植える前に土の酸度を直す
ゴデチヤは酸性に傾いた土を嫌います。日本の畑や庭の土は雨で酸性に寄りやすいため、植え付けの前に苦土石灰をまいて酸度を直しておきます。これを省くと、根の張りが悪く葉色の冴えない株になります。
- 苦土石灰をまく
- 花壇なら1平方メートルあたり苦土石灰を200グラムほど全体にまきます。植え付けの直前ではなく、少し前にまいて土になじませておくと安心です。
- 深くよく耕す
- 石灰が土に均一に混ざるよう、深めによく耕します。直根がまっすぐ下へ伸びられるよう、固い塊や石も取り除いておきます。
- 盛り土の畝を作る
- 水はけをよくするため、土を10センチほど盛り上げて畝か床を作ります。雨のあとに水がたまる場所ほど、この盛り土が効きます。
場所選びと株間
日当たりと風通しがよく、水はけのよい場所を選びます。日陰では茎が伸びて倒れやすくなり、風が通らない場所では開花期に病気が出やすくなります。株間は草丈で変え、高く育つ品種は広めに取って風の通り道を確保します。
鉢で育てる場合は、わい性種を選び、長いプランターなら15センチ間隔で並べます。高性種を鉢で育てると倒れやすく水切れも早いので、深さのある大きめの鉢を選ぶか、地植えにする方が楽に育ちます。
| 品種のタイプ | 株間 | 向く場所 |
|---|---|---|
| 高性種 | 20センチ | 花壇の後方、切り花用の畝 |
| わい性種 | 15センチ | 花壇の前方、鉢やプランター |
鉢やプランターに植える場合も、市販の培養土に苦土石灰を混ぜて酸度を直したものを使います。
水やりは乾いてからたっぷり
ゴデチヤは多湿を嫌い、根元がいつも湿っていると茎が腐りやすくなります。地植えは根付いた後は雨まかせで足り、長く晴れが続いて土が乾いたときだけ与えます。鉢植えは土の表面が乾いてから、鉢底から流れ出るまでたっぷり与えます。
水を与える時間は朝がよく、夕方に与えると株元が湿ったまま夜を迎えて蒸れやすくなります。開花期は花に水がかかると花弁が傷んで見栄えが落ちるので、じょうろの口を株元に近づけて土に直接注ぎます。
| 時期 | 地植え | 鉢植え |
|---|---|---|
| 植え付け直後 | たっぷり与えて根と土をなじませる | たっぷり与える |
| 冬 | ほぼ不要 | 表面が乾いてから、暖かい日の午前中 |
| 春の生育期 | 乾きが続いたときだけ | 表面が乾いたらたっぷり |
| 開花期 | 花や葉にかけず株元へ | 乾きが早いので毎日確かめる |
肥料は控えめにする
肥料が多すぎると葉と茎ばかりが茂り、株が軟らかくなって倒れやすくなります。花数もかえって減ることがあるので、元肥は少なめにし、追肥は春の生育を見ながら足す程度にとどめます。
鉢やプランターは水やりのたびに肥料分が流れ出るため、地植えより肥料切れが起きやすくなります。春に下葉の色が薄くなってきたら、薄めた液体肥料を十日に一回ほどの間隔で与え、葉色が戻ったら間隔をあけます。
- 元肥は少なめに
- 植え付けの際は、緩効性の肥料を規定量より少なめに混ぜておきます。苦土石灰とは日をずらして混ぜると、肥料の成分が無駄になりにくくなります。
- 春に追肥を再開
- 冬の間は肥料を止め、春に新しい葉が動き出したら薄めた液体肥料を与えます。葉色が十分に濃ければ、無理に与える必要はありません。
- つぼみが見えたら減らす
- つぼみが見え始めたら追肥は控えめにします。この時期に肥料が効きすぎると、茎が伸びて花の重みで倒れやすくなります。
冬越しの管理
ゴデチヤは寒さに比較的強く、暖かい地域では屋外で冬を越せます。冬の間は株がほとんど大きくならないように見えますが、土の中では根が伸びています。この時期に手をかけすぎないことが、春の花数を増やす近道です。
- 霜柱で浮いた株を押さえる
- 霜柱で株が持ち上がると根が切れて乾きます。見つけたら株元を軽く押さえて土を寄せ、敷きわらをすると浮き上がりを防げます。
- 鉢は日なたの軒下へ
- 鉢植えは冷たい北風の当たらない、日当たりのよい軒下に置きます。夜に強く冷え込む日は、鉢ごと玄関先などに寄せておくと安心です。
- 冬は水を減らす
- 気温が低い間は土が乾きにくいので、水やりの回数を減らします。与えるのは暖かい日の午前中にして、夜に土が冷たく湿ったままにならないようにします。
元気がないときの見分け方
葉色や株の姿の変化は、水と肥料と土の加減を知らせてくれます。病気を疑う前に、まずここ最近の水やりと肥料、土の状態を振り返ると原因が見つかりやすくなります。
| 症状 | 考えられる原因 | 手当て |
|---|---|---|
| 葉が黄色く育ちが遅い | 酸性の土、肥料切れ | 次の栽培で石灰を入れ、春なら薄い液肥 |
| 茎が伸びて倒れる | 肥料過多、日照不足 | 追肥を止め、支柱で支える |
| 根元が黒く軟らかい | 過湿 | 水やりを控え、傷んだ株は抜く |
| 下葉がしおれる | 水切れ、根の傷み | 鉢は水を与え、植え付け時の根崩れも疑う |
よくある質問
いつ?
植え付け直後: たっぷり与えて根と土をなじませる。冬: ほぼ不要。春の生育期: 乾きが続いたときだけ。開花期: 花や葉にかけず株元へ。
量の目安は?
花壇なら1平方メートルあたり苦土石灰を200グラムほど全体にまきます。
よくある失敗と戻し方は?
ゴデチヤは酸性に傾いた土を嫌います。日本の畑や庭の土は雨で酸性に寄りやすいため、植え付けの前に苦土石灰をまいて酸度を直しておきます。これを省くと、根の張りが悪く葉色の冴えない株になります。
ゴデチヤの育てている間に使うもの
草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。
咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。
- 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。
つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。
- 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
- 規格の目安
- 2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
- 数量の目安
- 8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。
水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。
- ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
- 規格の目安
- 容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。
花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。
- 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
- 活力剤は肥料の代わりになりません。
ゴデチヤの長く咲かせるコツは作物ページに
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