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ムスカリの水やりと追肥

ムスカリの水やりと追肥|冬の乾燥に注意し、花後に球根を太らせる

ムスカリの栽培イメージ

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手間のかからない球根ですが、冬の鉢の水切れと花後の肥料切れで翌年の花が減ります。時期ごとの加減をまとめます。

花壇と鉢で水やりの手間が違う

花壇に植えたムスカリは、植え付け直後を除けばほぼ雨まかせで育ちます。一方、鉢植えは冬でも土が乾き、乾かしすぎると根が傷んで春の花が小さくなります。どちらで育てているかで、水やりの考え方を変えます。

場面水やりの目安注意
花壇・植え付け直後植えた日にたっぷり、その後一〜二週間は乾いたら根が動くまで乾かさない
花壇・冬から春基本は雨まかせ二週間以上晴れが続いたら与える
鉢・冬 (芽が出るまで)土の表面が乾いてから二〜三日後に凍る朝は避け、暖かい日の午前中に
鉢・春 (葉と花の時期)表面が乾いたらたっぷり花に水をかけない
鉢・花後から葉が枯れるまで表面が乾いたら葉が黄色くなり始めたら減らす
鉢・夏 (休眠中)与えない雨の当たらない場所へ

冬の鉢は乾かしすぎない

地上に何も見えない冬の間も、土の中では根が伸びています。見えないからと水をやらずにいると、根が乾いて縮み、春に葉は出ても花が咲かないことがあります。冬の鉢は土の表面が乾いてから二〜三日後、暖かい日の午前中に与えるのが目安です。

鉢の置き場所が軒下かベランダの奥で雨が当たらないなら、二週間に一度は鉢の重さを持って確かめる習慣をつけると水切れを防げます。

表面を触って確かめる
指で土の表面を触り、乾いて白っぽくなっていたら二〜三日後に与えます。湿っていれば見送ります。
午前中に与える
夕方に与えると夜に土が凍って根を傷めます。晴れた日の午前中に、鉢底から流れる程度に与えます。
雨の当たる場所なら不要
屋外で雨が当たる場所に置いた鉢は、冬の水やりはほぼ不要です。軒下やベランダの奥に置いた鉢だけ気にかけます。

肥料は控えめに、時期を絞る

ムスカリは肥料が多いと葉ばかり茂って花が減り、球根も腐りやすくなります。植え付け時に元肥(植えるときに土に混ぜる肥料)を少量、花後に追肥(育ちの途中で足す肥料)を一回。この二回で十分です。

花後の追肥は来年の花のために最も大切です。花が終わってから葉が枯れるまでの一か月半ほどが球根の太る時期で、この間に液体肥料を二週間に一回、または緩効性の粒状肥料を一回与えます。

時期肥料の種類量の目安
植え付け時 (11月)ゆっくり効く粒状の肥料鉢なら一つまみ、花壇なら一平方メートルに一握り
芽が出たころ (2〜3月)与えない早く与えると葉が伸びすぎる
花後 (4月中旬〜5月)液体肥料を二週間おきに二〜三回表示通りの濃さ。リン酸とカリが多めのもの
葉が黄色くなったら止める休眠に入るので肥料は不要

花の時期の手入れ

四月に花穂が上がったら、水は表面が乾いたらたっぷり与え、花に直接かからないよう株元に注ぎます。花は下から順に咲き上がり、二〜三週間楽しめます。花が終わって茶色くなったら花茎を根元近くで切り、種を作らせずに球根へ栄養を回します。

株元に水を注ぐ
花穂に水がかかると花が傷んで早く終わります。ジョウロの口を株元に近づけて土に直接注ぎます。
花がらを切る
花穂全体が茶色くなったら花茎だけを根元で切ります。葉は絶対に切りません。葉が球根を太らせます。
倒れた葉はそのまま
花後に葉が長く伸びて倒れても切らず、自然に黄色く枯れるまで待ちます。見苦しければ隣の草花で隠します。

葉ばかりで咲かない、花が小さいときの原因と直し方

二年目以降に花が減るのは、球根が分球して一つずつが小さくなったか、花後の肥料が足りず球根が太らなかったか、夏に湿った土で球根が傷んだかのどれかがほとんどです。葉の様子と掘り上げた球根の大きさで判断します。

症状原因直し方
葉は多いが花穂がほとんど出ない分球して小さい球根が密集夏に掘り上げて大きい球根だけ植え直す
花穂が短く貧弱花後の肥料不足か葉を早く切った花後に追肥を守り、葉は枯れるまで残す
春に芽が出るが途中で枯れる夏の過湿で球根が傷んだ鉢は夏に雨を避ける。花壇は水はけを直す
葉が黄色く細い日照不足落葉樹の下なら春に日が当たるか確かめる

ムスカリは球根が親指の先ほどの大きさがあれば花穂が上がります。小豆ほどの小さな子球は一〜二年葉だけを育てると花が咲く大きさになります。

花壇で放任するときの最低限

ムスカリは植えっぱなしで三〜四年は毎年咲く丈夫な球根です。花壇で放任するなら、花後に追肥を一回、葉が枯れたら株元にマルチング(土の表面を腐葉土などで覆うこと)をして夏の乾燥と高温から球根を守ります。四年ほどして花が減ったら掘り上げて植え直します。

花後に粒状肥料を一握り
花が終わったら株のまわりにゆっくり効く肥料をまき、軽く土と混ぜます。これだけで翌年の花がほぼ保てます。
夏は掘り返さない
葉が枯れて何もなくなった場所を耕したり別の草花を植えたりすると球根を傷めます。札を残しておきます。

ムスカリの育てている間に使うもの

草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。

    咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。

  • 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。

    つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。

  • 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
    規格の目安
    2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
    数量の目安
    8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。

    水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。

  • ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
    規格の目安
    容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。

    花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
  • 活力剤は肥料の代わりになりません。

ムスカリの長く咲かせるコツは作物ページに

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