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ゴデチヤの種採りと増やし方

ゴデチア(ゴデチヤ)の種取り|さやが茶色く乾いたら採り、保存して秋にまく

ゴデチヤの花

読むのに約 4 分

ゴデチア(ゴテチャ)は花後に枯れる一年草なので種で増やします。花がらを残し、さやが茶色く乾いたら採って紙袋で乾かし、涼しく保存して10月上旬にまきます。

増やし方は種まきが基本

ゴデチヤは花を咲かせたあと夏に枯れる一年草なので、株を残して翌年も咲かせることはできません。翌年も楽しむには、花後に種を採って秋に改めてまくのが基本です。市販の種を毎年買い直す方法と、自分で採る方法を比べて選びます。

ゴデチヤは一株からたくさんのさやが採れるので、家庭で翌年まく分なら一株か二株を残せば十分に足ります。採った種の一部をこぼれ種用に花壇へまいておき、残りをポットまきに回すといった使い分けもできます。

方法よいところ気をつけること
市販の種を買う花色や草丈がそろいやすい毎年買い直す
自家採種費用がかからず毎年続けられる花色や草丈が親とずれることがある
こぼれ種手間がほとんどかからない芽の出る場所と時期を選べない

種を採る株を開花中に決める

種を採るなら、株が花盛りのうちに親にする株を選んでおきます。咲き終わってからでは、どの株がよかったか分からなくなるためです。選んだ株にはひもや名札で目印をつけ、ほかの株と区別しておきます。

丈夫な株を選ぶ
倒れにくく、病気の出ていない、花つきのよい株を選びます。気に入った花色の株を選ぶと、翌年もその色が出る見込みが高まります。
目印をつけておく
選んだ株の茎にひもを結ぶか、そばに名札を立てます。花がら摘みのときに、うっかりこの株の花を摘まないためです。
花がらを摘まずに残す
採種する株は、咲き終わった花を摘まずにそのまま残します。花の後に細長いさやがふくらんで、中で種が育ちます。

さやが熟したら採る

花が終わると、花の付け根に細長いさやができます。さやが緑色のうちは種がまだ育っていません。茶色く乾いてきたころが採りどきで、放っておくとさやが割れて種がこぼれてしまいます。

茶色くなったさやを摘む
さやが茶色く乾き、先が割れかけたものから順に摘み取ります。すべてが一度に熟すわけではないので、数日おきに見て回ります。
紙袋の中で乾かす
摘んださやを紙袋に入れ、風通しのよい日陰で一週間ほど乾かします。乾くとさやが割れて、細かい種が袋の底に落ちます。
ごみをふるい分ける
袋の中身を白い紙の上に広げ、さやのかけらやごみを取り除きます。目の細かいざるを使うと、細かい種だけを残せます。

保存は乾燥と涼しさが条件

採った種は秋のまき時まで夏を越させることになります。湿気と高温は種を弱らせるので、乾いた涼しい場所で保管します。封筒に採った年と花色を書いておくと、翌年まくときに迷いません。

種は年月がたつほど発芽の力が落ちていくので、採った翌年の秋にまくのが基本です。二年目以降の古い種を使うときは、ポットに多めにまいて発芽の具合を見て、足りなければまき直せるよう余裕を持たせます。

封筒に入れて名前を書く
よく乾いた種を紙の封筒に入れ、採った年と株の花色を書きます。ビニール袋は中が蒸れやすいので、長く入れておくのには向きません。
乾燥剤と一緒にしまう
封筒を乾燥剤と一緒にふた付きの容器に入れ、冷蔵庫の野菜室など涼しい場所で保管します。暑い部屋に置くと発芽の力が落ちます。
秋のまき時に取り出す
暖かい地域なら10月上旬にまきます。冷蔵庫から出したら容器ごと室温に戻してから開けると、種に水滴がつきません。

こぼれ種で咲かせるときの管理

花後にさやを残しておくと、こぼれた種から秋に自然と芽が出ることがあります。手間はかかりませんが、芽の出る場所が混み合いやすく、直根性のため後から動かすのも苦手です。芽が出たら早めに間引いて株間を整えます。

芽を見分けて残す
秋に芽が出たら、雑草と間違えて抜かないよう見分けます。前の年に咲いていた場所の周りに、同じ形の芽がまとまって出ていれば目安になります。
混んだ芽を間引く
密集している場所は、高性種なら20センチ、わい性種なら15センチの間隔になるよう間引きます。残す苗の根を傷めないように抜きます。
動かすなら小さいうちに
どうしても場所を変えたい芽は、本葉が少ないうちに周りの土ごと大きく掘って移します。大きくなってからの移植は根が切れて失敗しがちです。

採った種が育たないときの原因

自分で採った種の発芽が悪いときは、採るのが早すぎたか、保存の間に湿気や暑さで弱ったことが多い原因です。また、交雑によって親と違う花色や草丈の株が出ることもあります。原因を知っておくと、翌年の採種で直せます。

症状考えられる原因次にすること
芽がほとんど出ない未熟なさやから採ったさやが茶色く乾くまで待つ
発芽がまばら保存中の湿気や高温乾燥剤と一緒に涼しい場所で保存
親と違う花色が出るほかの株との交雑色をそろえたいなら市販の種を使う
芽は出たが育たないまき時の気温が高すぎた10月上旬まで待ってからまく

よくある質問

よくある失敗と戻し方は?

自分で採った種の発芽が悪いときは、採るのが早すぎたか、保存の間に湿気や暑さで弱ったことが多い原因です。また、交雑によって親と違う花色や草丈の株が出ることもあります。原因を知っておくと、翌年の採種で直せます。

ゴデチヤの挿し芽・株分けに使うもの

挿し芽は、肥料分のない清潔な土に挿すのが基本です。培養土に挿すとうまくいかないのはそのためです。

  • 挿し芽用土(赤玉土小粒・鹿沼土)探す言葉「挿し芽 用土 赤玉土 小粒」
    規格の目安
    赤玉土の小粒か鹿沼土の単用、または「挿し芽・種まき用」と書かれた土。
    数量の目安
    3 号ポット 1 個で 0.2L、育苗箱 1 枚で 2L 前後。

    肥料分があると、根が出る前に切り口が傷みます。清潔で肥料のない土であることが条件です。

  • 発根促進剤探す言葉「発根促進剤 挿し木」
    規格の目安
    粉末を切り口に付けるタイプか、液に浸すタイプ。

    根の出にくい種類で成功率が変わります。出やすい草花なら無くても十分です。

  • よく切れるはさみ・カッター探す言葉「園芸ばさみ 切れ味 ステンレス」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm。使う前にアルコールで拭きます。

    切り口が潰れると水を吸えません。斜めに一度で切るのが基本です。

  • 3 号ポット・育苗箱探す言葉「ポリポット 3号 育苗」
    規格の目安
    直径 9cm(3 号)のポットか、浅い育苗箱。

    根が出るまでは小さい容器のほうが管理しやすく、乾き具合も見えます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 発根しやすい草花なら、発根促進剤は要りません。水に挿すだけで根が出るものもあります。
  • 密閉できる容器があれば、挿し芽用の温室は要りません。

ゴデチヤの長く咲かせるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はゴデチヤの育て方にまとめています。

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