系統と場所で苗を選ぶ
ロベリアにはこんもり丸く茂る立ち性と、枝が垂れ下がる匍匐性があり、苗のラベルや姿で見分けます。花壇の縁取りや寄せ植えの前面には立ち性、吊り鉢や鉢の縁から垂らすには匍匐性を選びます。
苗を選ぶときは、葉の色が濃くて株元が締まり、ポットの底から白い根が見えているものが根付きやすいです。花がたくさん咲いている苗より、つぼみが多く葉が茂っている苗の方が植えた後に長く咲きます。
ポットの底を見て根が茶色く固く巻いている苗は老化していて、植えても広がりにくいので避けます。白い根が少し見える程度の苗が一番よく根付きます。
| 系統 | 姿 | 向く場所 |
|---|---|---|
| 立ち性(矮性) | 高さ10〜15センチの丸い株 | 花壇の縁取り、寄せ植えの前面 |
| 匍匐性(垂れる) | 枝が30〜40センチ垂れる | 吊り鉢、鉢の縁、壁掛け |
| 大輪の栄養系 | 花が大きく暑さにやや強い | 鉢植えで夏まで長く楽しむ |
| 宿根ロベリア | 高さ60〜100センチの立ち性 | 花壇の後方、湿り気のある場所 |
土と場所は水はけと午前の日光
ロベリアは水はけがよく、それでいて乾きすぎない土を好みます。市販の草花用培養土で十分ですが、花壇に植えるなら腐葉土を三割ほど混ぜ、粘土質なら川砂かパーライトを足して水が抜けるようにします。
日当たりは午前中に日が当たり、午後は明るい日陰になる場所が理想です。真夏まで育てたい場合は特に、西日の当たる場所を避けると株が長持ちします。
- 元肥は少なめに混ぜる
- 元肥(植える前に土へ混ぜておく肥料)は緩効性肥料を規定の半分ほどにします。多いと葉ばかり茂って花が減ります。
- 根鉢を崩さず同じ深さに
- 根はごく細く、崩すと回復に時間がかかります。ポットから抜いたらそのまま穴に入れ、根元が土の表面と同じ高さになるよう植えます。
- 株間15〜20センチ
- 一株が直径20センチほどに広がります。詰めて植えると蒸れて梅雨に傷むので、植えた直後は間が空いて見えるくらいが適切です。
- 植えた後は日陰で2〜3日
- 鉢植えは植えた直後に明るい日陰で落ち着かせ、葉がしっかりしたら日に当てます。露地なら植えた日にたっぷり水をやるだけで構いません。
吊り鉢とプランターでの植え方
匍匐性のロベリアは吊り鉢に3〜4株を縁に沿って植えると、枝が四方へ垂れて球のような姿になります。土の量が少ない吊り鉢は乾きやすいので、水持ちのよい培養土を使い、鉢の中心には立ち性の草花や別の色のロベリアを入れると立体感が出ます。
横長のプランターでは前列にロベリアを15センチ間隔で並べ、後列に背の高い草花を入れます。ロベリアが手前に垂れてプランターの縁を隠す姿が定番です。
- 吊り鉢は縁から2センチ下げて植える
- 土の表面を鉢の縁より2センチほど低くして水がたまる余地を作ります。縁いっぱいまで土を入れると、水が流れ落ちて中まで浸みません。
- 株は外向きに傾けて植える
- 縁に植える株は、枝が外へ垂れやすいよう少し外側へ傾けて植えます。まっすぐ植えると中心へ伸びて絡み合います。
- 吊る前に一度たっぷり水
- 植えてすぐ吊ると軽くて水が浸みたか分かりません。地面に置いて鉢底から流れるまでやり、重さを覚えてから吊ります。
吊り鉢の重さを持ち上げて確かめる習慣を付けると、水切れの判断が早くなります。軽くなったらやる、が目安です。
植え付け直後の水と日の当て方
植えた直後の1〜2週間は根が土になじむ大切な時期です。表土が乾いたら鉢底から流れるまで水をやり、日中に葉がしおれるようなら午後だけ日陰に移します。新しい葉が中心から出てきたら根付いた合図で、その後は通常の管理に戻します。
- 朝に表土を触る
- 毎朝、指で土の表面を触って乾いていれば水をやります。湿っていればやらず、夕方にもう一度確かめます。
- 新しい葉が出たら通常管理へ
- 中心に小さな葉が見え始めたら根付いています。2週間たっても葉が動かないなら、根鉢を崩したか水が多すぎるかを疑います。
- 花がらを摘んで株を作る
- 植えた直後の花は摘み、株を茂らせる方に養分を回します。1〜2週間我慢すると、その後の花数が明らかに増えます。
植えた後に弱るときの原因と立て直し
植え付け後に株がしんなりして戻らない、下葉から黄色くなる、片側だけ枯れるといった不調は、根鉢の崩し過ぎ、深植え、過湿がほとんどです。土の湿り気と植えた深さを確かめてから手当てします。
| 症状 | 疑う原因 | 立て直し |
|---|---|---|
| 植えて数日でしおれたまま | 根鉢を崩した、または深植え | 浅く植え直し、明るい日陰で回復を待つ |
| 下葉から黄色く落ちる | 水のやりすぎ | 表土が乾くまで水を止め、風通しをよくする |
| 片側だけ枯れる | 西日か鉢の熱 | 午後は日陰へ、鉢をすだれで覆う |
| 葉が茂るのに花が少ない | 肥料が多い | 追肥(育ちの途中で足す肥料)を止め、先端を摘む |
ロベリアの植え付けに使うもの
苗も球根も、植えたあとに動かすと根が傷みます。植える日にそろえておくものだけを挙げます。
- 草花用の培養土探す言葉「草花 培養土 元肥入り」
- 規格の目安
- 元肥入り、水はけ重視の配合。14〜25L の袋。
- 数量の目安
- 8 号鉢 1 個で約 8L、65cm プランターで 12〜15L、花壇なら 1 ㎡ あたり 20〜30L。
花壇でも、土が固いところは掘り上げて培養土を混ぜたほうが根が張ります。
- 腐葉土探す言葉「腐葉土 園芸」
- 規格の目安
- 葉の形が残っている完熟のもの。40L 前後の袋。
- 数量の目安
- 花壇 1 ㎡ あたり 5〜10L を掘り上げた土に混ぜます。
土をふかふかにして、水もちと水はけを同時に良くします。花壇の土づくりの基本です。
- 緩効性肥料(元肥)探す言葉「緩効性肥料 元肥 マグァンプ」
- 規格の目安
- 粒状で 1 年ほど効くタイプ。植え穴の底に入れて使います。
- 数量の目安
- 8 号鉢 1 個に 5〜10g、花壇 1 ㎡ あたり 50g 前後。
根に直接触れないよう、土を一枚かぶせてから植えます。触れると濃さで傷みます。量は袋の表示に従ってください。
出典: 農林水産省「都道府県施肥基準等」
- 移植ごて探す言葉「移植ごて ステンレス 目盛り」
- 規格の目安
- 幅 6〜8cm。目盛り付きなら球根の深さを測れます。
球根は「球の高さの 2〜3 倍の深さ」に植えるのが基本で、目分量だと浅くなりがちです。
- 球根植え器は、球根をまとめて植えるようになってからで十分です。移植ごてで足ります。
- 鉢を毎回買い替えなくても、古い鉢を洗って日に当てれば使えます。
ロベリアの長く咲かせるコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はロベリアの育て方にまとめています。
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