GadeninEnglishアプリを入れる
ユスラウメの水やりと肥料

ユスラウメの水やりと肥料|丈夫な果樹を実つきよく保つ年間の管理

ユスラウメの栽培イメージ

読むのに約 4

ユスラウメは乾燥に強く手のかからない果樹です。肥料の時期と量、実を大きくする摘果の目安を説明します。

肥料は年に二回

ユスラウメは肥料が少なくても育ちますが、実を毎年つけさせるには落葉期の寒肥と収穫後のお礼肥の二回を基本にします。窒素が多いと枝ばかり伸びて実が減るので、果樹用の緩効性肥料油かすと骨粉を混ぜたものを少量与えます。

時期肥料の種類目安
12〜2月(寒肥)油かすと骨粉か果樹用の有機肥料地植えは株元から離して二握り、鉢は一つまみ
6〜7月(お礼肥)緩効性の化成肥料収穫直後に一握り。樹の回復用
3〜5月与えない開花と結実中。窒素で実が落ちる
8〜11月与えない花芽形成中。枝を固める

追肥(育ちの途中で足す肥料)は葉が黄色く新枝が細いときだけ、五月に少量与えます。元気なら省きます。

水やりの目安

地植えは根付けば雨だけで育ちます。真夏に二週間以上雨がなければ株元にたっぷり与えますが、それ以外は不要です。鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりが基本で、実が肥大する五月から六月に乾かすと実が小さくなります。

水の過不足は葉の姿に出ます。朝でも葉が垂れていれば足りず、下葉が黄色く落ち始めたら与えすぎです。鉢の重さを持ち上げて覚えておくと、土の乾きを触らずに判断できます。

土を触って確かめる
鉢植えは指を土に二センチほど入れ、乾いていたら鉢底から流れるまで与えます。湿っているうちは与えません。
結実期は乾かさない
五月から六月は実が水を吸って大きくなる時期です。鉢植えは朝に確かめ、夕方に乾いていれば足します。
冬は控えめに
落葉中は根がほとんど水を吸いません。鉢植えは土が乾いてから二日から三日たって、暖かい日の午前中に与えます。

実を大きくする摘果

ユスラウメは花が多く、放っておくと小さな実が枝にびっしりつきます。実は小さいままでも食べられますが、一枝の実を減らすと残った実が一回り大きくなり、樹の疲れも防げます。特に鉢植えでは摘果が翌年の花に直結します。

五月上旬に実を見る
実が小豆ほどになったころ、枝に実がどれだけついているか確かめます。葉の枚数に対して実が多すぎる枝を探します。
混んだ所を間引く
実が重なっている所を中心に、三個に一個ほどの割合で小さい実を指でつまんで落とします。日の当たる側の実を残します。
鉢植えは多めに減らす
鉢では葉十枚に実一個を目安に減らします。実が多い年は思い切って半分にすると、翌年も安定して咲きます。

摘果を省くと実がびっしりついた翌年に花が減る隔年結果になりやすいです。毎年少しずつ減らすほうが総量は増えます。

土と場所の条件

ユスラウメは中国北部原産で、寒さと乾燥に強く、氷点下二十度でも越冬します。関東平野部では防寒不要です。反対に多湿と水はけの悪い土を嫌い、梅雨に根が傷むことがあります。日当たりがよいほど実つきがよく、半日陰では花が減ります。

条件好む状態避けたい状態
日当たり一日6時間以上の日なた建物の北側や大きな樹の下
水はけのよい中性〜弱酸性粘土質で梅雨に水がたまる場所
寒さ氷点下20度まで耐える特になし。寒冷地でも地植え可
暑さ問題なし鉢植えの真夏の西日で根が傷む

日陰気味の場所では枝が間延びして花が減ります。花つきが悪いと感じたら、周りの樹を切って日を入れるか、鉢植えなら日当たりのよい場所へ移して翌年の花を確かめます。

鉢植えの植え替え

鉢植えは二年から三年ごとに植え替えます。適期は落葉中の十二月から二月で、根鉢の外側三分の一を落として新しい土で植えます。根詰まりすると実が小さくなり、葉が早く黄色くなるので、鉢底から根が出てきたら植え替えの合図です。

鉢から抜いて根を整理する
根鉢の外側の古い根と土を三分の一ほど手で落とし、太い根が巻いていればはさみで切ります。細根はできるだけ残します。
新しい土で植える
赤玉土六に腐葉土四の土で、同じ鉢か一回り大きい鉢に植えます。鉢底から流れるまで水を与え、軒下に置きます。
枝も少し切り詰める
根を減らした分、枝先も軽く切り詰めて釣り合いを取ります。花芽のある短い枝は残し、長い枝の先端だけ切ります。

葉の色で足りないものを見分ける

ユスラウメは丈夫で肥料や水で調子を崩すことは少ないですが、鉢植えでは根詰まりと水の過不足が出ます。葉の色と新枝の伸びから、原因を判断します。

見た目原因直し方
葉が濃い緑で枝ばかり伸びる窒素過多肥料を止め、夏に長い枝を摘心する
葉が黄色く新枝が細い肥料不足か根詰まり5月に少量の追肥。鉢は冬に植え替え
葉がしおれて先が枯れる水切れたっぷり与えて株元を覆う
下葉が黄色く落ちる水のやり過ぎ・根腐れ土が乾くまで水を止める
実が小さく数が多い摘果不足5月に三個に一個落とす

ユスラウメの育てている間に使うもの

木の管理は、施肥と草の始末と、幹を守ることです。年に数回しかやらないぶん、道具は長く使えるものを選びます。

数量は植えて数年たった木 1 本を単位にしています。

  • 有機質肥料探す言葉「油かす 骨粉 有機質肥料」
    規格の目安
    油かすと骨粉の配合。5〜10kg 袋。
    数量の目安
    成木 1 本に、寒肥で 1〜2kg。実を穫ったあとのお礼肥に 300〜500g。

    樹冠の外側の地面に、浅く溝を掘って埋めます。細い根は幹の近くではなく、枝先の真下に伸びています。量は樹種と樹齢で変わります。

    出典: 農林水産省「施肥基準 — 果樹」

  • バーク堆肥(マルチング用)探す言葉「バーク堆肥 マルチング 40L」
    規格の目安
    40L 前後の袋。株元に厚さ 5cm ほど敷きます。
    数量の目安
    株元 1 ㎡ で 50L 前後。

    夏の乾きと冬の凍結の両方を和らげます。年々分解して土に混ざるので、土壌改良も兼ねます。

  • 幹に巻く防虫テープ探す言葉「カミキリムシ 幹 ネット 防虫」
    規格の目安
    幹に巻く網か、専用のテープ。地際から 50cm ほどを覆います。

    テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)は幹に卵を産みます。入られてからでは手の打ちようが減るので、産ませないのが基本です。

  • 草刈り鎌・三角ホー探す言葉「草刈り鎌 園芸」
    規格の目安
    刃渡り 15cm 前後の鎌か、刃幅 10〜15cm の三角ホー。

    株元の草は、幹に虫を呼び込みます。株元 50cm だけでも空けておくと、幹の様子を確かめられます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 若木のうちは寒肥だけで足ります。実を穫るようになってからお礼肥を足します。
  • 除草剤は幹の近くでは使わないほうが無難です。根が吸います。

ユスラウメの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はユスラウメの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

この記事は広告を含みます。

次に読む

ユスラウメについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる