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ササゲの収穫と保存

ササゲの収穫と保存|若莢は早採りし乾燥豆は枯らす

ササゲの栽培イメージ

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ササゲは若い莢を食べる採り方と、完熟させて乾燥豆を取る採り方があります。若莢は柔らかいうちに次々採ります。

採る目的で時期がまるで変わる

若莢として食べるなら、開花からおよそ十日から十五日、莢の中の豆がまだ膨らみきらないうちに採ります。十六ササゲなら長さ三十センチ前後です。触ってみて、しなやかに曲がるうちが食べごろです。

乾燥豆を取るなら、同じ莢を四十日から五十日そのまま置きます。莢が茶色く枯れて中の豆がかたかたと音を立てるようになったら収穫です。同じ株で両方を採ることもできます。

目的採るころ見た目の目安
若莢を食べる開花から10〜15日莢が緑で柔らかく、しなやかに曲がる
少し太らせて食べる開花から18〜20日豆の形が浮くが、まだ折れずに曲がる
乾燥豆を取る開花から40〜50日莢が茶色く枯れ、振ると音がする

若莢は採り続けるほど長く穫れる

ササゲは莢を残しておくと、株が種を作る方に切り替わって新しい花を付けなくなります。まだ食べられる大きさの莢は、多少余っても採ってしまうほうが、結果として収穫期間が長く続きます。

盛りの時期は二日に一回見て回ります。一日で目に見えて伸びるので、三日空けると固くなった莢が混じります。朝のうちに採ると水気があり、そのまま冷蔵すれば張りが保てます。

採るときは片手でつるを支えます。莢だけを引くと、つるが揺れて近くのつぼみが落ちることがあります。もう一方の手ではさみを使い、株を動かさないように切り取ります。

二日に一回見回る
盛りには一日で数センチ伸びます。二日おきに見て、食べごろのものを残さず採り切るようにします。
はさみで切る
莢の付け根をはさみで切ります。引っ張るとつるごと傷み、その枝から先の花が落ちてしまいます。
採り遅れも収穫する
固くなった莢も株から外します。残すと株が種を作る方に切り替わり、新しい花が止まります。
朝のうちに採る
気温の上がる前に採ると水気が保たれます。日中に採ったものは早く冷やして持ち帰ります。

ササゲの生の莢や豆には、加熱すれば分解する成分が含まれます。生では食べず、必ず火を通してから食べます。

乾燥豆の取り方

乾燥豆にする莢は、株に付けたまま茶色く枯れるまで置きます。長雨に当たると莢の中で発芽したりカビたりするので、枯れ始めたら株ごと抜いて、雨の当たらない場所に吊るして仕上げるのが確実です。

十分に乾いたら莢を割って豆を取り出します。豆を噛んでみてかちりと固ければ乾燥は足りています。少しでも柔らかければ、日陰でさらに数日乾かしてから保存に回します。

枯れたら株ごと抜く
莢の大半が茶色くなったら株を抜き、雨の当たらない軒下に逆さに吊るして仕上げます。
十分に乾かす
莢がぱりぱりになるまで一週間から二週間干します。振って中の豆が音を立てれば乾いています。
莢を割って取り出す
手でもむか、袋に入れて棒でたたいて豆を外します。莢の殻はふるいで飛ばすと早く分けられます。
固さを確かめる
豆を噛んでかちりと固ければ完了です。柔らかければ日陰でもう数日乾かしてから保存します。

保存の仕方

若莢は乾きに弱く、そのまま冷蔵庫に入れると二日でしなびます。湿らせた紙で包んで袋に入れ、野菜室に立てておけば四、五日は張りが保てます。たくさん採れたときは、ゆでて冷凍するのが確実です。

乾燥豆は密閉できる容器に入れて冷暗所か冷蔵庫で保存します。豆に付いた虫の卵が室温でかえることがあるので、収穫後に一度冷凍庫に数日入れておくと、その後の保存が安心になります。

若莢は包んで冷蔵
湿らせた紙で包み、袋に入れて野菜室に立てます。乾かすと二日でしなびて筋張ってきます。
冷凍は硬めにゆでる
塩を入れた湯で一分ほどゆで、冷水に取って水気を切り、小分けにして冷凍します。一か月は使えます。
乾燥豆は密閉する
十分乾かした豆を密閉容器に入れ、冷暗所か冷蔵庫で保存します。湿ると簡単にカビが出ます。
一度凍らせる
収穫した乾燥豆を三日ほど冷凍庫に入れると、付いていた虫の卵を止められます。その後は常温でも持ちます。

採り遅れたときの手当て

気付いたら莢が固くなっていた、という失敗は誰にでもあります。固い莢にも使い道があり、株の勢いを戻す手も打てるので、そのまま放置しないことが大事です。

中の豆だけ使う
莢が固くても中の豆はまだ柔らかいことがあります。莢を割って豆を取り出し、煮豆や炊き込みご飯にします。
固い莢は株から外す
食べられなくても必ず外します。残すと株が種作りに切り替わり、新しい花が止まってしまいます。
乾燥豆にまわす
だいぶ太った莢は、割り切ってそのまま枯れるまで置き、乾燥豆として収穫する方に切り替えます。
追肥で株を戻す
採り遅れで勢いが落ちた株には、追肥(育ちの途中で足す肥料)を一回与えて水を切らさず育てます。

ササゲの収穫に使うもの

穫るときより、穫ったあとに困ります。入れるものと、しまうものを先に用意しておきます。

  • 収穫ばさみ探す言葉「収穫ばさみ 野菜」
    規格の目安
    刃渡り 5〜7cm のステンレス製。先が丸いものは実を傷つけにくいです。

    引きちぎると株のほうに傷が残り、そこから病気が入ります。次の実を穫るつもりなら、切って穫ります。

  • 折りたたみコンテナ探す言葉「折りたたみコンテナ 20L」
    規格の目安
    20L 前後。使わないときに畳めるものが置き場所を取りません。

    袋に入れると重みで下の実が潰れます。積み重ねられる箱なら、そのまま持ち帰れます。

  • 鮮度保持袋探す言葉「野菜 鮮度保持袋 有孔」
    規格の目安
    厚さ 0.02mm 前後の有孔ポリ袋。葉物用と実物用でサイズを分けます。

    穴のない袋に入れると蒸れて傷みます。穴あきの袋は湿りを保ちながら呼吸を通します。

  • 新聞紙・保存箱探す言葉「野菜 保存 コンテナ 通気」
    規格の目安
    通気穴のある箱。根菜は新聞紙に包んで立てて入れます。

    根菜と芋類は洗わずに土を落として乾かし、暗く涼しい場所に置くほうが長くもちます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • よく切れる普通のはさみで足りる作物は多く、専用の収穫ばさみが要るのは硬い茎のものだけです。
  • 真空保存機は、量が出るようになってから考えれば十分です。

ササゲの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はササゲの育て方にまとめています。

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