増やし方は種まきが基本
ゴデチヤは花を咲かせたあと夏に枯れる一年草なので、株を残して翌年も咲かせることはできません。翌年も楽しむには、花後に種を採って秋に改めてまくのが基本です。市販の種を毎年買い直す方法と、自分で採る方法を比べて選びます。
ゴデチヤは一株からたくさんのさやが採れるので、家庭で翌年まく分なら一株か二株を残せば十分に足ります。採った種の一部をこぼれ種用に花壇へまいておき、残りをポットまきに回すといった使い分けもできます。
| 方法 | よいところ | 気をつけること |
|---|---|---|
| 市販の種を買う | 花色や草丈がそろいやすい | 毎年買い直す |
| 自家採種 | 費用がかからず毎年続けられる | 花色や草丈が親とずれることがある |
| こぼれ種 | 手間がほとんどかからない | 芽の出る場所と時期を選べない |
種を採る株を開花中に決める
種を採るなら、株が花盛りのうちに親にする株を選んでおきます。咲き終わってからでは、どの株がよかったか分からなくなるためです。選んだ株にはひもや名札で目印をつけ、ほかの株と区別しておきます。
- 丈夫な株を選ぶ
- 倒れにくく、病気の出ていない、花つきのよい株を選びます。気に入った花色の株を選ぶと、翌年もその色が出る見込みが高まります。
- 目印をつけておく
- 選んだ株の茎にひもを結ぶか、そばに名札を立てます。花がら摘みのときに、うっかりこの株の花を摘まないためです。
- 花がらを摘まずに残す
- 採種する株は、咲き終わった花を摘まずにそのまま残します。花の後に細長いさやがふくらんで、中で種が育ちます。
さやが熟したら採る
花が終わると、花の付け根に細長いさやができます。さやが緑色のうちは種がまだ育っていません。茶色く乾いてきたころが採りどきで、放っておくとさやが割れて種がこぼれてしまいます。
- 茶色くなったさやを摘む
- さやが茶色く乾き、先が割れかけたものから順に摘み取ります。すべてが一度に熟すわけではないので、数日おきに見て回ります。
- 紙袋の中で乾かす
- 摘んださやを紙袋に入れ、風通しのよい日陰で一週間ほど乾かします。乾くとさやが割れて、細かい種が袋の底に落ちます。
- ごみをふるい分ける
- 袋の中身を白い紙の上に広げ、さやのかけらやごみを取り除きます。目の細かいざるを使うと、細かい種だけを残せます。
保存は乾燥と涼しさが条件
採った種は秋のまき時まで夏を越させることになります。湿気と高温は種を弱らせるので、乾いた涼しい場所で保管します。封筒に採った年と花色を書いておくと、翌年まくときに迷いません。
種は年月がたつほど発芽の力が落ちていくので、採った翌年の秋にまくのが基本です。二年目以降の古い種を使うときは、ポットに多めにまいて発芽の具合を見て、足りなければまき直せるよう余裕を持たせます。
- 封筒に入れて名前を書く
- よく乾いた種を紙の封筒に入れ、採った年と株の花色を書きます。ビニール袋は中が蒸れやすいので、長く入れておくのには向きません。
- 乾燥剤と一緒にしまう
- 封筒を乾燥剤と一緒にふた付きの容器に入れ、冷蔵庫の野菜室など涼しい場所で保管します。暑い部屋に置くと発芽の力が落ちます。
- 秋のまき時に取り出す
- 暖かい地域なら10月上旬にまきます。冷蔵庫から出したら容器ごと室温に戻してから開けると、種に水滴がつきません。
こぼれ種で咲かせるときの管理
花後にさやを残しておくと、こぼれた種から秋に自然と芽が出ることがあります。手間はかかりませんが、芽の出る場所が混み合いやすく、直根性のため後から動かすのも苦手です。芽が出たら早めに間引いて株間を整えます。
- 芽を見分けて残す
- 秋に芽が出たら、雑草と間違えて抜かないよう見分けます。前の年に咲いていた場所の周りに、同じ形の芽がまとまって出ていれば目安になります。
- 混んだ芽を間引く
- 密集している場所は、高性種なら20センチ、わい性種なら15センチの間隔になるよう間引きます。残す苗の根を傷めないように抜きます。
- 動かすなら小さいうちに
- どうしても場所を変えたい芽は、本葉が少ないうちに周りの土ごと大きく掘って移します。大きくなってからの移植は根が切れて失敗しがちです。
採った種が育たないときの原因
自分で採った種の発芽が悪いときは、採るのが早すぎたか、保存の間に湿気や暑さで弱ったことが多い原因です。また、交雑によって親と違う花色や草丈の株が出ることもあります。原因を知っておくと、翌年の採種で直せます。
| 症状 | 考えられる原因 | 次にすること |
|---|---|---|
| 芽がほとんど出ない | 未熟なさやから採った | さやが茶色く乾くまで待つ |
| 発芽がまばら | 保存中の湿気や高温 | 乾燥剤と一緒に涼しい場所で保存 |
| 親と違う花色が出る | ほかの株との交雑 | 色をそろえたいなら市販の種を使う |
| 芽は出たが育たない | まき時の気温が高すぎた | 10月上旬まで待ってからまく |
よくある質問
よくある失敗と戻し方は?
自分で採った種の発芽が悪いときは、採るのが早すぎたか、保存の間に湿気や暑さで弱ったことが多い原因です。また、交雑によって親と違う花色や草丈の株が出ることもあります。原因を知っておくと、翌年の採種で直せます。
ゴデチヤの挿し芽・株分けに使うもの
挿し芽は、肥料分のない清潔な土に挿すのが基本です。培養土に挿すとうまくいかないのはそのためです。
- 挿し芽用土(赤玉土小粒・鹿沼土)探す言葉「挿し芽 用土 赤玉土 小粒」
- 規格の目安
- 赤玉土の小粒か鹿沼土の単用、または「挿し芽・種まき用」と書かれた土。
- 数量の目安
- 3 号ポット 1 個で 0.2L、育苗箱 1 枚で 2L 前後。
肥料分があると、根が出る前に切り口が傷みます。清潔で肥料のない土であることが条件です。
- 発根促進剤探す言葉「発根促進剤 挿し木」
- 規格の目安
- 粉末を切り口に付けるタイプか、液に浸すタイプ。
根の出にくい種類で成功率が変わります。出やすい草花なら無くても十分です。
- よく切れるはさみ・カッター探す言葉「園芸ばさみ 切れ味 ステンレス」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm。使う前にアルコールで拭きます。
切り口が潰れると水を吸えません。斜めに一度で切るのが基本です。
- 3 号ポット・育苗箱探す言葉「ポリポット 3号 育苗」
- 規格の目安
- 直径 9cm(3 号)のポットか、浅い育苗箱。
根が出るまでは小さい容器のほうが管理しやすく、乾き具合も見えます。
- 発根しやすい草花なら、発根促進剤は要りません。水に挿すだけで根が出るものもあります。
- 密閉できる容器があれば、挿し芽用の温室は要りません。
ゴデチヤの長く咲かせるコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はゴデチヤの育て方にまとめています。
スマホのカメラで読み取ると、ストアが開きます
iPhone 対応。Android 版はベータ版テスター募集中 (Premium 6 か月の特典つき)。無料で使えます。
この記事は広告を含みます。