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みつばの種まき

みつばの種まき方法と時期|覆土をごく薄くして乾かさずに発芽させる

みつばの栽培イメージ
まずここだけ

種まきの結論

種まき時期
地域と地温に合わせる
まき方
すじまき
まず確認
みつばの種は光に当たらないと発芽しません。覆土の厚さ、まく時期、発芽まで二週…

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みつばの種は光に当たらないと発芽しません。覆土の厚さ、まく時期、発芽まで二週間乾かさない管理をまとめました。

半日陰の場所を選ぶ

みつばは日当たりが良すぎると葉が固くなり、香りも荒くなります。木の下、建物の北側、背の高い作物の陰など、午前中だけ日が当たる場所がちょうどよい環境です。日陰でも育つ数少ない野菜です。

土は乾きにくい場所を選びます。腐葉土やたい肥を多めに混ぜて、水を保てる柔らかい土にしておくと、夏の乾燥を乗り切れます。プランターなら土の量が多い深めの容器を選ぶと管理が楽になります。

午前中だけ日が当たる場所へ
強い西日が当たらない場所を選びます。日当たりが強いと葉が固くなり、香りも荒くなってしまいます。
腐葉土を混ぜる
一平方メートルあたり腐葉土をバケツ一杯ほど混ぜて耕します。土が乾きにくくなり、根も張りやすくなります。
元肥は控えめに
元肥(植え付け前に入れる肥料)は化成肥料をひと握り程度で足ります。多いと葉が大きく育ちすぎて香りが弱まります。

覆土はごく薄く

みつばの種は光に当たると発芽する性質があるので、厚く土をかぶせると出てきません。深さ五ミリの浅い溝にすじまきし、土は種が隠れるか隠れないかの薄さでかぶせます。厚さ二ミリから三ミリが目安です。

薄い覆土は乾きやすいのが難点です。まいたあとに板や手のひらで軽く押さえて土と種を密着させ、その上から新聞紙や不織布をかけて乾燥を防ぎます。ここが発芽の成否を分ける一手間です。

浅い溝を作る
支柱の側面を土に押しつけて深さ五ミリの溝を作ります。条間は十五センチから二十センチ取ります。
薄くまいて押さえる
種を一センチ間隔で落とし、周りの土を指でごく薄くかけます。手のひらで軽く押さえて密着させます。
新聞紙で覆う
上から新聞紙か不織布をかけて水を与えます。乾燥を防ぐためで、芽が見え始めたら外します。

種は一年で発芽率が落ちます。前の年に余った種を使うときは、少し厚めにまいて欠株を防ぎます。

発芽まで二週間かかる

みつばは発芽まで十日から二週間かかります。他の葉物の感覚だと遅く感じますが、これが普通です。この間に一度でも乾かすと発芽しないので、毎日土の表面を見て、乾いていたら霧吹きか静かな水やりをします。

水は勢いよくかけると種が流れます。はす口を上に向けたじょうろか霧吹きで、表面をしっとりさせる程度に与えます。芽が出そろったら新聞紙を外し、日当たりの様子を見ながら育てます。

時期見えることすること
まいて〜7日変化なし新聞紙をかけたまま乾かさない
8〜14日細い芽が出始める新聞紙を外し静かに水を与える
3週間本葉が出る混んだ場所を間引く

発芽しないときの原因と手当て

二週間たっても芽が出ないときは、覆土が厚すぎたか、途中で乾かしたか、暑すぎたかのどれかです。土を少し掘って種を探し、白い根が出ていれば待つだけ、変わらず固いままなら条件が合っていません。

夏にまいて出ないのは温度が高すぎるためで、九月まで待てば同じ種で発芽します。乾かした場合は、種が生きていることもあるので、新聞紙をかけて湿りを保ちながら一週間ほど様子を見ます。

症状考えられる原因手当て
二週間出ない覆土が厚すぎた薄くまき直す。土は種が隠れる程度に
途中まで湿っていたのに出ない一度乾かした湿りを保ち一週間待つ。だめならまき直す
夏にまいて出ない高温9月まで待ってまき直す
まばらに出る種が古い新しい種を厚めにまく

みつばは発芽さえすれば、あとはほとんど手のかからない作物です。最初の二週間だけ気をかけてください。

間引きは株間十五センチまで

本葉が二枚から三枚になったら、混んだところを間引いて三センチ間隔にします。その後、本葉が五枚から六枚になったら十五センチ間隔まで広げます。間引いた株は柔らかく、そのまま吸い物や薬味に使えます。

