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ガジュマルの葉が落ちる原因

ガジュマルの葉が落ちる原因の見分け方|寒さ・水切れ・日照不足・環境変化

ガジュマルの栽培イメージ

読むのに約 5

落ち方と葉の色で原因はかなり絞れます。切り分けの順番と、落ちたあとの戻し方を書きます。

まず落ち方と葉の色を見る

ガジュマルの落葉は原因ごとに落ち方が違う。緑のまま落ちるのか、黄色くなってから落ちるのか、下葉からか先端からか。この三点を見るだけで候補はかなり絞れる。

葉の症状疑う原因確かめること
緑のまま急に落ちる環境変化か寒さ移動や気温低下が直前になかったか
黄色くなって下葉から日照不足か根の傷み置き場所の明るさと土の乾き方
茶色く縮れて落ちる水切れ鉢の重さと土の乾き具合
点々と色が抜けて落ちるハダニなどの害虫葉裏を明るい所で確かめる

複数が同時に起きていることも多い。冬に暖房で乾いた部屋へ移した株は、環境変化と水切れと寒さの三つが重なる。

環境変化による落葉

購入直後や引っ越し直後、置き場所を変えた直後に緑の葉がぱらぱら落ちるのはこの型。光の量に合わせて葉の枚数を作り直す反応で、株が弱ったわけではない。

二週間から一か月ほどで落葉は止まり、そのあと新芽が出れば正常に適応できたと判断してよい。焦って肥料や薬を与えると、根に余計な負担がかかって回復を遅らせる。

やることは待つこと
置き場所を決めたら動かさない。回復を待つ間に何度も移すと、そのたびに葉を作り直して株が消耗する。
水は控えめにする
葉が減れば蒸散も減るので、以前と同じ間隔では土が乾かない。鉢の重さを見て、乾いてから与える。
止まらないときの見切り
一か月を過ぎても落ち続け、枝を折ると中が茶色いなら別の原因が重なっている。根を確かめる段階へ進む。

水切れと過湿の落葉は見分ける

水切れは葉が茶色く縮れて先端から落ち、土は軽く乾いている。過湿は葉が黄色くなって下から落ち、土は湿ったまま。どちらも落葉するので、必ず土の状態とセットで判断する。

水切れと判断したら
鉢底から流れるまで与え、なお乾きが速ければ根が回りすぎている。数日で葉に張りが戻れば正解だった。
戻らないときは腰水で
土が固く縮んで水を弾くなら、バケツに鉢ごと十分ほど沈める。全体が湿ってから引き上げ、明るい日陰で休ませる。
過湿と判断したら
水を止め、風の通る明るい場所へ移す。一週間経っても乾かない鉢は根が傷んでいるので、抜いて根の色を確かめる。

幹がしわしわで細くなっているのは慢性的な水切れのサイン。反対にぶよぶよと柔らかいのは腐敗なので、触った感触で分けられる。

寒さによる落葉

ガジュマルは熱帯から亜熱帯の樹で、5℃を下回ると葉を落とし、0℃近くまで下がると枝まで枯れることがある。10℃以上を保てれば葉を付けたまま冬を越す。

冬の落葉で多いのは、部屋の平均気温ではなく夜間の窓辺の冷えが原因のケース。日中20℃の部屋でも、夜のガラスぎわは外気に近い温度まで下がる。

夜だけ位置を変える
日中は窓辺、夜はカーテンの内側か部屋の中央へ。これだけで数度違い、落葉が止まることが多い。
床の冷えを断つ
冷たい床に直置きすると鉢の中の温度が下がり、根が水を吸えなくなる。板や台を一枚かませるだけで改善する。
傷んだ後にやること
葉を落としても枝が緑なら春に芽が出る。冬の間は水を絞って待ち、切り戻しは暖かくなってから行う。

寒さで葉を落とした株に暖房の温風を当てて温めない。空気だけ乾いて残った葉まで落ち、根は冷えたままで水を吸えない。

日照不足による落葉

日照不足の落葉はゆっくり進む。下葉から順に黄色くなって落ち、新しく出る葉は大きく薄く、枝は細長く伸びる。急に落ちないぶん気づくのが遅れる。

明るさを測る
照明を消して日中に新聞の細かい字が読めるか試す。読みにくければ、その場所ではガジュマルは葉数を保てない。
段階的に明るくする
暗い場所から急に窓辺へ移すと葉焼けする。中間の明るさに二週間置いてから定位置へ移す。
伸びた枝は切り戻す
光を増やしても、すでに間延びした節間は詰まらない。春に切り戻して、明るい場所で出した新芽で作り直す。

蛍光灯やダウンライトの明るさでは足りない。植物用の照明を使うなら、株から30センチほどの距離で一日十時間を目安にする。

害虫が原因のとき

落葉と同時に葉に細かい色抜けや、べたつきが出ていれば害虫を疑う。ガジュマルで多いのはハダニとカイガラムシで、どちらも乾燥した室内で増える。

見えるもの正体応急の手当て
葉裏に白い点と細い糸ハダニ葉裏に強めの水を当てて洗い流す
葉や幹に茶色い粒カイガラムシ歯ブラシでこすり落とす
葉や床がべたつくカイガラムシの排せつ物拭き取り、本体を探して除去する
葉全体が白くかすむハダニが増えた後期被害葉を切り、湿度を上げて再発を防ぐ

どちらも乾燥が引き金になる。冬の暖房期に葉水を続けているだけで発生はかなり減るので、駆除より予防に手をかける。

落ちたあとをどう戻すか

葉が減った株は、まず光と温度を整えて新芽を待つのが順序になる。この段階で肥料を足したり植え替えたりすると、吸う力の落ちた根に負担がかかって悪化する。

枝の生死を確かめる
枝先を軽く曲げてぱきりと折れれば枯れ、しなれば生きている。折れた部分だけ切り、生きている枝は残す。
新芽が出るまで待つ
生育期なら二週間から一か月で芽が動きだす。それまでは水を控え、肥料も与えない。土をいじらず待つのが最も早い。
芽が出たら切り戻す
新芽が確認できてから、間延びした枝や葉のない枝を切る。切る前に生きている枝を見誤らないことが大事。
それでも動かないとき
一か月半経っても芽が出ず幹に張りがないなら根を疑う。抜いて黒い根を落とし、小さい鉢へ植え直して仕切り直す。

ガジュマルの育てている間に使うもの

鉢ものの日常は、水やりの判断と、風を通すことと、生育期だけ肥料を足すことです。

数量は直径 24cm(8 号)の鉢 1 個を単位にしています。号数は直径 cm を 3 で割った数です。

  • 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 観葉植物 置き肥」
    規格の目安
    2〜3 か月効く粒状。
    数量の目安
    8 号鉢に 10〜15g を、春から秋に 2〜3 か月ごと。

    冬は生育が止まるので与えません。休眠中に置くと吸われずに残り、根を傷めます。

  • 液体肥料探す言葉「液体肥料 観葉植物」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。

    生育期に 2 週間に 1 回。置き肥と併用するなら、どちらも規定量の半分から始めます。

  • サーキュレーター探す言葉「サーキュレーター 静音 小型」
    規格の目安
    小型で首振りのあるもの。直接強い風を当てない置き方ができるもの。

    風が動かないと土が乾かず、ハダニやカイガラムシも増えます。室内で最も効く道具のひとつです。

  • 葉を拭く布探す言葉「マイクロファイバークロス 掃除」
    規格の目安
    マイクロファイバーの柔らかい布。

    室内の葉にはほこりが積もり、光を遮ります。拭くときに葉裏を見れば、虫にも早く気づけます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 葉面洗浄剤(つや出し剤)は要りません。水拭きで十分で、油分が気孔をふさぐこともあります。
  • 冬の間は肥料を止めます。買い足す必要はありません。

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