置き場所は日なたと風通しと水はけ
ストロベリーキャンドルは日当たりのよい場所を好み、日陰では茎が間延びして花穂の数も減ります。じめじめした場所も苦手なので、風が通り、雨のあとに水がたまらない場所を選びます。
花壇なら周りより少し土を盛って植えると、水はけがよくなります。鉢植えの場合は、水はけのよい草花用の土を使い、鉢底に水がたまらないよう受け皿の水は捨てます。
| 条件 | 向いている場所 | 避けたい場所 |
|---|---|---|
| 日当たり | 一日を通してよく日が当たる | 建物の陰で半日以上暗い |
| 風通し | 周りが開けていて風が抜ける | 塀際や植え込みの間 |
| 水はけ | 雨のあとすぐ水が引く | 水たまりができる低い場所 |
水やりは根づくまでと根づいてからで変える
苗のうちと植え付けた直後は、根がまだ浅いので土の表面が乾いたらたっぷり与えます。一度根づくとある程度の乾燥には耐えるので、そこからは乾かし気味に管理します。
- 植え付け直後はたっぷり
- 植え付けたらすぐ、鉢底や株の周りから水が染み出るまで与えます。根と土がなじみ、その後の根張りがよくなります。
- 根づくまでは乾いたら与える
- 新しい葉が出てくるまでは、表土が乾いたのを確かめて与えます。乾ききって葉がしおれる前に与えるのが目安です。
- 根づいたら控えめにする
- 葉が広がり始めたら水やりの回数を減らします。花壇に植えたものは、雨が続かない限りほとんど水やりは要りません。
肥料がほとんど要らない理由
マメ科の植物の根には根粒菌という微生物が住んでいて、空気中の窒素を植物が使える形に変えてくれます。そのため、窒素を多く含む肥料をわざわざ与えなくても、元気に育つことができます。
かえって肥料を多く与えると、葉や茎ばかりが茂って花穂の数が少なくなったり、株が軟らかく育って病気にかかりやすくなったりします。花壇の土に元肥を入れる場合も、ごく控えめにします。
| 株の様子 | 判断 | すること |
|---|---|---|
| 葉色が濃く元気に茂る | 肥料は足りている | 何も与えない |
| 下の葉が黄色くなる | 肥料が不足ぎみ | 薄めた液体肥料を一度与える |
| 葉ばかりで穂が少ない | 肥料が多すぎる | 与えるのをやめる |
液体肥料を与える目安は、春に生育が進む3月から4月です。黄色い下葉が出ていなければ、この時期も肥料は要りません。
下葉が黄色いときの液肥の与え方
下の方の葉が黄色く変わってきたら、肥料が足りていない合図です。このときだけ、薄めた液体肥料を与えて様子を見ます。一度に濃いものを与えると根を傷めるので、表示より薄めにして使います。
- 液肥を薄めに作る
- 草花用の液体肥料を、表示の倍率よりやや薄めに水で溶かします。濃すぎるよりも薄い方が、この植物には向いています。
- 土が湿っているときに
- 土がからからに乾いているときは、先に水を与えてから液肥を与えます。乾いた根に濃い肥料が触れるのを避けるためです。
- 葉色の変化を見る
- 与えてからしばらくは新しい葉の色を見ます。緑が戻ってくれば十分で、続けて何度も与える必要はありません。
春の伸び始めの手入れ
冬の間は低く葉を広げて寒さに耐えていますが、春になると茎がぐんと伸びて、その先に花穂をつけます。この時期は株が一気に大きくなるので、込み合いと蒸れに気をつけます。
- 込み合った株を間引く
- 株同士が触れ合うほど茂ったら、弱い株を抜いて間隔を広げます。風が通るとうどんこ病などが出にくくなります。
- 枯れた下葉を取り除く
- 株元に枯れた葉がたまると蒸れの原因になります。手で取れるものは取り除き、株元をすっきりさせておきます。
- 雨が続いたら水を止める
- 春の長雨の時期は土が乾きにくくなります。花壇の株には水やりをせず、鉢植えは雨の当たらない場所へ移します。
鉢植えで育てるときの注意
鉢植えは花壇より土の量が少ないため、乾きやすく、また水がたまりやすくもあります。根づいたあとも、花壇の株より水やりの回数は多くなりますが、毎日決まって与えるのではなく、土の乾き具合を見て判断します。
| 確かめること | 目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 鉢の大きさ | 一株なら一回り大きめの鉢 | 小さすぎると春に根が詰まる |
| 水やりの合図 | 表土が乾いて鉢が軽くなった | 乾いてからたっぷり与える |
| 受け皿 | 水がたまったら捨てる | 根が蒸れて傷むのを防ぐ |
季節ごとの水と肥料の加減
水と肥料の加減は季節によって変わります。どの時期も共通しているのは、与えすぎない方がうまくいくことです。迷ったときは一度見送り、株の様子を見てから判断します。
| 季節 | 水やり | 肥料 |
|---|---|---|
| 秋(種まき〜植え付け) | 表土が乾いたらたっぷり | 与えない |
| 冬(冬越し) | 乾いてから暖かい日の午前に | 与えない |
| 春(伸び始め〜開花) | 根づいた株は乾かし気味 | 下葉が黄色いときだけ薄い液肥 |
| 初夏(花後) | 種採り用の株だけ控えめに | 与えない |
花壇に植えた株は、根づいてしまえば雨だけで育つことがほとんどです。水やりが要るのは、晴れが長く続いたときくらいです。
ストロベリーキャンドルの育てている間に使うもの
草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。
咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。
- 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。
つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。
- 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
- 規格の目安
- 2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
- 数量の目安
- 8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。
水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。
- ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
- 規格の目安
- 容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。
花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。
- 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
- 活力剤は肥料の代わりになりません。
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