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クランベリーのつるの整理

クランベリーの剪定|はうつると立ち枝を見分けて実のつく枝を残す

クランベリーの栽培イメージ

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実は地面から立ち上がる短い枝につきます。はうつるを整理して立ち枝を増やすのが剪定の目的です。

はうつると立ち枝を見分ける

クランベリーの枝には、地面をはって広がる長いつると、つるの節から立ち上がる五センチから十センチの短い枝の二種類があります。花と実がつくのは立ち枝の先だけで、はうつるには実がつきません。剪定の前に、どれが立ち枝でどれがつるかを見分けます。

枝の姿種類扱い方
地面をはい、節から根を出している長い枝はうつる混んだら間引き、鉢の外へ出た分は切る
つるの節から上向きに立つ五から十センチの枝立ち枝実がつく。残す
立ち枝の先に小さな丸い芽がある花芽のついた立ち枝翌春に花が咲く。切らない
茶色く硬く、葉が落ちた古いつる古枝春に付け根から切って更新

立ち枝の先の芽が丸くふくらんでいれば花芽、細く尖っていれば葉芽です。秋に確かめておくと春に切り間違えません。

剪定の時期は三月

剪定は新芽が動く前の三月に行います。花芽は前年の夏から秋に立ち枝の先にできているので、秋から冬に切ると翌年の実が減ります。三月なら花芽がふくらんで見分けられるので、花芽のない古いつるだけを選んで切れます。

切る量の目安は全体の二割までです。一度に半分以上のつるを抜くと、株が回復に一年かかり、その間は実がつきません。迷ったら少なめに切り、翌年また同じ時期に続きを切るほうが結果は安定します。

鉢の外にはみ出したつるを切る
鉢の縁から垂れ下がったつるは、縁の内側で切ります。垂れたつるは乾きやすく、そこから枯れ込みます。
重なったつるを間引く
つるが三層以上に重なった場所は、一番下の古いつるを付け根から抜きます。下のつるは光が届かず立ち枝が出ません。
古いつるは付け根で更新する
三年以上たって茶色く硬くなったつるは付け根で切ります。切った近くの節から新しいつるが伸びて立ち枝が増えます。
立ち枝は切らない
上向きに立つ短い枝は全部残します。混んで見えても、立ち枝を減らすと実が直接減ります。

つるを土に留めて立ち枝を増やす

はうつるは節が土に触れると根を出し、そこから立ち枝が出ます。つるが浮いていると根が出ず立ち枝も増えないので、五月と九月につるを土に押しつけて留めます。針金をコの字に曲げたピンや、割りばしを使うと簡単です。

留めたつるから立ち枝が出るまでには、根が出てからさらに一か月ほどかかります。五月に留めたつるなら七月ごろに立ち枝が上がり、その先に翌年の花芽がつきます。

つるを放射状に広げる
株の中心から鉢の縁に向かって、つるが重ならないよう放射状に広げます。同じ方向に固まっている場合は無理に曲げず、翌年に回します。
節の位置をピンで留める
つるの節が土に触れるように、節の両側をコの字のピンで留めます。節から根が出るまで一か月ほどかかります。
留めた上に薄く土をかける
留めた節の上に湿らせたピートモスを五ミリほどかけます。厚くかけると葉が埋まって腐るので、節だけを覆う程度にします。

つるが鉢を一周して覆ったら、それ以上は広げず、上に重なるつるを間引く管理に切り替えます。

仕立て方と株の広げ方

鉢では表面を覆う平面仕立てが基本です。吊り鉢ではつるを垂らす仕立てもできますが、垂れた部分の立ち枝は乾きやすく実が小さくなります。花壇のグラウンドカバーでは、一株から半径三十センチほどに広がるので、株間を三十センチから四十センチにします。

仕立ての種類つるの扱い向き不向き
平鉢で表面を覆う鉢の縁で切り、内側で重ねない実を採るのに一番向く
吊り鉢で垂らす垂らすつるは五本以内に絞る見た目はよいが実は減る
花壇のカバー株間三十〜四十センチで放射状に広げる周りの土の酸度管理が要る
プランター二株中央で出会ったら重ならないよう間引く収穫量を増やしたいときに

切りすぎた・混みすぎたときの立て直し

立ち枝まで切ってしまうと、その年の実はほとんど採れませんが株は枯れません。翌年の三月まで切らず、つるを土に留めて立ち枝を出させます。逆に何年も切らずにつるが重なった株は、下の層が枯れて風通しが悪くなり、実がつく立ち枝が上の層にしか残りません。

切りすぎた年は肥料を少し足す
四月に酸性肥料を小さじ半分ほど追加し、つるの伸びを助けます。切りすぎた株を乾かすと回復が遅れるので水は切らしません。
混みすぎた株は三月に半分まで間引く
重なったつるの下半分を付け根から抜き、残したつるを放射状に広げ直します。一度に全部抜くと株が弱るので、二年に分けます。
実がつかない年が続いたら植え替え
三年以上実がつかない株は、十月に鉢から抜いて根を確かめます。根が黒ければ切り、新しい用土で植え直してつるを留め直します。

つるが枯れて空いた場所には、元気なつるを伸ばして留めれば埋まります。株分けして補植する必要はありません。

クランベリーの剪定に使うもの

剪定でいちばん多い失敗は、切れない道具で無理に切ることです。切り口が潰れると、そこから枯れ込みます。

  • 剪定ばさみ探す言葉「剪定ばさみ バイパス 果樹」
    規格の目安
    刃渡り 5〜6cm、直径 2cm まで。バイパス式。手の大きさに合ったものを。

    生きた枝を切るならバイパス式です。アンビル式は枝を潰すので、切り口がふさがるまでに時間がかかります。

  • 剪定のこぎり探す言葉「剪定のこぎり 折込 24cm 生木」
    規格の目安
    刃渡り 24cm 前後、生木用の粗い刃。折込式は持ち運べます。

    直径 2cm を超えたらのこぎりに切り替えます。太い枝は下側に受け口を入れてから切ると、樹皮が裂けません。

  • 癒合剤探す言葉「癒合剤 トップジン 剪定」
    規格の目安
    ペースト状で刷毛の付いたもの。

    直径 3cm を超える切り口に塗ります。乾燥と雨から切り口を守るためで、小さい切り口には要りません。

  • 消毒用アルコール探す言葉「消毒用アルコール スプレー」
    規格の目安
    濃度 70〜80%。スプレー式。

    木を変えるたびに刃を拭きます。切り口から入る病気は、道具が運ぶことが少なくありません。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 直径 3cm 以下の切り口には癒合剤は要りません。塗りすぎると内側が乾かないこともあります。
  • 電動の剪定ばさみは、木が何本もあるようになってからで十分です。

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