まき時は地域で秋と春に分かれる
ゴデチヤは秋にまいて冬を越させ、翌年の初夏に咲かせる一年草です。暖かい地域では10月上旬がまき時で、秋まきの草花の中ではやや遅めにまきます。早すぎると残暑で苗が間延びし、遅すぎると冬までに根が張れません。
冬の寒さが厳しい地域では、秋にまくと小さな苗のまま凍みて傷むことがあります。その場合は春まきに切り替え、3月から4月に室内の窓辺など暖かい場所で芽を出させます。
| 地域 | まき方 | まく時期 |
|---|---|---|
| 暖かい地域 | 秋まき(屋外で育苗) | 10月上旬 |
| 寒い地域 | 春まき(室内や簡易温室で育苗) | 3月〜4月 |
その間の地域では、霜が降りる前に植え付けまで済ませられるかで秋まきか春まきかを決めます。
直根性だからポットに直まきする
ゴデチヤの根は太い一本の根がまっすぐ下へ伸びる直根性で、途中で切れると回復に時間がかかります。箱にまいて後から一本ずつ移す方法もありますが、家庭では小さなポットに直接まいて、そのまま苗に仕上げる方が失敗しません。
箱まきにする場合は、双葉が開いて間もない小さな苗のうちに、根の周りの土を付けたままポットへ移します。本葉が増えてから移すほど根が深く伸びていて、切れやすくなります。手間が一度増える分、ポットへの直まきより失敗しやすい方法です。
- 6センチのポットを用意
- 直径6センチほどの小さなポットに種まき用の土を入れ、軽く押さえて表面を平らにします。大きな鉢にまくと土が乾きにくく、苗が間延びしやすくなります。
- 1鉢に3〜4粒まく
- 種は1鉢に3粒から4粒を、間隔をあけて置きます。全部が芽を出しても後で1本に絞るので、多くまきすぎないようにします。
- 土はうっすらかける
- 種が隠れる程度にごく薄く土をかけます。厚くかけると芽が地表まで届かず、発芽がそろいません。
発芽までの温度と水
発芽に向く温度は15度から20度です。この範囲に保てれば、まいてから5日から7日ほどで芽がそろいます。10月上旬の暖地はちょうどこの気温になるため、特別な保温は要りません。春まきでは夜の冷え込みで温度が足りなくなるので、室内に取り込んで温度を確保します。
- 水は静かに与える
- 目の細かいじょうろか霧吹きで、種が流れないようにそっと湿らせます。勢いよくかけると薄くかけた土ごと種が動き、芽の出方がばらつきます。
- 乾かさずに待つ
- 芽が出るまでは表面が乾ききらないように見守ります。明るい日陰に置き、乾きやすい日は朝のうちに湿らせておきます。
- 芽が出たら日なたへ
- 芽がそろったらすぐ日当たりのよい場所に移します。暗い場所に置いたままだと、茎が細く長く伸びて倒れやすい苗になります。
植え付けどきの見極め
植え付けの目安は、種まきから40日前後です。本葉が4枚ほどになり、ポットの底の穴から白い根がのぞいていれば植えどきです。ここを過ぎて根がポットの中で巻き始めると、植えた後に根が広がりにくくなります。
| 確かめる点 | 植えどきの状態 | まだ早い状態 |
|---|---|---|
| 日数 | 種まきから40日前後 | 30日に満たない |
| 葉 | 本葉が4枚ほど | 本葉が2枚まで |
| 根 | 底の穴から根が見える | 土を抜くと崩れる |
根鉢は崩さずにそのまま植えます。直根性のゴデチヤは、ここで根を傷めるとその後の育ちが目に見えて遅れます。
間引いて1本の丈夫な苗にする
芽が出た後は、よく日に当てて少し乾かし気味に育てると、茎の詰まった締まった苗になります。水を多く与え続けると、ひょろひょろと伸びた弱い苗になりがちです。ゴデチヤは徒長(茎が間延びすること)しやすい花なので、ここが苗作りの分かれ目です。
- 混んだところから抜く
- 本葉が出始めたら、葉が重なり合っているところから間引きます。根を傷めないよう、残す苗を指で押さえながら抜くか、はさみで根元を切ります。
- 最後は1鉢1本
- 本葉が増えてきたら、茎が太く葉色の濃い苗を1本だけ残します。複数残すと根が絡み合い、植え付けのときに崩れてしまいます。
- 本葉が出たら液肥
- 本葉が見えてきたら、薄めた液体肥料を与え始めます。種まき用の土は肥料分が少ないので、ここで補うと葉色がよくなります。
芽が出ない、苗が育たないときの原因
発芽しないときは、温度か土のかけ方に原因があることがほとんどです。苗が倒れたり伸びすぎたりするときは、光と水の加減を見直します。まき直しがきく時期なら、原因を一つ直してもう一度まく方が早く立て直せます。
| 症状 | 考えられる原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 芽が出ない | 土のかけすぎ、気温が高すぎる | ごく薄くかけ、涼しくなってからまく |
| 芽がまばら | 水やりで種が流れた | 霧吹きか底面から湿らせる |
| 茎が細く長い | 日照不足、水の与えすぎ | 日なたに置き、乾かし気味にする |
| 苗が倒れる | 根元が常に湿っている | 水やりの間隔をあけ、風を通す |
種まきの手順
ゴデチヤは、本文の時期と種袋の表示を確認してまきます。まいたら、種の大きさに合った量の土をかぶせます。
覆土して軽く押さえる(転圧という)と、種と土が密着し、水を吸いやすくなります。強く固めすぎないようにします。
ゴデチヤの種まきでよくある質問
ゴデチヤの種はいつまく?
暖かい地域: 秋まき(屋外で育苗)。寒い地域: 春まき(室内や簡易温室で育苗)。
ゴデチヤの種はどうやってまく?
手間が一度増える分、ポットへの直まきより失敗しやすい方法です。
ゴデチヤの間引きはいつする?
本葉が出始めたら、葉が重なり合っているところから間引きます。
ゴデチヤの種まきに使うもの
草花の種は野菜より小さいものが多く、覆土の厚さで発芽が決まります。光を好む種はほとんど土をかけません。
- 種まき用土探す言葉「種まき培土 細粒」
- 規格の目安
- 粒径 2〜3mm の細かいもの。肥料分の少ないもの。
- 数量の目安
- セルトレイ 128 穴 1 枚で約 2L。
粗い土だと、細かい種が粒の隙間に落ちて深く埋まってしまいます。
- 霧吹き(ハンドスプレー)探す言葉「園芸 霧吹き 大容量」
- 規格の目安
- 500ml〜1L。霧の細かいもの。
好光性の種は土をかけないので、ジョウロだと流れます。発芽まではすべて霧で与えます。
- セルトレイ・浅鉢探す言葉「セルトレイ 育苗 128穴」
- 規格の目安
- 128 穴のセルトレイか、深さ 5cm 前後の浅い育苗箱。
種が小さいほど深い容器は要りません。浅いほうが土が乾きすぎず、温度も上がりやすくなります。
- 園芸ラベル探す言葉「園芸 ラベル 差し込み」
- 規格の目安
- 差し込み式、長さ 10cm 前後。
草花は発芽まで 2 週間以上かかるものもあります。まいた日を書いておかないと、待つか諦めるかを判断できません。
- 種が大きい草花なら、ポットに直接まけばセルトレイは要りません。
- 温室やヒーターマットは、暖かい時期にまくなら要りません。
ゴデチヤの長く咲かせるコツは作物ページに
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