GadeninEnglishアプリを入れる
ワスレナグサの花を咲かせる

ワスレナグサの花を長く咲かせる|花がら摘みと株の更新で春の花期を延ばす

ワスレナグサの栽培イメージ

読むのに約 4

三月から五月まで続く花期を長く保つ花がら摘みと、花後に株をどう扱うかをまとめます。

花が咲く条件

ワスレナグサは冬の寒さに当たったあと、日が長く暖かくなると花芽を作ります。秋に植えて屋外で冬を越した株は三月下旬から咲き始め、五月まで次々と花を上げます。冬に室内で暖かく育てた株は寒さが足りず、花が少なくなります。

花数は日照と株の大きさで決まります。冬までに本葉が十枚以上の株に育ち、春に一日中日が当たれば、一株で数百の小花を付けます。日陰では花が少なく、茎が伸びて倒れます。

状態見分け方対応
春になっても咲かない葉ばかり茂って茎が伸びる日なたへ出し肥料を止める
花が少なく小さい株が小さく葉が少ない来年は十月までに植える
咲いてもすぐ終わる水切れで花が止まる開花中は毎朝土を確かめる

花色は青が基本で、ピンクと白の品種もあります。青い花の株は花の中心が黄色く、開き始めはピンクがかることがありますが、異常ではありません。

花がら摘みで花期を延ばす

小さな花が茎の先に次々と咲き、咲き終わった花は種を作り始めます。種ができると株は花を上げるのをやめるので、終わった花茎を切ると次の花が続きます。花が一つずつ小さいので一輪ずつは摘まず、花茎ごと葉の付け根で切ります。

花茎の先の巻いた部分が伸びきって、下のほうの花がすべて茶色くなったころが切る目安です。まだ先端につぼみが残っているなら待ちます。株全体で見て、七割以上の花茎が終わったら、次の節で説明する切り戻しに切り替えます。

終わった花茎を見分ける
花茎の先の巻きがほどけて伸びきり、下から順に花が茶色くなったら終わりです。先端に青いつぼみが残るなら残します。
葉の付け根で切る
花茎を指でたどり、葉の付け根まで下りてはさみで切ります。途中で切ると茎が残って見苦しく、枯れ込みます。
週に一回まとめて
開花中は週に一回、終わった花茎をまとめて切ります。株元に落ちた花がらも拾って捨てます。

四月の切り戻しで二番花を

一番花が七割ほど終わった四月中旬から下旬に、株の高さの半分まで切り戻すと、わき芽(葉の付け根から出る新しい芽)が伸びて五月に二番花が咲きます。切り戻さなくても咲き続けますが、株が乱れて中心が蒸れ、花も小さくなります。

切る位置は葉の付いた節の上にします。葉のない下のほうまで切ると芽が出ずに枯れます。切り戻したら薄い液体肥料を一回与え、水を切らさないようにすると、二週間ほどで新しい花茎が上がります。暖地では五月に暑さが来て二番花が短いこともあります。

時期作業目安
4月中旬〜下旬高さの半分まで切り戻し一番花が七割終わったら
切り戻し直後薄い液肥を一回、水を切らさない新芽が動くまで
5月二番花の開花二週間ほどで花茎が上がる

切り戻した茎に付いたつぼみは惜しくても諦めます。残そうとして浅く切ると、株が乱れて二番花が付きません。

花後の扱いと株の更新

ワスレナグサは本来は宿根草ですが、日本の平野部では夏の暑さで枯れるため、一年草として扱います。五月下旬から六月に花が終わったら、種を採る株を残して抜き取り、次の草花を植えます。涼しい寒冷地なら株を残して夏越しさせると、翌年また咲きます。

種を採るなら、花茎を切らずに残し、下のほうの花が茶色くなって種のさやが乾いたら、茎ごと切って紙袋の中で乾かします。袋を振ると小さな黒い種が落ちます。封筒に入れて冷蔵庫の野菜室で保存し、九月中旬にまきます。

種を採る株を決める
花色や姿のよい株を三〜五株、花がらを摘まずに残します。残りの株は花後に抜いて次の草花に場所を譲ります。
さやが乾いたら茎ごと切る
花茎の下のほうのさやが茶色く乾いたころ、茎ごと切って紙袋に入れ、風通しのよい日陰で一週間乾かします。
冷蔵庫で保存
袋を振って落ちた種を封筒に入れ、野菜室で保存します。秋まで常温に置くと発芽率が落ちます。

花が咲かない、すぐ終わるときの原因と直し方

花が咲かない原因は、日照不足、肥料の過多、冬に暖かい室内で育てた、植えるのが遅れて株が小さいままの四つがほとんどです。すぐ終わるのは開花中の水切れか、四月以降の急な暑さです。

原因が分かれば翌年に直せます。株が小さいなら来年は九月中旬にまいて十月中に植え、日照が足りないなら置き場所を変えます。室内で冬を越させた株は、翌年は屋外で寒さに当てます。今年の花はあきらめて種を採り、翌年につなぐのも一つの手です。

原因今年の様子来年の直し方
日照不足茎が伸びて葉ばかり一日中日が当たる場所に植える
肥料の過多葉が大きく濃い緑で花が少ない元肥をひとつまみに減らす
冬を室内で過ごした株は元気なのに花芽がない屋外で寒さに当てる
植えるのが遅れた株が小さく花が数輪十月中に本葉五〜六枚で植える

ワスレナグサの花を咲かせ続けるのに使うもの

つぼみが上がってからやることは決まっています。摘む・支える・足す、の 3 つです。

  • 液体肥料(リン酸多め)探す言葉「液体肥料 開花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。N-P-K の真ん中(P)の数字が高いもの。

    つぼみを作る時期はリン酸が要ります。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり伸びて花が上がりません。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。

    種を作らせないことが、次の花を咲かせる条件です。花の下の節まで切り戻すのが基本です。

  • 支柱(草花用)探す言葉「園芸支柱 草花 リング」
    規格の目安
    直径 8mm・長さ 90〜150cm の細い支柱か、株ごと囲むリング支柱。

    花の重みで倒れると、そこから茎が折れます。咲いてから立てるのでは間に合わないので、つぼみのうちに。

  • 誘引用の麻ひも探す言葉「麻ひも 園芸 誘引」
    規格の目安
    太さ 2mm 前後。目立たない色のもの。

    きつく縛ると茎が食い込みます。8 の字にゆるく掛けて、茎が太る余地を残します。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 開花促進剤は、肥料と日当たりが足りているなら急ぎません。
  • リング支柱がなくても、細い支柱 3 本を株の周りに立てて麻ひもで囲めば同じことができます。

ワスレナグサの長く咲かせるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はワスレナグサの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

この記事は広告を含みます。

次に読む

ワスレナグサについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる