GadeninEnglishアプリを入れる
みつばの病害虫と障害

みつばの病害虫と障害|キアゲハの幼虫と乾燥による硬化に注意

みつばの栽培イメージ

読むのに約 4

みつばで多いのはキアゲハの幼虫とアブラムシ、そして乾燥と日焼けの障害です。見分け方と対処をまとめました。

症状から原因を絞る

みつばは病害虫の少ない作物ですが、セリ科の植物なのでキアゲハの幼虫がつきます。葉がごっそり食べられていたらまずこれを疑います。虫がいないのに葉の様子がおかしい場合は、日と水の条件が原因です。

食い跡があるか、葉裏に虫がいるか、それとも葉の色や固さだけが変わっているか。この三つを見るだけで、対処すべきことがほとんど決まります。

症状考えられる原因その場ですること
葉が茎ごと食べられるキアゲハの幼虫見つけて別の場所へ移すか捕殺する
新芽に小さな虫が群がるアブラムシ水で流すか指でこすり落とす
葉に白い粉うどんこ病混んだ葉を刈って風を通す
葉が黄色く縁から枯れる日焼けと乾燥日を遮り水を与える

キアゲハの幼虫はすぐ見つかる

キアゲハは、みつばやパセリ、にんじんといったセリ科の葉に卵を産みます。幼虫は黒と緑の目立つ姿で、大きくなると一匹で株一つ分の葉を食べます。数は多くないので、見回って手で取るだけで防げます。

小さいうちは黒っぽく、鳥のふんのような姿をしています。この時期に見つけると被害が出る前に済みます。蝶を育てたい場合は、株を一つ分けて幼虫を移し、そちらで食べさせる方法もあります。

週に一度、葉裏を見る
葉の裏と茎の付け根を見ます。小さな黒い粒のようなふんが落ちていたら、近くに幼虫がいます。
見つけたら移すか捕る
割りばしでつまんで別の場所へ移すか、捕殺します。手で触ると独特の匂いを出すことがあります。
残った葉を刈り戻す
食べられた株は地際から刈ります。根が生きていれば三週間ほどで新しい葉がそろいます。

薬をかけるほどの被害になることはまれです。食べる葉なので、まずは手で取る方法から試します。

アブラムシは春と秋の新芽に来る

気温が上がる四月と、秋の九月から十月に、新芽にアブラムシが群がります。数が増えると葉が縮れ、生育が止まります。日陰で風が通らない場所ほど増えやすいので、株の間を空けることが予防になります。

見つけたらシャワーで水をかけて流します。数が多い場合は、その葉ごと切り落とすのが早いです。食用の葉なので薬は最後の手段とし、使う場合は収穫までの日数の決まりを必ず確かめます。

見た目進み具合対処
新芽に数匹初期指でこすり落とす
芽が黒く見えるほど群がる中期その葉を切り落とす
葉が縮れて丸まる進行株を刈り戻して新しい葉を出させる

うどんこ病と株元の傷み

株が混み合って風が通らないと、葉に白い粉をふいたようなうどんこ病が出ます。梅雨明けや秋の長雨の後に多く、日陰で乾きにくい場所ほど出やすい病気です。混んだ葉を刈って風を通すのが第一の対処です。

株元が茶色くとけたようになる症状は、枯れ葉が積もって蒸れたためです。刈り取った葉や落ち葉を株元に残さず、こまめに片付けます。水を与えるときも、葉の上からではなく株元の土にかけます。

混んだ葉を刈る
重なっている外側の葉を刈り取り、株の中に風が抜けるようにします。三割ほど減らして構いません。
枯れ葉を片付ける
株元に落ちた葉を取り除きます。積もったままにすると蒸れて株元から傷みが広がります。
土に水をかける
葉の上からではなく株元の土に水を与えます。葉が濡れたままの時間が短いほど病気が出にくくなります。

日焼けと乾燥の障害

みつばの葉が黄色っぽく色あせ、縁から枯れ込む症状は病気ではありません。強い日差しに当たったための日焼けと、乾燥による傷みです。夏の露地栽培ではよく起きるので、あらかじめ日を遮っておきます。

起きてしまった葉は元に戻らないので、傷んだ葉を刈り取り、日陰へ移すか寒冷紗をかけます。根が生きていれば涼しくなってから新しい葉が出るので、株を抜いてしまわないでください。

症状原因対策
葉が色あせて縁が枯れる強い日差し寒冷紗で3〜5割遮る
葉が小さく固い乾燥朝の水やりと敷き草
昼にしおれ夕方に戻る暑さによる一時的な反応様子を見る。水は朝に
株元がとける枯れ葉の蒸れ枯れ葉を片付け風を通す

急に元気がなくなるときの見分け

元気だった株が急に弱ったときは、根の状態を確かめます。株元を少し掘り、白い根があれば地上部だけの問題なので、刈り戻して待てば戻ります。根が茶色く柔らかければ、過湿か根の病気です。

みつばは湿り気を好みますが、水がたまり続ける場所は苦手です。粘土質で水が引かない場所なら、腐葉土を混ぜるか、少し高い場所へ植え直します。鉢なら受け皿の水を必ず捨てます。

症状考えられる原因手当て
葉がしおれ根は白い地上部の傷み刈り戻して水を与え待つ
根が茶色く柔らかい過湿水を控え、水はけの良い場所へ移す
株が持ち上がっている冬の霜柱押さえて腐葉土をかける
葉が細く貧弱株が古い春に株を分けて植え直す

みつばは根さえ無事なら何度でも葉を出します。地上部の見た目で判断せず、まず根を見て決めます。

みつばの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はみつばの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

次に読む

みつばについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる