚から三枚で一回目
- 株間が五センチになるように、弱い株や葉の黄色い株から抜きます。残す株の根元を指で押さえて抜きます。
- 本葉五枚から六枚で二回目
- 株間を二十センチから三十センチに広げます。鉢なら六号鉢に一株、幅六十センチのプランターなら二株が目安です。
- 株元に土を寄せる
- 抜いたあとの穴を埋めるように条間の土を寄せ、残した株がぐらつかないように指で軽く押さえます。根の肩が見えていたら土で隠します。
秋まきか春まきかを最初に決める
キャラウェイはセリ科の二年草で、種まきから実の収穫まで一年近くかかります。関東の露地なら九月下旬から十月中旬にまくと、小さな株で冬を越し、翌年五月から六月に花が咲いて七月に実が穫れます。春まきもできますが、その年は葉だけで終わり、実は翌年になります。
実を目当てにするなら秋まき、葉をサラダやスープに使いたいだけなら春まきでも十分です。どちらでも一度まけば一年半ほど場所を占めるので、他の作物と場所の取り合いにならない端の畝や大きめの鉢を選びます。
| まき時期 | 実の収穫 | 向き |
|---|---|---|
| 9月下旬〜10月中旬 | 翌年7月 | いちばん確実。冬越しは小苗で |
| 3月下旬〜4月 | 翌々年6〜7月 | 初年は葉だけ。株が大きく冬を越す |
| 11月以降 | 翌々年 | 発芽が遅く小さすぎて冬に弱る |
種まきでつまずいたときの切り分け
芽が出ない、出ても消える、育ちが止まる。秋まきのつまずきは、発芽の遅さを待てずに乾かしたか、直根を傷めたかのどちらかがほとんどです。原因を確かめてから、十月中旬までなら追いまきします。
- 三週間たっても芽が出ない
- 乾いたか種が古いかです。土を掘って種を確かめ、しぼんでいれば新しい種で薄く覆土してまき直します。
- 芽が出たあと本葉が出ずに消える
- 乾きか、夜に活動する虫です。株元の土を掘って虫がいれば取り除き、不織布をかけて乾きを防ぎます。
- ポット苗を植えたら止まった
- 直根が傷んでいます。回復は遅いので、十月中旬までなら直まきで作り直したほうが確実です。
- 発芽がまばらで欠株が多い
- 種が古いか、覆土が厚すぎです。欠けた場所に新しい種を三粒ずつ追いまきし、五ミリの覆土にします。
種まきの手順
キャラウェイは、本文の時期と種袋の表示を確認してまきます。まいたら、種の大きさに合った量の土をかぶせます。
覆土して軽く押さえる(転圧という)と、種と土が密着し、水を吸いやすくなります。強く固めすぎないようにします。
キャラウェイの種まきでよくある質問
キャラウェイの種はいつまく?
地域と地温に合わせる。地域、品種、その年の気温で前後するため、本文の適期も確認してください。
キャラウェイの種はどうやってまく?
点まき / すじまきが目安です。種の性質に合わせた覆土と、発芽までの水分管理が大切です。
キャラウェイの種は何cmの深さにまく?
種の大きさや好光性・嫌光性によって異なります。本文の覆土の目安と、購入した種袋の表示を優先してください。
キャラウェイの種まき後は毎日水やりする?
回数ではなく土の乾き具合で判断します。発芽までは表土を乾かさず、過湿で水がたまる状態は避けます。
キャラウェイは何日で発芽する?
発芽日数は地温と品種で変わります。種袋の目安を確認し、適温と水分を保って待ちます。
キャラウェイの間引きはいつする?
葉が触れ合い始めた段階で、生育の良い株を残しながら数回に分けます。詳しい段階は本文で確認してください。
キャラウェイの種まきに使うもの
ハーブの種は小さく、光を好むものが多いので、土をほとんどかけません。
- 種まき用土探す言葉「種まき培土 細粒」
- 規格の目安
- 粒径 2〜3mm の細かいもの。肥料分の少ないもの。
粗い土だと、細かい種が粒の隙間に落ちて深く埋まってしまいます。
- 霧吹き(ハンドスプレー)探す言葉「園芸 霧吹き 大容量」
- 規格の目安
- 500ml〜1L。霧の細かいもの。
土をかけない種は、ジョウロだと流れます。発芽までは霧で与えます。
- 浅い育苗箱・セルトレイ探す言葉「セルトレイ 育苗 128穴」
- 規格の目安
- 深さ 5cm 前後の浅い箱か、128 穴のセルトレイ。
種が小さいうちは深い容器は要りません。浅いほうが地温も上がりやすくなります。
- 苗を買って育てるなら、種まきの資材は要りません。多年草のハーブは苗のほうが早いです。
- ポットに直まきできる大きさの種なら、セルトレイは要りません。
キャラウェイの収穫までのコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はキャラウェイの育て方にまとめています。
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