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ライムの収穫と保存

ライムの収穫と保存|緑のうちに採る理由と採りどきの見分け方、使い切る方法

ライムの栽培イメージ

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ライムは黄色くなる前の緑のうちに採るのが普通です。採りどきの見分け方と、保存や加工で使い切る方法をまとめます。

採りどきの見分け方

ライムは完熟すると黄色くなりますが、香りと酸味が最もよいのは濃い緑から少し色が浅くなり始めたころです。五月に咲いた花の実は九月から十一月に採りどきを迎えます。大きさ、色、硬さの三つを組み合わせて判断し、実を軽く押して少し弾力が出たら採ります。

四季なり性があるので、夏や秋に咲いた花の実は翌年の春から初夏に採りどきになります。同じ樹に大きさの違う実が混じるので、実ごとに大きさと弾力を確かめて採ります。

見た目状態判断
直径3センチ以下で硬く濃い緑未熟まだ樹につけておく
直径5センチ前後、濃い緑で押すと少し弾力採りどき香りが最もよい。順に採る
緑が浅くなりつやが出る完熟間近果汁が多い。早めに採る
黄色く柔らかい完熟香りが落ちる。すぐ使う

黄色くなったライムも食べられますが、レモンに似た味になります。ライムらしい香りを楽しむなら緑のうちに採ります。

採り方

実は軸が短く、手で引っ張ると枝ごと折れたり皮が裂けたりします。はさみで軸を切って採り、へたの部分を短く切りそろえると保存中にほかの実を傷つけません。とげがあるので革手袋をつけて作業します。

はさみで軸を切る
実の軸を五ミリほど残してはさみで切ります。手でもぐと枝が裂けて翌年の花芽を失います。
へたを短く切り直す
残した軸をへたのすぐ上で切りそろえます。軸が長いと箱の中でほかの実の皮を傷つけて腐りの元になります。
採る順番
日の当たる外側の実から順に採ります。内側の実は一週間から二週間遅れて採りどきになるので、樹全体を一度に採らず様子を見ながら回ります。

収穫のたびに採った日と個数を記録しておくと、翌年の摘果の目安になります。十号鉢で十個以上採れた年は翌年に花が減りやすいので、次の夏は摘果を少し強めます。

保存の仕方

採ったライムは常温で一週間、冷蔵庫の野菜室でポリ袋に入れれば二週間から三週間持ちます。冷蔵庫に入れても少しずつ黄色くなるので、緑のうちに使い切るか加工します。果汁は冷凍できます。

ライムは皮が薄く乾きやすい柑橘です。常温で置くと一週間で皮がしなび始めるので、すぐ使わない分はポリ袋に入れて乾燥を防ぎます。皮がしなびても果汁は使えます。

用途作り方の要点日持ち
生のままポリ袋に入れて野菜室2〜3週間
果汁の冷凍搾って製氷皿で凍らせ袋にまとめる3か月
皮の冷凍すりおろすか細く切って袋に3か月
ライムシロップ輪切りと同量の砂糖を瓶で漬ける冷蔵で1か月
塩ライム四つ割りにして塩をまぶし瓶で漬ける冷蔵で数か月

皮を使うときは、収穫前一か月に薬を使っていないことを確かめます。市販品より皮を安心して使えるのが家庭栽培の利点です。

果汁を多く採るこつ

ライムは小さいわりに果汁が多い柑橘ですが、冷えた実は搾りにくいです。搾る前に常温に戻し、まな板の上で手のひらで転がして中をほぐすと、同じ実から二割ほど多く採れます。

常温に戻す
冷蔵庫から出して三十分ほど置きます。冷えたままだと果肉が硬く、果汁が出にくいです。
転がしてから切る
まな板の上で手のひらで押しながら転がし、柔らかくなったら横半分に切ります。縦に切るより搾りやすいです。
搾り器を使う
手で搾ると種と果肉が混じります。柑橘用の搾り器か茶こしを使うと果汁だけ取れます。

採り終えたあとの管理

収穫が終わる十一月は取り込みの時期と重なります。実を採り終えたら葉の裏を洗い、軒下か室内へ移します。実を全部採ることで樹の負担が減り、翌年の花芽が育ちます。

残った実を採り切る
冬を越しても実は持ちますが、樹が疲れて翌年の花が減ります。一月までには全部採ります。
葉を洗って取り込む
ホースの水で葉の裏まで洗い、カイガラムシやハダニを落としてから軒下か室内へ移します。
冬の間は肥料を止める
収穫後の秋肥は九月に済ませておき、十月以降は与えません。冬に肥料が効くと新芽が出て寒さで傷みます。

収穫が終わった樹は葉が疲れて薄い緑になることがあります。翌春の春肥で戻るので、冬に慌てて肥料を足さないでください。

実がつかない・落ちるときの切り分け

花が咲いても実がつかない、実が小さいうちに落ちるといった問題は、樹齢、肥料、水、寒さのどれかに原因があります。症状を見て一つずつ切り分け、翌年に向けて直します。

症状原因戻し方
花は咲くが実がつかない開花中の雨・肥料切れ雨よけをし、春肥を確かめる。筆で受粉
花が咲かない樹が若い・強剪定・窒素過多接ぎ木苗は2〜3年待つ。肥料を減らす
6月に小さな実が大量に落ちる生理落果自然な間引き。残った実を摘果する
7〜8月に実が落ちる水切れ・肥料切れ水を安定させ、夏肥を与える
昨年は大量、今年はゼロ隔年結果摘果を守り、秋肥で樹を回復させる

ライムの収穫に使うもの

木の実は、落として拾うと傷みます。高さのあるところから、傷めずに下ろすための道具です。

  • 収穫ばさみ(先丸)探す言葉「収穫ばさみ 果樹 先丸」
    規格の目安
    刃先が丸く、刃渡り 5cm 前後。

    引っぱって穫ると、枝が裂けて翌年の芽まで落ちます。軸を残して切るのが基本です。

  • 高枝切りばさみ(採果器付き)探す言葉「高枝切りばさみ 採果」
    規格の目安
    伸ばして 2〜3m。切った実を受ける籠の付いたもの。

    脚立で無理な姿勢を取るより安全です。籠付きなら、切った実がそのまま落ちません。

  • 収穫かご・コンテナ探す言葉「収穫かご 果樹 コンテナ」
    規格の目安
    20L 前後。浅めのものは実を重ねずに済みます。

    深い容器に積むと、下の実が自分の重さで傷みます。柔らかい果実ほど浅い容器で。

  • 保存用の緩衝材探す言葉「果物 緩衝材 ネット」
    規格の目安
    果実用のネットキャップか、新聞紙。

    一つずつ包むと、傷んだ実から隣へ移りません。長く置く実ほど効きます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 手の届く高さに仕立てているなら、高枝切りばさみは要りません。低く保つほうが管理も楽です。
  • 専用の収穫かごでなくても、浅い箱に新聞紙を敷けば足ります。

ライムの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はライムの育て方にまとめています。

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