みつばは株が広がって育つので、詰まったままだと葉が細く貧弱になります。ただし、葉を密に茂らせて土の乾燥を防ぎたい場所では、十センチ程度にとどめる作り方もあります。

本葉二枚で三センチに
込み合った場所を優先して、地際ではさみで切ります。抜くと隣の株の細い根が一緒に動きます。
本葉五枚で十五センチに
残す株の周りを空けるように間引きます。この間引き菜も香りが良いので捨てずに使います。
間引き後に水を与える
間引くと土がゆるむので、株元を軽く押さえてから水を与え、根と土を落ち着かせます。

春まきと秋まきのどちらでもよい

みつばは日本の山野に自生するセリ科の多年草で、涼しく湿った場所を好みます。発芽に適した温度は十五度から二十度で、暑さの盛りと真冬を外せばいつでもまけます。関東の露地なら春の三月から四月、秋の九月が適期です。

春まきは五月から収穫でき、初夏にとう立ちして花が咲きます。秋まきは冬を越して翌春から長く採れるので、長く楽しみたいなら秋まきが向きます。一度植えるとこぼれ種で毎年出てくることもあります。

時期気温の目安向き不向き
3月〜4月15〜20度適期。5月から収穫できる
6月〜8月25度以上発芽しにくい。避ける
9月15〜20度適期。翌春から長く採れる
11月以降10度以下発芽が止まる。春まで待つ

種まきの手順

みつばは、本文の時期と種袋の表示を確認してまきます。まいたら、種の大きさに合った量の土をかぶせます。

覆土して軽く押さえる(転圧という)と、種と土が密着し、水を吸いやすくなります。強く固めすぎないようにします。

みつばの種まきでよくある質問

みつばの種はいつまく?

地域と地温に合わせる。地域、品種、その年の気温で前後するため、本文の適期も確認してください。

みつばの種はどうやってまく?

すじまきが目安です。種の性質に合わせた覆土と、発芽までの水分管理が大切です。

みつばの種は何cmの深さにまく?

種の大きさや好光性・嫌光性によって異なります。本文の覆土の目安と、購入した種袋の表示を優先してください。

みつばの種まき後は毎日水やりする?

回数ではなく土の乾き具合で判断します。発芽までは表土を乾かさず、過湿で水がたまる状態は避けます。

みつばは何日で発芽する?

発芽日数は地温と品種で変わります。種袋の目安を確認し、適温と水分を保って待ちます。

みつばの間引きはいつする?

葉が触れ合い始めた段階で、生育の良い株を残しながら数回に分けます。詳しい段階は本文で確認してください。

みつばの種まきに使うもの

種まきで失敗する原因のほとんどは、覆土の厚さと、発芽までの乾きです。そこを外さないための道具だけを挙げます。

数量は幅 60cm × 長さ 3m の畝 1 本(約 1.8 ㎡)で計算しています。

  • 種まき用土探す言葉「種まき培土 細粒」
    規格の目安
    粒径 2〜3mm の細かいもの。肥料分の少ない「種まき用」と書かれたもの。
    数量の目安
    セルトレイ 128 穴 1 枚で約 2L、ポット 9cm なら 1 個 0.3L。

    粒の粗い培養土だと、小さな種が粒の隙間に落ちて深く埋まり、出てきません。

  • 霧吹き(ハンドスプレー)探す言葉「園芸 霧吹き 大容量」
    規格の目安
    500ml〜1L。霧の細かいものほど種が流れません。

    ジョウロで直接かけると、まいた種が寄ってしまいます。発芽までは霧で、根が張ってからジョウロに切り替えます。

  • 不織布(べたがけ用)探す言葉「不織布 べたがけ 農業用」
    規格の目安
    幅 135cm 前後、目付 20g/㎡ 前後。透水性があり、かけたまま水をやれるもの。
    数量の目安
    畝 1 本(3m)で 4m。

    発芽までの乾燥と、鳥・強い雨から守れます。防虫ネットより目が細かいぶん保温もでき、寒い時期の種まきで差が出ます。

  • 園芸ラベル探す言葉「園芸 ラベル 差し込み」
    規格の目安
    差し込み式の白いもの、長さ 10cm 前後。油性ペンで書きます。

    まいた日と品種を書いて挿しておくと、発芽が遅いときに「まだ待つ」のか「まき直す」のかを判断できます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 直まきするなら、セルトレイもポットも要りません。
  • 高価な殺菌済みの培土でなくても、市販の野菜用培養土をふるいにかければ細かい土が作れます。

みつばの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はみつばの育て方にまとめています。

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